タマムシの幼虫を食べてみた【昆虫注意】

昆虫タマムシ


夏、友人らとクズの駆除をやっていたところ、

「あっ、タマムシの幼虫だ!!」

と声が、

タマムシとりにいく

どうやらクズの幹の中で育っていたタマムシの幼虫を掘り当てたようです。

有名なカミキリムシに似た生木の中で育つタイプの昆虫。頭がでかくてなんか鈍器みたいな体格してますね。

タマムシの幼虫

小さくても口元のアゴはしっかり。これでクズの幹をバリバリ食べちゃうんでしょう。すごいな。

タマムシの幼虫

ここで昆虫好きな友人がささやくのです。

「トモさん、タマムシの幼虫は美味しいですよ。」

「ぬ、ぬぅ!!」

木の中にいる虫はカミキリムシを代表としてうまいというのが定説。やや小ぶりですが、栄養たっぷりのクズを食べて育ったならそらうまいでしょう…。

抗えぬ好奇心をついてきますね。かくして私はタマムシの幼虫を食べてみることになったのです。果たしてその味はいかに?

タマムシってどんな虫?

タマムシには夏から秋にかけて山林にいくと時々出会います。この日は林内の枯れ木で休んでいるのを発見。

タマムシがどこにいるかわかるかな?

ででん。かわいいですね~!

カナブンみたいな甲虫ですが、縦に長く独特の細長い形。特徴は一度見たら忘れないこの外角の美しさ。

タマムシの成虫
タマムシの成虫

この色は見る角度によって色が変わる性質を持ち、鳥に食べられる危険性を減らすことができる役割があるのだそうです。

これは構造色というもので、色がついているわけではなく光の反射でそう見せているもの。生き物構造ってすごい!!

タマムシの成虫

余談「玉虫色のXXX」ってどんな意味?

余談ですが、この色がいわゆる玉虫色であって、諺の語源でもあります。玉虫色のxxx などと表現しますが、これは単純に"美しい"という意味ではなく、"様々な見方のできる" というニュアンス。

玉虫色の答え = 様々な見え方(とらえ方)ができる答え みたいな感じらしいです。へええ。つまりこのHPは玉虫色の食材ブログ!!(どうかな?)

タマムシの幼虫を食べてみる

さて幼虫の話に戻りましょう。

タマムシの幼虫は何匹かいて、引っこ抜けたのもいれば、幹の中にひっこんでしまったのもいて、そいつはクズ片ごと持って帰ってきました。

これを割って中身を取り出します。べりべり。

タマムシの逃げ込んだ枯れ木

ペンチとニッパーで割くのですが、よくこんな堅いものの中に住んでるなあ…

一番下のちっこいのが今だしたやつ。他は現地でとったやつです。

タマムシの幼虫

美味しいと噂のタマムシ、本当に美味しいのか…?

調理方法はシンプルに素揚げ。じゅう…

タマムシの幼虫を揚げる

カラッと揚がりました。

タマムシの幼虫の素揚げ、完成です。

タマムシの幼虫の素揚げ

クズを食べてそだった個体なので、害はない…はず。(キョウチクトウを食べて育ったタマムシは毒性があるのかな?)

香りは油で揚がったたんぱく質のジャンキーでいい香り、

タマムシの幼虫の素揚げ

一番大きいのを食べてみましょう。

塩をふって…

もぐ。

タマムシの幼虫を味わう

おっ!美味しい。

甘くて、なんとなくナッツ的な風味。

意外といけますね。

ぱくぱく…

ぶおおおおおおおおおおおおおおおおおお!?

二匹目、すごい味がしましたよ。ケミカルというか、薬品系の鼻にツンとくる香り。

現地でとって持ち帰る間につぶれてた個体なんですが、体液が外に出ると自己消化かなんかしちゃうのかも????げろまずです。

タマムシの幼虫

三匹目の"とれたて新鮮♪"な個体はめちゃうまだったので、個体差ではないとおもう…

「タマムシの幼虫はうまいけど、決して食べる前につぶしてはいけない。」ということなのでしょうか。

ごちそうさまでした。

まとめ

クズの駆除中にたまたまとれたタマムシの幼虫を揚げて食べてみました。味はナッティーで甘くて大変美味でした。サイズが小さいのだけが欠点ですね。カミキリムシの幼虫は大きくて美味しいらしいし、いつか試してみたいなあ。

美味しく食べるコツは活かせたまま持ち帰ることです。つぶれてしまたったらダメ。

タマムシ

【採取場所】山林
【採取時期】夏
タマムシ科ルリタマムシ属。緑色に輝く甲殻を持つ美しい昆虫。"玉虫色"の語源。植物食。木の中に植え付けられた卵から生れ出た幼虫は生木を食べて育ち、数年かけて成虫になる。成虫になると樹木の葉を食べる。成虫寿命は1か月ほど。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia
スペシャルサンクス:友人N氏

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【おまけ料理レシピ】タマムシ幼虫の素揚げ

【材料】
タマムシ幼虫
塩
オリーブオイル

【作り方】
1.
野生のタマムシを探す。
※山野の木を勝手に破壊するのだめなので、自分の敷地か許可されたところでやりましょう。自分で育てるのもアリですが2,3年かかるようです。

2.
とれたタマムシ幼虫はクッションの木くずとともにタッパーに入れて持ち帰る(大事)。

3.
タマムシの幼虫は軽く洗って、水分をとって油でカリカリにする。

4.
油をきったのち、塩をふっていただく。