東京でとって食べる生活

バッタ会は奇想天外の冒険の旅

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バッタ会というイベントにお誘い頂きました。

聞くと『河原でバッタを捕まえてその場で料理して食べる』という趣旨とのこと。

なんとワイルド!素晴らしい!

もともと昆虫食には興味がありました、渡りに船とはこの事です。さっそく行ってきましたので、その内容のレポートを書いてみます。

開催日、AM11時 京王線「高幡不動」駅、他の参加者と合流し、受付しプリントを受け取ります。

受け取ったプリントによると、このあと採取場所に移動し→そこでバッタを捕まえ→捕獲が終わったら調理して試食タイム、というスケジュールだそうです。

集まったところで移動開始、思っていたより大所帯になりました。

徒歩10分ほどで目的地に到着。現地には既にブルーシートがひかれ、調理機材と大量の虫取り網が用意されており、ことの本気さが伺えます。

全員が集まったところで主催者の内山さんより、「バッタを捕まえて下さい」とのお声がありイベント開始。

同時に虫取り網を受け取り黙々とバッタを捕まえに行く参加者たち。その動きはまるで武器を受け取りモンスター退治の旅に出る勇者のようで洗練されています。

私もさっそく武器(虫取り網)をお借りし。フィールドへ出陣。

「バッタなんてRPGで言う所のスライムみたいなもんだろう!」

余裕をかましつつ、脳内で冒険BGMをかけながらバッタのいそうな草むらを歩いてみるのですが、なかなかバッタが出現しません。

「エンカウント率低すぎなのでは…」と迷っていると、他の参加者からアドバイス。どうやら早朝の雨の影響で気温が低下がっておりバッタの活性が低いとの事。バッタは暖かければよく飛ぶが、気温が低いと根本のほうでじっとしている。日が出てきて暖かくなると動きがあがるだろうとの事でした。

知らなかったバッタの習性を教えていただけた事に感謝しつつ、同じく教えていただいたバッタの好む丈の低い草のエリアで捜索を続けます。

しばらく歩いていると暖かくなってきたのか、小さいバッタがピロピロピロ~と草むらから飛び出しました。出たな食料っ!とばかりに武器(虫取り網)を振るうのですが、

網をどけると影も形もありません。

どうも草の中に潜り逃げてしまうようです。潜られてしまうと再発見は困難。

バッタが飛ぶたびに飛び網を振るうのですが、どれも草の中に潜られ失敗。バッタをなめていました…思っていたよりずっと手強い相手のようです。

何度かやっていると、運悪く草の無い所に着地してしまった個体をゲット。パパラパー♪レベルがあがった!

ツユムシの一種とのこと

小さいバッタですが、苦労してとっただけあって嬉しいです。くりくりとしたお目々が可愛い。

何度かやっているとコツがわかって来ました。縦振りではなく横振りが良いようです。

縦振りで草むらに押し付けるようにするのではなく、横振で飛び立つバッタをすくい網に絡め取るようにすると捕獲の成功率があがってきました。

時間をかけて10匹ほどを採取する事に成功。最初に比べればずいぶんレベルが上がった気がします!

そんなこんなやっていると、捕獲タイムの終了の時間。

村(ブルーシート)に戻ると、参加者がそれぞれの戦利品の見せあいっこをやっていました。

立派なカマキリ!めっちゃ攻撃力が高そうな鎌でひっかかれてますが、当人はなぜか喜んでました。

戦利品(昆虫たち)は大きいネットに集められます。

わあ、まるで宝箱のようですね!(戦慄)

さて、そうこうしていると食事の準備ができたとのこと。

早速、揚がったばかりのイナゴの天ぷらをごちそうになりました。

初のバッタ。最初に食べるときは緊張しますね…

「こ、こいつがイナゴの天ぷらか…なんて手強そうな相手なんだ(ぷるぷる)」

「ええい、なむさん!(パクッ)」

思いきって食べてみると、思っていたよりも食感も味も悪くありません。

食感は大きい小エビのフライのような感じ。なんだか矛盾していますが、エビからプリ部分をぬいたカラだけの口当たりが本当にそんな感じなのです。

別の言い方をすると海老フライのシッポのところ?あの部分が好きな方はたまらないかもあしれません。サクサクとしたクリスピー食感でなかなか。アリです。

主催チームより捕獲したバッタとは別に昆虫食メニューが用意されておりました。ここでいくつか紹介します。

アリの子のコーンシチュー

けっこうな数の蟻が浮いていており時々プチッとしますが、コーンに紛れて違和感ありません、味はシチューが強く特別な香りなし。冒険の野営で食べるスープってこんな感じなのかな…。

ちなみにアリの子は缶詰のものだそうです、売っている事にもびっくりですが。どんな人たちに需要があるのかが気になります。

ハチの子のカナッペ

ハチは甘めに味付されておりマーマレードジャムとパンに悔しいくらいマッチしています。風味はあまり強くありませんが、ほんのり蜂蜜のような香りを感じます。

小ハチはかじるのに勇気がいりますがパンのおかげで食感を意識することなく食べられました。食べるとエネルギーを感じるのですが回復薬というのはこういうものなのでしょうか。蜂は貰い物とのこと。

イナゴの唐揚げ/天ぷら/素揚げ

私が最も気に入った昆虫はイナゴの唐揚げ。クセもなく味濃いめで普通に美味しく、なにより大ぶりで食べごたえがあります。旅にでたらこればっか食べそうです。こちらは中東の輸入食品店で冷凍もので手に入るとのこと。

コオロギの素揚げ

コオロギはクリーミーとのことでしたが、なるほど確かに噛んだ後ヌメッとする感じがします。風味も食感だけのバッタに比べると強いような気がします。

肉厚ですので美味しく食べられたらとりあえず旅の間の食料に困らない気はします。ちなみにコオロギは爬虫類ペット専門店などで餌用に売っているとのこと。

クモの素揚げ

お次は自分でとってきたクモの素揚げ、コガネグモという種類だそうです。食感は弱め、スッと潰れて皮だけになり枝豆の薄皮みたいな感覚。食感も含めてほんのり豆っぽさがありますが小ぶりだったせいか油に負けているかんじ、ちょっと勿体無い。塩ゆでのほうが良かったかも。

影の国の洞窟とかにいる大蜘蛛ならもっと濃い味がするのかもしれませんがたぶん負けてとって食べられるのは私のほうなので止めておきましょう。

とってきた昆虫たちの盛り合わせ、カマキリの存在感!

他にも私のとったツユムシを含め各バッタや、カマキリの素揚げ、芋虫の素揚げ、トンボの素揚げなども調理されていました。魔女の晩餐に参加しちゃったかのようなカオスフルなラインナップで最高に楽しい。

途中から慣れたのか耐性がついたのか、カジュアルにおかずとして昆虫を食べられるまで親しむ事ができました。

イナゴ天むす

今回最もオススメなのは、子持ちトノサマバッタとのこと、この時期は抱卵したものがおり珍味なんだそう。なんだろうスライムよりスライムベスのほうが価値が高いみたいな話でしょうか、だいぶマニアック!

一通り料理をいただきましたが、全体的にシンプルな味付けにとどめており、昆虫それぞれの個性を存分に味わう事ができました。

のんびり食べたり会話を楽しんだところで、最後に記念撮影をパチリと行い、バッタ会の全スケジュールが終了。冒険に幕がおりました。

いやはや、ホンットーにごちそうさまです!スーパーや食堂で買って食べて生活している中では決して味わう事の出来ない食材をたくさん口にする事ができました。

※興味深そうにバッタを眺める筆者

自信がつきましたので次は自分で昆虫をとって食べる事にチャレンジしてみようと思います。主催者の内山さんやスタッフの皆さん開催お疲れ様でした!


○まとめ

抵抗のあった昆虫食にチャレンジしてみましたが、食べてみると思いの外クセのなく食べやすい食材でした。

ただ、バッタに関して都内の河原では捕まえる労力にバッタの収穫量が見合っていないというのが正直な感想。でもこれはあくまで都内の河原での話で、十分なバッタ貯蔵量のある地域であれば変わると思っています。

例えば稲刈りを終えた田んぼ・丈の低い草の集まる草原、などであれば手軽に食べごたえのある量のバッタを採取でき、秋の味覚として楽しめるのではないのでしょうか。次は沢山のバッタを捕まえて様々に調理し味わってみたいものです。


■参加したイベント

昆虫料理研究家 内山昭一先生の昆虫料理研究会ホームページ
昆虫食を楽しもう!

・バッタ会10月14日(日)

※他にも、定期的に都内のレストランで昆虫食のイベントを開くなど活動されております。興味ある方はぜひ参加してみてください。

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