アカメガシワは赤い新芽の天ぷらが美味。おひたしはうーん…

野草・山菜アカメガシワ


春といえば山菜の季節。河川敷を散策するのが楽しい季節。

河川敷

この日見つけたのは水門の脇に生えている勝手に生えてきたであろう木、ぴょぴょんと伸びた枝から新芽が顔を出しています。

アカメガシワ

その新芽の色は真っ赤、アカメガシワってやつですね。

いちおう食べられる系の植物。

この日はそれほど収穫がなかったので、どこにでもいるコレをつんで帰ることにしました。そんなアカメガシワの話。

アカメガシワってどんな植物?

アカメガシワはその名の通り、先端の新芽が赤く染まっているのがポイント、ほそっこい幹と相まって見間違えることはほぼないでしょう。

アカメガシワの新芽
アカメガシワの新芽

“カシワ"とはいうものの、柏餅のカシワはブナ科のドングリの仲間で、この子はトウダイグサ科、全くの別種。別に似てるわけでもありません。

wikipediaによるとカシワという単語は“炊葉"に由来する、米をよそうお皿になる葉っぱを呼ぶ名前らしい。アカメガシワもカシワも葉っぱが大きくかつ抗菌作用があって食品衛生に効果があるとのこと。効能を広めるためにそう呼んだのかもしれません。インターネットのない時代に知見を広めるテクニックですよね、昔の方ってすごいなあ!

アカメガシワ

夏にはご飯をよそえるほどの大きさに育つ葉っぱも春先はちんまり。しかし、この先端のぴょんって飛び出てるところが美味しく食べられます。

アカメガシワ

香り豊かでめちゃうま…とかではなく素朴かつ「まぁ食べられるけどね」みたいな味だった記憶ですが、まずくもないしたまに食べくなるんですよ。

とったアカメガシワ

先端をぷちぷちともぎとって採取。これで今夜は天ぷらでも作ってみましょう。

アカメガシワ

アカメガシワの天ぷらの味は?

アカメガシワの食べ方のダントツナンバーワンは「天ぷら」、おひたしとかだとちょっと…うーん。

アカメガシワ

その点、天ぷらはサクサクになるので素晴らしきかな。

アカメガシワの料理

卵+小麦粉+水、を練ってでろっとする感じにしたら、180度の油でじゅわっといっておきましょう。

アカメガシワの料理

じゅーわー!

浮いてしまうので時々ひっくり返しつつ、両面がキツネ色になるまで揚げます。

カラッと揚がったら完成。

アカメガシワの天ぷら

アカメガシワの天ぷら、かんせい!

アカメガシワの天ぷら

間違いない定番の一品。天つゆにつけて…いただきます。

カリッ!!

アカメガシワの天ぷら

ん。美味しい!

サクッとしてしっかり食べ応えがあります。水気がないのも天ぷらに向いてる気がします。

アカメガシワの天ぷら

ぱくぱくいけますね。

野菜でいうと何に似ているでしょうか?木の芽系の野菜ってあんまりないから…。

アカメガシワの天ぷら

とてもたんぱくな風味で主張はほぼなし、単純に天つゆの味。クセがないので香りの良いエビとかと一緒に揚げても美味しいかも。

アカメガシワのお茶とおひたしも作ってみる

天ぷらが美味しかったので、「うーん!」って言うためにおひたしも作ってみることにします。とったぶんは食べきってしまったので近所の道端で再度GET。

近所のアカメガシワ
また別の近所のアカメガシワ。こっちのほうが成長してますね

本当にどこにでも生えているのがアカメガシワの良いところ、欲しくなったら即確保可能。

パイオニア植物であり鳥が種を運ぶため日当たりのいい地面さえあれば生えてきます。逆にいうと庭とかに勝手に生えてくる困ったやつでもあるのですが…(しかもほっておくとデカくなる)。

塩を少し加えたお湯で2分ほど茹でました。茹でると色素が抜けてアカメ感は薄れますね。

ゆでたアカメガシワ

その色素がでたゆで汁でお茶ができるのはおひたしの評価ポイント。抗菌作用から健康茶として親しまれているようで、既製品もあるくらいです。

アカメガシワエキス

アカメガシワのお茶(既製品)

ちなみにアクが薄く飲みやすい系、食事のおともにちょうどいい。

葉っぱはおひたしに。麺つゆで軽く漬けただけ。

アカメガシワのおひたし

いただきます。

もぐ。ごわり…ごわり…

「うーーーーーーーーーーーーーーんっ!!」

けっこう食感しっかりめ。繊維感はなく噛み切れるのですが、ごわついた噛み後が「消しゴムをかじったとき」みたいな食感で、ちょっと嫌かな…。

アカメガシワのおひたし

皆さんもありますよね?子供のころに消しゴムをかじってみたこと、まさしくあんな感じでゴワゴワしたカスが口の中に残ります。

いや、言い過ぎかな。ごめんよアカメガシワ。もぐもぐ…君はやっぱり天ぷらが最高だよ。

ごちそうさまでした。

まとめ

あんまり山菜がとれなかった日、その辺に生えていたアカメガシワを天ぷらとか"おひたし"にしてみた話でした。天ぷらに向いている食材であり非常に美味。しかしおひたしは食感がちょっとね…。木の芽系の食材はあんまり茹でに向かない気がします。少なくとも私は。皆さんはいかがでしょう?

アカメガシワ(赤芽槲、赤芽柏)

【採取場所】わりとどこでも
【採取時期】春
トウダイグサ科アカメガシワ属。日当たりよく開けた土地に生えるパイオニア植物。全くもってカシワ(ブナ科)の仲間ではないが同様に抗菌作用があり、モチを包む葉や皿として利用できる。カシワとは"炊葉"であり米の受皿として利用されていた植物につく名という説がある。先端の新芽が赤みを帯びることからアカメガシワと呼ばれる。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、「アカメガシワ」はカシワの木? 日本パークレンジャー協会

宣伝コーナー

Amazonで葉っぱとか苗を売ってるんですが、需要あるんですねえ

食べられる草の前に、食べられない草を学ぶのがオススメ

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【おまけ料理レシピ】アカメガシワとエビのかき揚げ

【材料】
小エビ
アカメガシワの新芽

・衣


小麦粉

【作り方】
1.
小エビは洗ってカラをとっておく。

2.
アカメガシワは葉は洗った後、ちぎって細かくしておく。

3.
衣は水をごく少量にしてドロリとした質感に仕上げる。

4.
1と2と3を合わせる、ドロリと絡めて、180度の油に投入する。

5.
箸でつっついたり、鍋を傾けてくっつける。
ひっくり返しつつキツネ色にカラッと揚がったら完成。
塩か天つゆか、好みでマヨネーズなんかをかけてもうまい。