イランでとって食べられそうなもの総集編【海外遠征】
こないだ、イランに行ってきまして、
二週間ほど滞在したわけですが、せっかくなので“とって食べられるもの探し"をやってみました。
イランはユーラシア大陸のうち、アジアとヨーロッパのかけはし、中東エリア。
日本とは正反対のステップ気候な乾燥地帯ですが、果たして食べられるものはあるか!?親族に連れ回される傍ら、ちょいちょい探してみました。
イランでとって食べられそうな植物
まずはそのへんの道端に生えてる植物から。比較的食べやすいものがけっこうありました。
木の実系
まずはクルミ。特に北部の山岳地帯にたくさん生えていました。
おそらく洋グルミ。オニじゃない。鈴なりにならず、2~3個ずつくっついてました。知らなかった~!
カラが柔らかくて。食い出がある。ちょっと羨ましい。
フルーツ系は前回の記事で紹介しました。街路樹としてたくさん植わっています。
野草系
最強にうまい野草ことスベリヒユ。おそらく自生種なんでしょう。乾燥に強いためか、そこら中に生えていました。
このスベリヒユはよく利用される食材のようで、ふつーにスーパーで売ってます(この露天はとってきてそうですね?)
宿泊先の親戚の家でもでてきました。肉といっしょに口にいれるんだそうです。酸味が羊肉に合う!
たっぷり使うメニューもあるみたいなので、日本でもやってみようかな!
ハナウドの仲間。これは北部の水けが多いとことでは、どこにでも生えていました。種類は詳しくわからんのですがペルシアンホグウィードってやつでしょうか?新芽は美味しく食べられそうだけど、光毒性に注意。
ちなみにハナウド類の種がスパイスになるようで、売っている売店がたくさんありました。とってきたのかな?
このタネはゴルパルと呼び、すりつぶして、ソラマメにかけるらしい。私もやってみようかな、日本のやつで!
オオバコの仲間、公園の水辺に生えていました。食用というより、どちらかというと薬として使うようです。
シロザ。原産地なので市街地でも隙間さえあれば生えていました(日本では帰化種)。食用にするようですが、これもどちらかというと薬用寄りとのこと。
ウチワサボテン。市場でサボテンの実のドライフルーツが売っていたので、実を利用しているようです。これは確かアメリカ原産だから外来種かな?果物好きな誰かが植えてるんでしょう。
ぱっと見、目についたのはこんなところ、首都圏は水気がないだけあって、植生が豊かとはいえませんでした。荒れ地適性のある植物がメイン。逆に北部(ギーラーン州)は日本のように湿潤で、様々な植物が生えています。二極性があるのがイランの面白さかもしれません。
ちなみにイランでは薬草をよく使うようで、日本でいう漢方屋みたいな?乾燥させた植物を売っている店を沢山見かけました。
このあたりを深堀りしていくと、もっと利用できる食材が増えるかもしれませんが…
さすがにちょっとわからん…
それはまたいずれということで…!
イランの食べられそうな生き物
生き物も探したのですが、乾燥地帯ではあんまりいないんですよね~~~!
昆虫は館博物館でざっと国産種を見せてもらいましたが、種類は少なめ、主にバッタかな。
実際に捕獲したものだと、サバクトビバッタ。
穀倉地帯の天敵として有名ですね。とって食べてそうですが、どうでしょう。イスラム教も昆虫食の禁忌はありませんし。
食べられそうだけどあんまり食べなさそうなイランの生き物
イランの亀、種類は産地からの推測ですが、ペルシャヌマガメ(E. o. persica)かな?
クサガメと似てますが、匂いはありません。wikipediaには「生息地では食用とされることもあった」と書いてるので、昔は食べてたんでしょうきっと。こいつは逃がしました。保護種かもしれませんし。
コブラ。イスハファンの爬虫類館より。ヘビ類はたくさん生息してるので食べられるかも。売ってませんでしたが!
これも展示品ですが、サソリ。砂漠らしいですね。売ってませんでした。
てかどっちも危ない!乾燥地帯で生き残る生物はどれもひとクセありそうですね…
食べられそうなイランの魚
せっかくですし釣人として、イランの魚事情についても軽く触れておきます。
イランで魚が取れる場所といえば、北部のカスピ海(汽水)と、南部のペルシャ湾。
カスピ海は汽水域で、ペルシャ湾は海なので、それぞれ住んでる魚が全く違います。
今回の旅程ではカスピ海の近くの街まで行ったのですが、それほど海産物(汽水だけど)を扱ってる店はありませんでした。干物が売っているくらい。魚を食べる文化はそれほどないようです。
ただ、カスピ海はチョウザメの生息地で、キャビアがとれ、名産物になっています。
とはいえ最近は取りすぎて、数が減っているらしく、保護種扱い。釣って食べるなんてもってのほか。キャビアを採取したあと逃がすんですよね。
大事な資源であり、チョウザメ釣って食べてるのが見つかったら、間違いなく牢屋行きでしょう…
カスピ海の沿岸までは行けなかったのですが(釣具はバッグに入れていた!)、googleMapで見るかぎり釣りをしているヒトはいました。なんで、何かしらの魚は釣れそう。また行く機会あれば、釣り糸をたれてみたいものですが、また次回。
とはいえ首都のテヘランでは、スーパーに魚コーナーがありました。
そこで売ってるのはサケ/マス類。養殖しているらしく、一般化しているみたい。コンビニのような小さい店でもお肉の隣で売っていました。
それ以外は大陸系でよくあるティラピアやコイ類。あとはおそらくペルシャ湾から運んできたであろう海魚がチラホラ、種類は不明。
気にはなったのですが、料理する機会がなかったので食べられずじまい、残念。
イラン南部の街では魚料理が名物な地域もあるそう。
広いだけあって地域差が激しいようです。色々行ってみないとですね。
まとめと余談
ざっくりそんな感じ。いがいと食べられるものがたくさんあることがわかりました。首都圏の乾燥地帯でも、乾燥に強くて美味しい植物が多数生えています。なんとなく食べて行けそうな感じがしました。
あと今回は未チャレンジだっのはキノコ。スーパーはマッシュルームくらいしかおいてないんですが、料理のソースにたびたびポルチーニ(ヤマドリタケ)が登場するんです。ステーキにも、ポテトにもかける。これは食べるのではないかな?と思うわけです。北部には亜高山の針葉樹林帯があるので、そこでとれるのではなかろうかっ。
なにはともあれ、次いくときは、キッチンも計画に入れなくては!また行くのが楽しみです。たのしみ!
参考文献&スペシャルサンクス:
Wikipedia(ペルシャ語・英語・日本語)
日本メディカルハーブ協会
delgarm.com
イスハファン水族館・爬虫類館のスタッフさん
テヘラン植物園・昆虫館のスタッフさん
一緒にイランに行ってくれた友人のみなさま