カラスノエンドウをスナップエンドウ的に食べてみる

野草・山菜カラスノエンドウ


春、そこらで見かける野草の代表格、カラスノエンドウ。

新芽が豆苗的に食べられたりはするんですけど、これの豆もそこそこ食べられます。

カラスノエンドウ

豆の粒を若いうちに食べるのもそこそこいけるのですが、オススメは若い鞘をスナップエンドウ的に食べるやつ。今回はそんなカラスノエンドウの話。

カラスノエンドウってどんなやつ?

知らない方はいないと思いますがおさらい。カラスノエンドウってのはマメ科の一年草でそこらの川原や公園によく生えているやつ。ツル性がありつつも自立する植物で、丸っこい葉っぱと紫色の花が特徴的。

実は正式和名は「ヤハズエンドウ」と言うのですが、俗称のカラスノエンドウのほうがメジャーなので、今回はこっちで通させて下さい。

春の代表的な植物であり、特に都市部に多く、外を散歩するときにこれを見ずに外出するのは困難なほど。

カラスノエンドウ

紫色の花が終わると、エンドウ豆とかによく似たサヤができ、小さな豆を形成します。昔はこれを栽培して食べていたそうですよ。

かじるとほんのりシアン化合物の風味♪(ちょっとだけ含まれてるので大量の生食は注意)

カラスノエンドウ

ただ今となっては小さすぎて、もっと大きな豆を育てたほうが効率的ゆえ、ほとんど見向きもされません。

今回着目したいのはこのサヤ。豆が形成されてきたものはサヤが硬く強固になっていきますが、まだ豆ができていないものは柔らかく、食べる事ができそうな感じ。

カラスノエンドウ

豆類には若いサヤを食べる品種があります。スナップエンドウとかね。カラスノエンドウもそれっぽく食べる事ができるのではなかろうか?

試しに食べてみました。カリッ、

うん。まあまあイケルようなきがします。なんとなく豆の風味もするような?すじのぶぶんがひっかかるけど、たぶん加熱すれば大丈夫!

そうと決まったらぷちぷちつんでいきます。

カラスノエンドウ

豆を集めて取り出すよりらくちん。先端に近い、うすっぺらく若々しいサヤをつんでいくだけです。

この時期はまだ毒虫とかいないのも良いですね~

唯一注意点はアブラムシが集合していることがある事かな…、間違えて触ると「ギャッ!!」ってなります。

アブラムシ(自主規制)

こちらはントウムシの幼虫。毒とかありそうな見た目ですがそうでもなく、好物はアブラムシ。つまり味方です。

10分ほど採取し、一食分くらい集まりました。さっそく持ち帰って食べてみましょう。

カラスノエンドウ

カラスノエンドウのサヤを食べてみる

持ち帰ってきたカラスノエンドウを料理していきましょう。

カラスノエンドウ料理

まずはばーっと洗うところから、アブラムシいっぱいいたしね…。

今回は火力第一の中華料理でいってみましょう。鉄フライパンを使っていきますよ!

材料はこんな感じ、

カラスノエンドウ料理

ニンニクを加熱し香りがでたら、

カラスノエンドウ料理

カラスノエンドウ → ニンジン → マッシュルーム の順番で投入していきます。

カラスノエンドウ料理

カラスノエンドウ料理は火力が命!

ジュワワワワ~~~~!!といい音をさせつつ、炒めあげます。

カラスノエンドウの味は?

ほい完成、カラスノエンドウの中華風炒め。

エンドウの緑鮮やかな感じが大変よろしい。

さっそく食べてみましょう!

いただきます!

もぐ…

もしゃもしゃ…

おっ!けっこういけます。まずサヤの繊維感はほとんどありません。以前にふっくらした豆を炒めたときは糸状の繊維が口に触り最悪でしたが。今回は不快感なく咀嚼できます。

加えて、味もそこそこエグみなく、豆の香りがほのかにして美味しい。

アリなのではなかろうか?

炒め合わせた具材との相性も良いですね。普通に中華料理として成立しています。

ふつーに美味しい!

たまたま家にきてくれてた友人にもごちそうしましたが「普通に美味しい」とのこと。

やはり"昔は栽培していた"だけのことはありますね、ポテンシャルのある野草だ…

ごちそうさまでした。

まとめ

カラスノエンドウことヤハズエンドウのサヤを集めて食べてみたよ、という話でした。そこら中にあって、それでいてまあまあ美味しいので一度試してみる価値はあります。

新芽を豆苗的に食べてもいいし、豆を食べても良いし、サヤを食べてもいい。豆とはなんと素晴らしい食べ物か。栽培して大きく育てた先人の気持ちも分かる気がしますね。

ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)

【採取場所】公園
【採取時期】春
ソラマメ属。日本在来のマメ科の一年草。細長い羽状複葉が特徴的であり、またツルをもち他の植物に巻き付いて上へ上へと目指していく。他の植物がいなければ自立も可能。春先に紫色の花をつけよく目立つ。花が終わるとエンドウ豆によく似たサヤを形成する。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

宣伝コーナー

ミックスダール。ダルカレーにもいいですが、ご飯に混ぜて炊いても美味しい。カラスノエンドウの炊き込みご飯も美味しいのかな?

食べられる草の前に、食べられない草を学ぶのがオススメ

身近な野草の料理に詳しい本はコチラ

 

【おまけ料理レシピ】カラスノエンドウの中華風炒め

【材料】
カラスノエンドウ
ニンジン
マッシュルーム
ニンニク

顆粒鶏だし

コショウ

【作り方】
1.
カラスノエンドウは薄くペラペラなものを選んで採取する。
少しでも膨らんでたら筋が残るのでダメ。沢山採取する。

2.
カラスノエンドウのサヤはよく洗って、水分をふきとっておく。

3.
ニンジン・マッシュルーム・ニンニクは薄くスライスしておく。

4.
フライパンに多めの油をしき、ニンニクを炒めて香りを出す。
カラスノエンドウ → ニンジン → マッシュルーム の順番で焦がさないように炒めていく。

5.
火が通ってきたら塩と鶏だしを加える。
ざっくりまざったら完成。鶏肉とかを入れても美味しいと思う。