ヒラツメガニ粉砕でろでろスープ。ガン汁を作った話

2025年8月10日ヒラツメガニ


カニを食べたい。

でも買うとたっかいんだよなあ…

ヒラツメガニ
ヒラツメガニ

と思ったら、取りに行くのが私のライフスタイル。どの季節でも何かしらとれるカニがいるんですよね。表にすると…

季節 カニ 取れる場所
冬~春 ヒラツメガニ 海岸(外洋)
初夏~秋 モクズガニ 河川
夏~秋 ワタリガニ 港湾

みたいな感じ?

今回のターゲットはヒラツメガニ、作るのはカニ味を満喫できる料理。いってみましょう!

カニとりに浜にきたらハマグリがいた

カニとりに浜にいくわけですが、

ヒラツメガニと海
ヒラツメガニと海

そしたらハマグリが大量に落ちてました。

ほら、

突然のハマグリ
突然のハマグリ

最初はカラだけかと思ったら、中身がちゃんと入ってるのですよね。

おそらく、潮がひいたあと、強い風が吹くと砂が飛ばされて下にいるハマグリが出てきちゃうんだと思います。

風にふかれるハマグリ
風にふかれるハマグリ

「ラッキー!」って感じに見えるのですが、そうではないのが現実。ハマグリはまず漁業権が設定されています。そうなると漁業関係者以外はとっちゃダメ。とったら違法、おまわりさんのお世話になることに…。

漁業組合が稚貝を育てて放って個体数を維持してるのです。やむなし!(別に育ててない種類の生き物に漁業権や道具の指定がされていたりして、納得いかないことも多々あるのですが!)

ヒラツメガニをとってきた

そんなわけでヒラツメガニをとってきました。

ヒラツメガニ
ヒラツメガニ

ヒラツメガニってのは沿岸にすんでる、いわゆる「泳ぐタイプのカニ」であり、遊泳脚を持ちます。魚餌につられてやってくるので、そこを網でゲットします。

今回作りたいメニューは「ガン汁」、カニで作る最高のスープらしい。そのまま食べるわけではないので、小さいのをチョイス。

ヒラツメガニ

下ごしらえとして、腸管だけとります。お腹の板(フンドシ)をぶちっ!ってやるだけなので、かんたん。

ヒラツメガニの下ごしらえ
ヒラツメガニの下ごしらえ

そしたらフードプロセッサーにぶちこみます。

フープロ in カニ
フープロ in カニ

「本当に砕けるのか?」

って感じですが、昔はスリコギとかでやってたはずですし、いけるはず?

「ほんとに大丈夫か?」って思ってる私
「ほんとに大丈夫か?」

ではでは、スイッチオン!

ガーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!

フードプロセッサーで砕けるカニ

いけますね!

ヒラツメガニは比較的カラが柔らかいので、簡単に砕けるようです。

水が足りなそうなので、ちょっと水を足して…

ぶいーーーーーーーん!!

フードプロセッサーで砕けるカニ

数分まわしたあと、ザルで濾してみました。

おぉ…

でろでろエキスがでてきた…

 

見た目、泥水みたいな感じ、

「本当にこれでいいの??なにができるの???」

でてきたカニエキス

そう思うものの、この料理はこれでいいらしい。

最後にザルに残ったのは、カニの破片のみ。カニの中身は全て汁の中に入ったわけです。

一体どんな味がするんでしょ…?

カニのカラ

これを火にかけます。

カニのポタージュスープでも作るのか?って雰囲気ですが、すまし汁ができるらしいです。ほんとに!?

カニエキスを煮る
カニエキスを煮る

ふつふつしてきたら、菜を入れます。ほんとは高菜を入れるらしいのですが、なかったのでアブラナめいたもの。まぁ同じ菜の花系ですし大丈夫でしょたぶん。

カニエキスに菜をin

これを茹でてくと…

澄んできました。

まじだ!

ガン汁

どういう理屈かわかりませんが、カニの成分が凝固して固まってふわふわした具になるんだそうです。

それがガン汁。私の地元の大分県あたりで作るらしいですけど、地元では食べたことがありませんでした。まぁ大分県ひろいしね…。

というわけで完成、カニ尽くしディナー。やったぜありがとうヒラツメガニ!

カニディナー

メニューは、

・蒸しカニ    
・ホイル焼きカニ 
・味噌焼きカニ  
・ガン汁     

です!見事なカニづくし、カニよありがとう。

では、さっそくガン汁、食べてみましょう。

まずは具から、

ガン汁

もふ…もふ…

ふわふわしたガン汁の“ガン"ぶぶんですが、食感はほぼなし。

舌にのせるとカニのうま味を炸裂させるオブジェクトであり、非常にユニーク。うまいのですが、形容しがたいですねこれは…

汁はどうだろ?

ガン汁をいただく

ずずず…

おお、うまい。

カニの味がしっかりします。

そりゃそうです。カニを丸ごとペーストにしているわけですもん。カニを飲んでるようなもの。麺を入れてカニヌードルにしたりしても美味しいかも?

しいて言うと若干雑味を感じるかな?

餌に使った魚の味が出ちゃってるかも。事前に胃袋をとるとか、もうちょっと下ごしらえをちゃんとやればもっとおいしくなりそう。

ごちそうさまでした。

まとめ

ヒラツメガニをとってきたので、カニを潰して作る汁…ガン汁を作ってみました。でろでろのドス茶色い汁からフワフワの具入りの汁ができる不思議料理。

このフワフワ、他の料理にも応用できないかなあ…。カレーとか?味噌味もいいかも?クリーム系だと固まらないかも。やっぱりラーメンか?

ヒラツメガニ

【採取場所】東日本、波打ち際
【採取時期】秋~冬、寒い時期に沿岸にいる
ワタリガニ科ヒラツメガニ属。ガザミ類と似ていて、遊泳脚を持つ海ガニ。浅い海で生活するカニで、砂の中にいてエサのにおいに反応して出てくる。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、農林水産省 うちの郷土料理

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図鑑があるとお外が楽しい♪

生き物をとるなら金属補強されたタモ網がオススメ!

カニをとるならカニ網も! ※お住まいの県の漁業規則を確認の上ご利用ください

【おまけ料理レシピ】ガン汁

【材料】
活きのいいカニ ※本場はモクズガニだがなんでもOK


菜 ※本場は高菜だが白菜とか菜の葉でも良いと思う
醤油 ※お好みで

【作り方】
1.
カニをよく洗う。
フンドシをはずし、可能なら開いて胃袋もとっておく。

2.
ミキサーに水とカニをいれて砕く。

3.
ザルでカニを濾す。
一度越したあと、水を加え二番だしもとるといい。
小さい破片が入るのはしかたない、諦めが肝心。

4.
3を沸騰しないよう火にかける。
フワフワしたものが浮いてスープが澄んできたら、きざんだ菜を加える。
塩で味を整えたら完成。好みで醤油を加えてもいい。