マツタケを馬に乗って探しウマツタケ

2024年3月14日キノコショウゲンジ,マツタケ,季節【秋】


とある秋、乗馬ついでにキノコがりにいきましょう。

という、

「それ何時代の話…?戦国?

って会にお誘いをいただきました。

馬と走るルートが林道なわけですが、そこがマツ林で。

もしかしてマツタケとかとれちゃったりしないかな~ワクワク♪


【7/23】とって食べる会 2022年初夏 外来生物丸焼き会【まだ空きあり!】

若干名、空きあります!

とって食べる会 2022年初夏 外来生物丸焼き会【イベント終了】

乗馬とマツ林とキノコ探し

現地に到着したらまずはお馬さんにご挨拶。

たくさんいますね!

白い子とか、

黒い子とか

額になんかマークついてる子とか!

可愛いから乗るのはこの子が良いな~~。

場内で軽くならしたあと林道へ、

パカパカと蹄を鳴らし歩くのはきもちよい、たまには乗馬もいいものです。

しばらくしたらマツ林コースへ突入!

ついついキョロキョロしてしまう私。

なぜならマツ林とキノコは相性が良いから。数も種類も豊富で、マツタケも生えてるかもしれないし!秋に歩いていて楽しいのはマツ林ですよみなさん。

ちなみに逆にキノコと相性が悪いのはスギ林。あそこはいけません。キノコの種類が少ないばかりか、生えても有毒の白いキノコばかり。滅びよ!

さて、十数分歩いたところで折り返し地点に到着。

ここで馬に草を食べさせるそうです。

ご褒美なんですが、私を載せてくれた馬はコーナーとかで首を伸ばしてつまみ食いしていました(まさに道草を喰う)

んで帰り。

帰りは走りちょっとました。パカラッパカラッと!

これお尻がバウンドして痛いんですよね(きっと馬も痛いハズ…)。下手でごめんよ、でも走るの楽しい!

ちなみにちょいちょい降りてキノコを探したのですが、この林ではそれほどキノコは見つかりませんでした。

友人が"チャナメツムタケ"を見つけた程度で全然ダメ。こうなったら例の場所に行くしか。

晩秋にとれたキノコはショウゲンジ

乗馬タイムを終えたあと「じゅうぶんなキノコがとれなかった」ということで、車で私の知っている場所へ移動しました。

お気に入りで(あるキノコを探して)毎年通っているポイント、この日は運よくショウゲンジというキノコがでていました。

そこそこ豊作で、キノコとり初めての友人らも楽しそう♪

通り道で何もなかったときはヒヤヒヤしましたが、いやーよかったよかった!

めでたしめでたし。

…と思っていたら!?

マから始まるアレが生えていた

楽しくショウゲンジがりをやっていると

友人が

「これもショウゲンジですか?」

…とキノコを見せてくれたのですが

んんんん!?

んんんんんんんんんんんんんん!?

まず明らかにショウゲンジではありません。

サイズ感は似てますが特徴は大違い、

観察すると、

・ゴツゴツした質感に重量を感じるボディ
・茶色~白の色合いでささくれた傘と柄
・傘の裏はヒダで、つばは綿毛状
・極めつけはほんのり漂うマツ風の香り

という特徴。

これ、私の探していた「あのキノコ」なのでは…!?

「ままままま、マツんだ私。似た特徴のキノコもいるし、安易に判断してマぬけを晒すわけにも…?」

私が動揺しつつ鑑定をしていると、反応に気づいたらしく他の友人らも「はっ!?」とした顔で

「ままままま、まさか……」

「マママママ、マジで……??」

「マママママ、マからはじまる………!?」

ままままままままままま、マツタケか!?

その後、地元のキノコに詳しいおじさんに見てもらいまして、

おじさん「あぁぁ~~~~~~~~、これは毒キノコだね~~~。おじさんが処分しとくよ~~~~~。」

などというマのさしたやり取りもありつつも、

間違いなくマツタケであると鑑定していただきました。

お気に入りポイントに通うこと3年、ようやく見つけ…たのが私じゃないのは本当に残念でならないのですが。

マチ望んだこのキノコを食べる日がきましたよ。やったぜ。

とったキノコを料理する

まずはショウゲンジから

今回の会はつんだキノコを食べるトコまでがセット!

とってきたキノコでキャンプ料理をつくります。

まずとってきた大量のショウゲンジはどうしよう?と話をしまして、

シンプルなキノコご飯。

キノコたっぷりのお鍋!

なんかを作成。

ショウゲンジも美味しいですよね♪

マツタケを食べてみた

そして…初物のコイツ!

なにぶん知見がなくて、このキノコの良さを活かすにはどうしたらいいのか?

まずは香りを見てみたい!

ということで端っこをバーナーで炙って食べてみます

ぼぼぼぼぼと炙って、いただきま~~~す。

ぎゅむ…

もぐもぐ…

これはウマツタケ!!

スルメみたいなキノコならざらぬ食感が印象的。

塩をつけて食べるとキノコを食べるとは思えません、独特な香りと合わさってまさしく珍味。

しかしこれがマツタケの香りか。樹脂っぽい感じで、昔どこかの中華料理店で食べた記憶があるような、無いような…。

マツタケご飯を作ってみた

どうやって活かしたらいいのかわからんですが、とりあえずカットしてみましょう。

断面はこんな感じ。ぎっしり中実。

質感はしっかりめ、でも不思議と手で裂けます。裂けるチーズのように。

ナイフを入れる手応えもしっかりしたものでした。

食べたことがないタイプのキノコ。

もう良くわからないので、先人の知恵に習うとしましょう。

細かくスライスして、

マツタケご飯にしてみましょう。

材料はシンプルに コメ+塩+マツタケ のみ。

「メスティンでやって失敗したら怖いから」という理由で、炊飯器を借りてきました。キャンプ飯とはいったい…?

フツーに炊いて蒸らしたら、

マツタケご飯、完成です。

それではいただきます!!

ぐ…

もぐもぐ…

むっしゃむっしゃ…

「んーーーーーーーーーーーーー?」

例の樹脂っぽい香りのご飯。

もちろん美味しい!!

んですけど…

単純に、

「身体を動かしたあとのご飯は美味しいよね。」

みたいな美味しさであって、

なるほどこれがマツタケかぁ…という感想です。ごちそうさまでした。

まとめ

自分でとれなかったマツタケ。食べてみると樹脂っぽい香りのするキノコで、ご飯と一緒に炊くと不思議な風味を味わうことができました。

キノコそのものはしっかりめの食感が独特で噛みごたえがあり、裂けるチーズのように裂いたのを炙って食べたのが一番美味しかったかも。もし次とれたら、炭火で炙り焼きにしてみたいですね。また三年後かもしれませんが、次は自分で取りたい…!

マツタケ(松茸)

【採取場所】マツ林(アカマツだけでなく、クロマツ・ツガ・トドマツ、など他のマツでも生えるらしい)
【採取時期】9月~10月
キシメジ科キシメジ属。茶色から白い色合いで、ずっしりと重量がある。傘や柄は表面がささくれており、ツバは綿毛状。昔はマツ林が多くたくさん採れたらしいが、マツ林が減るにつれ希少になったんだそう。香り成分はマツタケオール、日本人は大好きだけれど他の国ではウケない。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、持ち歩き きのこ見極め図鑑

宣伝コーナー

キノコ図鑑があると森が楽しい♪

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経験不足につき今回はレシピなし!

適当なこと書かないで下さいね。