スッポン料理研究会、超絶うまい新作カメ料理の話
スッポンの在庫が豊富にあったとある夏。

スッポン料理研究会をやろうという話になりました。
スッポンって有名なメニューのレパートリーが少ないんですよ、
すっぽん料理っていうと、
・からあげ
・鍋

…あれ、これくらいしか思いつかなくないですか?終わりましたよ。レパートリー終了ッ!!
鍋の後に〆に雑炊したり、フライパンで焼いたりしたことはありますが他の料理やらんですよね。そもそも貴重な食材なので変な料理をやらない、というのはそうですけど…それでも料理の経験値が不足している。
「これはいけない。」
スッポンの新しい可能性に調整しなくては。というわけでやりますよ料理好きな友人をまねいて、すっぽん料理研究会を!
スッポンのチェルシーカライ
というわけで千葉の家にスッポン好きが集まりました。前日にむいて骨抜きも終えてるのであとは料理するだけっ!
そうですよねスッポンはさばく工程もあるから、料理でややこいのをやりたくないんですよ。そこをパスしていきなり料理することでレパートリーが増えるはず。やっていきましょう。

まずは友人S氏のターン。なんと鍋持参でやってきました。この鍋(カライ鍋)でないとできない料理らしい。
最初はたーーーーっぷりの油でスッポンを揚げ焼き?油煮?にするところから、

材料はスッポン・トマト・ショウガ・青トウガラシ。シンプルな素材。

火が通ったところでスッポン油におおぶりのトマトをずごんと突っ込みました。ダイナミック!

火が通ったら皮を剥いたうえで潰して、ショウガと青とうを入れて、味を整えて、煮て…
完成。
チェルシーカライというパキスタン料理だそうです。

知らない料理に、よく知らないスッポンがジョインしてもうなにも分からないですね、食べて確かめるしか。ただきます!
がぶり。むっちむっち…

旨!!
うまみがすっっっっごい。トマトって油でほどよく加熱すると酸味が旨みに化けるんですけど、これが極まってます。
猛烈な旨みとたーっぷりの油に泳ぐ、ムチムチのスッポン。こりゃあ中毒性のある味わいですね。

あとで調べたら、「チェルシー」はあの気持ちよくなる葉っぱを意味するそうで、「キマっちゃうくらいに中毒性のある料理」って言う意味らしい。
たしかにこれは!キマっちゃうかも。
スッポンのエスカルゴ風
二品目はアリサさんのターン。庭でつんできたイタリアンパセリ・ニンニク・バターを炒めてソースを作成。凹んだ器に盛ったスッポンにかけて焼くとのこと。

なんだっけこれ…
どこかで見たことあるような、、、
あぁーこれは!

チーン♪
表面が焦げるくらいにやけたらできあがり、こうなるとわかりますね。そうスッポンのエスカルゴ風だそうです。

「カタツムリがちょっとな~」という、食べなれないものが苦手な方でもウェルカム、スッポンなので安心していただけますよ?
いただきます。

ぱくり、むにむに…
おぉ、カメの弾力ある食感がエスカルゴに似てて、違和感ない…!?かも。
旨味がしっかりでバターに負けていないのもいいですね。美味しい。
スッポンのクリームスープ
回ってきた私のターン。ここまでパンチある料理が続いたので、ちょっと趣を変えてみます。
昨日から煮込んでいた鍋いっぱいにエンガワと骨をぶちこんでとったスープがあります、これを使いましょう。

合わせるのはスーパーで売ってて使いそびれていた冬瓜でいいかな。冬瓜とスッポン合わせた人いないでしょたぶん。

カットした冬瓜と、きざんだスッポンとを炒めます。火が通ったら水を入れて沸騰させる。

そこに牛乳(特濃)を注ぎます。塩で味をととのえて、っと

馴染んだら完成、スッポンのクラムチャウダー。
いやクラムじゃなくてタートルだからなあ、タートルチャウダー?ちゃうちゃうだー!

スープ料理なのでマグカップでいただきます。
ずず、、、

お、うまい。さっぱりしつつも味に奥行きがあります。スッポンの魚介だしがミルクとあわさってコクを感じます。まさしくクラムチャウダー。ちゃうけど。
冬瓜もちょうどいいアクセント。上品な出汁とケンカしない。友人らにも高評価いただきました。やったぜ!
ここまでで1番美味しかったのは?
さて、ここまでがスッポン料理会のメニューでした。この三品から投票でナンバーワンカメ料理を決めます。
投票の結果、一番人気だったのは…
スッポンのチェルシーカライ!!

おめでとうございます!
いやさすがの味わい。めちゃくちゃ美味しかったですからね。舌の上でバチバチ火花が散るような旨さにあっぱれ。まさしくトマトの魔法。
スッポンの定番新メニューはチェルシーカライってことで!どうぞよしなに。
おまけ、スッポンのグリーンカメー
スッポンスープが大量に余っていたので、なんか作るかー?ってことで、グリーンカレーに仕立ててみました。
そうつまりグリーンカメー。緑亀じゃないよ(いやこんど緑亀で作るべきか?)
スッポン汁にナスとかキュウリとかてきとーな夏野菜やキノコをモリモリぶちこんで、業務スーパーで売ってる輸入グリーンカレーの元を入れるだけ。

これがめちゃうまでした。
スッポンの濃厚スープにグリーンカレーのハーブ/スパイスの香りが合うんですよね。

こっちで勝負すればよかったか…!
ごちそうさまでした。
まとめ
とれすぎたスッポンを使って皆で新メニューを作ってみました。普段は唐揚げと鍋ばっかりだったので、カメニューが開拓されたのはありがたい限り
スッポンとトマトが合うし、スッポンとハーブも相性よし、ミルクでもやっていける。意外と定番料理以外でも美味しいことが分かったので他のレシピにもチャレンジしてみたい。惜しむらくはとらないと食べられないところ、とりにいきましょう。
スッポン
【採取場所】河川
【採取時期】5月~9月
スッポン科スッポン属。手足を引っ込める事ができないが、かわりに石の隙間など狭いトコロに入り込む事が可能。カメ類の中ではもっとも遊泳に特化したタイプで、手足は想像以上にマッチョ。つまり食べるところが多い。関東に生息する個体は中国大陸由来の外来種が主らしい。とって食べても罪悪感がないのはありがたい。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia
スペシャルサンクス:アリサさん、友人S氏
宣伝コーナー
【おまけ料理レシピ】スッポンのクラムチャウダー風
【材料】
スッポン ※ミシピッピアカミミガメやカミツキガメでもOK、クサガメはだめ
塩
冬瓜 ※大根とかカブでも美味しいと思う、ブロッコリーとか他の根菜でも美味しいはず
牛乳or生クリーム
ショウガ
ネギ
酒
バター
【作り方】
1.
スッポンをさばいて、骨と肉に分ける。
2.
冬瓜はサイコロ状に、ショウガ・ネギは出汁に使うのでざく切りにしておく。
3.
骨を鍋でショウガ・ネギ・酒と一緒に二時間煮てスープをとる。
4.
スッポンの肉をバターで炒める。火が通ったら冬瓜を入れて炒める。
5.
冬瓜がすきとおってきたら、スープを適量入れる。
6.
同量の牛乳、もしくは生クリームを加える。
塩で味を調えて、牛乳の場合は軽く煮詰める。
リゾットにしても美味しいですよ。









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