ホタルイカすくいチャレンジ富山、爆湧きタイミングはいつ?【遠征】
富山にやってきました。
今回の目的はホタルイカ。そう春に富山湾の海岸にわんさかやってくるというアイツ。

友人に「ホタルイカすくいに行くんですがどうですか?」とお誘いをいただいたのです。
ホタルイカを見たことがなかった私、せっかくなので一回くらい行っとくか!

ってことで新幹線でばびゅんとやってきました。チームメンバーは友人の集めた総勢6人。

てなわけで今回はホタルイカのすくいに挑んだ話!果たしてイカはすくえたのか!?イカすくいのコツも交えてレポートをお届け。
ホタルイカの身投げとは?
そもそもホタルイカの身投げって何?
…という話ですよね。ホタルイカというのはその名の通り発光機関を持つ小型のイカで、大きさはちょうど親指くらい。

世界中に生息するホタルイカの仲間のうち、この種類は日本海に沢山生息しているとのこと。
深海(200m~600m)に住むイカで普段は深いところに住んでいる生き物なのですが、産卵期の4月頃に浮上してきて浅瀬で産卵する性質があります。
しかしどうもその産卵前後の個体が道に迷って(深海に帰れなくなって)富山湾の海岸線に流れ着いてくるそうです。これがいわゆるホタルイカの身投げ。

いくつか条件が重なると、なぜだか深海に帰れない個体が出てくるらしい。この現象は「富山湾の神秘」と呼ばれて親しまれており、また富山湾の海面には特別天然記念物「ホタルイカ群遊海面」と指定して保護しているんだそうです(ホタルイカ自体は食用のため非指定)。
とはいえ、近年は「爆湧き(ばくわき)」などと神秘性どころか身も蓋もない呼び方をされているようですが。

てか、
「ホタルイカが住んでる深海200mってそんな身近なものなの?」
と思って調べてみたら、富山湾って深いんですね!ビーチから10kmも進まないくらいですぐ200mに落ちるみたいです。

なるほどホタルイカの生息地はすぐ近所というわけですか。なんとなくわかったようなわからないような。
ちなみにホタルイカの寿命は1年ほどであり、接岸した日の深夜未明=産卵後 にとること自体はそれほど資源影響がなく気軽に採取できるとのこと。どっちにしろ海岸にうちあがれば死んじゃいますしね。
ホタルイカをすくうコツは?
ホタルイカをすくうコツはシンプル、
爆湧きした日に富山湾のビーチにいく。
以上、

「じゃあいつ爆湧きするのよ!」て話ですが、どうも産卵にきたホタルイカが深海に帰れなくなる(帰りにくくなる?)条件があるらしい。
新月で暗くて、南風でかつ大潮で上げのうねりが大きく、天気がよく水が透き通っている、みたいな日が良いらしい。
目印になる月が見えなくて、大潮でってのはわかるんですが、水が透き通ってるほうがいいんですね。匂いセンサーみたいなのがあるのかな?深海のにおいがわかりづらくなるとか?

最後に、広い富山湾のどのビーチにでてくるか。
それはショージキ運によるところが大きいようです。通年で一箇所に集中するなんてことはなくて、わりとどのポイントも出るは出るらしい。しかし日によって湧くポイントは限られてる。
ただ近年は有名になりすぎちゃって対人トラブルがよくあるそうで…なるべく人と争わないような場所に行くのがポイント…かも?
ホタルイカが爆湧きする条件まとめ
ホタルイカがすくえる条件をざっくりまとめておくと、
時期:3月下旬~4月下旬ごろ
時間帯:深夜
天気:晴れ、南風
海:濁りがない透き通った海水
潮:新月の大潮、満潮が深夜である日
場所:富山湾の海岸、どこでもチャンスあり。できれば人の少ないところ
こんな感じかな?

実はこの日、ちょうどこのすべてを満たす日でして期待値マックス。すくうぞホタルイカ!!
ホタルイカをすくった(チームメンバーが)
時刻は夜0時。だいたい満潮の直前くらいが良いそうなのですが、満潮まで3~4時間ほど時間がありました。
その間はビーチを探索したり、魚を釣ったりして過ごします。
「ホタルイカって光るんでしょ?じゃあケミホタルをワームに仕込んだら魚が寄ってくるのでは?」

なんて考えて光るワームで釣りをしたりもしましたが、ビーチは浅くてダメでした。

漁港とかならもうちょっとやれたんですけどもね…
仮眠とったりしつつ、
深夜2時ごろから行動開始…!
ウェーダーを着て網を手に深夜のビーチにくりだします。あちこちにホタルイカ目的の方がいてビーチは満員。
「なにこれ、海水浴最盛期よりひと多いのでは!?」

しかし、ぱっと見、ホタルイカの姿はありません。
ホタルイカが湧いていると「探さなくてもそこら中にいる」状態になるそうなのですが、その気配はまったくなし。

「なんか浮いてる!!」
と思ってすくってみても、スナモグリの仲間っぽいかんじのエビとか、

小魚とか、

しばらくしていると…
「とった!」
との声があがりました。駆け寄ると、
おおおおおおおおおっっ!ホタルイカだ!!!!
チームメンバーのひとりがホタルイカをすくったのです。

「光ったのをすくったらホタルイカだった!」
とのこと、お見事!
「これは時間がきたのでは!?」
…と見えるものを片っ端からすくってみるものの

さっぱりダメ。
一時間くらい粘っても全くイカの姿なし。それどころか他にとってる人すらいないレベル。
あまりにも獲物がいないのでフグを寝ぼけたフグをおいかけたりしてました。

フグ、かわいいよね。(現実逃避)

さらに一時間ほど格闘したもののホタルイカなし。なんなら
“ビーチ全体でほんの数匹しかとれていない"
という惨事。
その中でチームで一匹とれただけでマシだったのかもしれません。

ホタルイカは難しい、
条件があっていても必ずしも爆湧きするものではない。
ということがわかりました。むずい!
ホタルイカの美味しい食べ方
というわけで、東京からはるばる富山までやってきて、6人でビーチで数時間イカとりをしたものの、
成果はホタルイカ一匹…!
まぁ、一匹とれただけましか?
イカって綺麗ですよね。透き通っていて、赤いようでよく見ると青とか緑とか様々な色がまじっていて…

うんうん。どうしようねこの一匹??
という話をした結果、
「みんなで分けて食べましょう。」
ということで最高にうまいホタルイカの浜茹でをいただくことになりました。
そう、一匹のホタルイカを6人でね、

海水を沸かして、ホタルイカを茹でるだけのシンプルな調理。鮮度が良いホタルイカはこれが一番!!

茹でたイカにして弾力が豊か。カットしている段階ですでにうまそうです。
わけまえは、ひとり触腕1~2本ほど。

うおおおお!ありがとうございます!!
もぐ…。
うんうん。やっぱりとれたては違いますね。身がぷりっとしていて歯ごたえほどほど。旨味たっぷり。
美味しい!
でも欲を言えばもうちょっと沢山食べてみたかったですね!!

ごちそうさまです。
ありがとうホタルイカ!またきます。
まとめ
以上、ホタルイカをすくいに富山に行ってきたレポートでした。爆湧きの条件を完璧に満たす日でしたが、まさかのスカ。すくえたのはチーム全体で一匹だけ。
とはいえ、すくったイカは非常に美味でした。またチャレンジしたい。新幹線で来るのはコストがきついので、次は泊まりで山菜採りとか別の目的とセットで来たいところ。
ホタルイカ(蛍烏賊・マツイカ)
【採取場所】富山湾あたり
【採取時期】春
ホタルイカモドキ科ホタルイカ属。深海200mより深いところに住んでいる小型のイカ。名前は発光機関を持つことから。日本海に多数生息し、産卵のため浅場にやってくる。へんてこりんな分類だが、これは世界的には近似種の"ホタルイカモドキ"のほうが標準種であった為。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia
ホタルイカの爆湧き条件(再掲)
時期:3月下旬~4月下旬ごろ
時間帯:深夜
天気:晴れ、南風
海:濁りがない透き通った海水
潮:新月の大潮、満潮が深夜である日
場所:富山湾の海岸、どこでもチャンスあり。できれば人の少ないところ
宣伝コーナー
【おまけ料理レシピ】ホタルイカの浜茹で
【材料】
・ホタルイカ
・海水
・その辺の海藻 ※漁業権がないやつ
【作り方】
1.
ホタルイカをすくう。
2.
海水をすくう。
3.
海草をすくう。
※漁業権が設定されている海草はつむと怒られるので注意。浮いてるものをすくうのはオーケー。
4.
海水を沸かして、海草を茹でる。その海水でホタルイカも茹でる。寄生虫がいる可能性があるため、生食は要注意。
5.
そのまま丸ごと食べるのが旨い。









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