キビレを東京湾で釣ったが臭くないのか?

2025年10月11日キチヌ,キビレ

「秋だから釣りしたい!」ってことで、東京湾のとある港湾にやってきました。

夜風がちょっぴり肌寒いですけど、暑いよりはマシかな。夜のブッコミ釣りにはちょうどいい季節になってきましたね。

エサはメヒカリ。残り物が一皿100円くらいで売ってたんで、塩漬けにして使ってみています。これをまるまる一尾。

針は強めのチヌ針。ハリスはナイロン10号。

夜闇の静けさを楽しみつつ、待つことしばし…

チリン♪と音がして、巻いてみるのですが…スカ。

針のギリギリまで食べられてます。うまいこと吐き出されてるんでしょーか?

何度かトライしてると、ヂリヂリヂリ!!と強めの反応、

ぐぐぐっと引っ張られます。まあまあ良い引き!!でもエイとかサメじゃなさそうな雰囲気?

なんだろ??と巻いてみると、

ででーん!

でかいチヌがかかりました!やったぜ。

でもよく見るとチヌ(クロダイ)?にしては、ほんのり色が明るいような…

ツイッターにあげた写真を見た友人より「キビレじゃね?」とのコメントが。ヒレの先端が黄色いのが特徴みたい。なるほど確かに!こいつはキビレだ。

しかし東京湾の奥のほうで釣れた魚なわけですが、臭かったりしないのでしょうか。でかいし、めっちゃ“東京湾成分"を溜め込んでたりしないかな…?

まぁ食べてみればわかるでしょう。レッツチャレンジ。

キビレってどんな魚?

家に持って帰ってきてサイズを測ってみました。約48cm。でかい!てかほぼマックスサイズなのでは?

キビレってのは、正式和名キチヌ。クロダイの近縁種でやや南方系の魚。関東にはごく最近北上してきて、東京湾でも釣れるようになってきたらしい。

名前の由来となってるヒレ、確かに黄色でわかりやすい。

このカラーリングがまさに"南方系の魚"って雰囲気ですねー!

尾びれは下の方が黄色。ワンポイントってかんじで可愛らしい。

背びれは逆に可愛くない。鋭いエッジが立ってるカッコイイ系。刺さったらメチャメチャ痛いでしょうね。

胸鰭はでかくて遊泳力たかそう。

港湾や汽水域が好きな魚でときには河川に入ってくることもあるらしい。

おくち。

ゴツゴツした臼歯みたいなのが並んでます。これで貝とかをゴリゴリ潰して食べるんでしょう。

海からあげるときに「バス持ちしようかな?」なんて一瞬思ったんですけど、もしやってたら親指が再起不能になってたかもしれません。やらんでよかった…!!

キビレの内臓からでてきたのは?

んじゃおろしましょうね、鱗をとって…っと、

内臓をひきだします。

なんか入ってますね。

茶色いカラつきの軟体。

なんでしょねこれ?なんかの貝っぽいですけど、こんなのよく食べられるなあ…

タイラギみたいな感じ?深いところでバリボリ食べてるのかな。良いもの食べてらっしゃる。(やっぱバス持ちしなくてよかった!!)

卵も入ってました。なおキチヌの産卵シーズンは秋口、まさしく旬の個体みたいです。やったぜ。

この日はここまで、キッチンペーパーにくるんで保管。

冷蔵庫につっこんで、続きは明日!

キビレを料理する

翌日。仕事が終わり次第、調理開始。さあて、東京湾からやってきた魚はうまいのか?

ずばばばー!と半身をおろしてみました。

この時点で東京湾らしい香りはナシ。

しっかり血抜きをした身はきれいな白身。汽水域にも入る魚らしいですけど、生でいけるのかな?

刺し身にひいてみましたよ。

調べてもダメって話はないんでいってみますか生食。東京湾だけど。

東京湾をちょっとでも弱めるべく、シークワーサー果汁と青トウガラシでも使ってみようかな。

刻んであえて、塩をふって完成。

キビレのセビチェ、

残った半身は包丁を入れて、加熱してみます。

ん。

でかくてフライパンに入り切りませんね…

頭を落としたら入りました。油を多めにそそいで、揚げ焼きにしていきますよ。

皮目が香ばしく焼き上がったら、

なんとなく作った中華風のあんをかけて完成。

キビレの中華風あんかけ。

おいしそ!

東京湾のキビレの味は?

ではでは、東京湾産キビレ定食いってみましょうか、

 

まずはさっぱりしてるセビチェから。

はむ。

ん!美味しい。

東京湾の香りはまったくナシ。さっぱりした柑橘と青唐の青臭さがマッチ、いいですね~!

続いてあんかけもいっときましょう、

濃いめの味付けにしたので、オンザライスしてぱくり。

もっふもふ…

ん!美味しい。

でかいから大味か?と思いきやそんなことなくて、ふっくらした身質。やはり臭みはまったくなくて美味。

二人で完食!

うまいじゃないですか。東京湾も捨てたもんじゃあない!

ごちそうさまです。

まとめ

東京湾で釣れたキビレをさばいて食べてみました。

でかくて東京湾成分をたっぷり吸収してるのか…? なんて怯えつつ食べたらふつーに美味しい魚でした。東京でとって食べてる身としては嬉しい限り。ありがとう東京湾。ありがとうキビレ。

ちなみに頭やカマは塩焼きにして食べました。ホホ肉がうまい。

キビレ(キチヌ)

【採取場所】港湾
【採取時期】旬は夏~秋
タイ科クロダイ属。クロダイによく似た魚だが、尾びれや腹ビレに黄色いカラーが入る。沿岸の浅瀬に生息し、よく汽水域まで入ってくる。頑丈な歯で貝類や藻類を食べる。東京湾の運河でよくみるクロダイっぽい魚影はこいつかも。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

宣伝コーナー

大きチヌを釣るにはおっきな針で!

ハリスは5~10号くらいがおすすめ

図鑑があると釣りがより楽しくなりますよ!

【おまけ料理レシピ】キビレのセビチェ

【材料】
キビレ ※生魚ならなんでもOK
青トウガラシ
紫タマネギ
シークワーサー ※レモンとか柑橘ならなんでもOK

【作り方】
1.
キビレをおろし、一口大にさばく。

2.
紫タマネギを薄くスライスし、塩と砂糖をふったのち、水に晒すと辛味が抜ける。
好みの時間さらしたのち、水をきっておく。

3.
青唐辛子は細かくきざんでおく。辛いのが苦手なら1本くらいで。

4.
キビレの刺し身に軽く塩をふったのち、シークワーサーの絞り汁・青唐辛子・タマネギとあえる。