シオフキガイを砂に負けず食べてみる
お店に並んではいないけど…おいしい貝、シオフキ貝をご存知でしょーか。

東京湾でもとれるヤツで、白っぽい色合いがトレードマーク。
食べてみるとそれなりに美味しいんですけど、まずお店に並んでないのですよね。
何故かというと砂をすっげー含んでいるため、

それはもうアサリやハマグリと同じ感覚で食べると料理が台無しになっちゃうほどなんだとか。
今回はそんなシオフキ貝を砂対策をきっちりやって食べてみた話です。
シオフキガイってこんなやつ
潮干狩りにいってシオフキガイをとってきました。

ここほれニャンニャン!
ほい、こちらがとってきたシオフキガイ。

シオフキガイの色は白~茶色
色は白~肌色から、茶色へのグラデーション。アサリみたいなバリエーションはなく全固体おんなじ色合い。
砂地では比較的目立つため、見つけやすいですよ。

シオフキガイの特徴はカラが薄いこと
シオフキガイを横から見るとぷっくりと太った見た目をしています。
…が!そのふっくら感に対し異様に軽いことにびっくりするハズ。

その理由はカラが薄いため。
その薄さはびっくりするほどで、タマゴのカラといい勝負。なんと手で容易につぶせます。
熊手で砂を掘っててアッサリ貫通するのはもはや日常。ごめんよ…。
シオフキガイの味は?
ちなみにそのお味はといいますと、悪くはないです。ふつーの貝の味で美味しい。
しかしあまり食用にされることがありません。
恐らく理由は、先述のカラが薄く輸送に耐えられない(他の貝と混ぜると割れる!)ことと、また後述するもう一つの欠点が原因でしょう…!
シオフキガイの欠点
シオフキガイの欠点はとにかく砂を多く含むこと。

それはもう恐ろしいことに、一晩砂抜きしてもジャリ!!から逃れられないほど。アサリと同じように料理しちゃうと台無しに…。
それでいて特別おいしいわけでもないので、あんまり人気がありません。「だったらアサリ食べよう!」ってなるわけですしね。
ちなみに韓国とかだとふつーに食べるらしい。何かしら対策があるんでしょう。
今回はその対策を考えて食してみますよ。
対策1 50度洗いでシオフキ貝の砂を抜く
で、その対策はといいますと…
まずネットで見かけた50度洗いという手法を試してみます。
その名の通り、50度のお湯で貝を洗うという手法。貝柱が弛緩して貝の内部を洗うことができるんだそうですよ。

“砂を含んでいる"とは言うものの、貝の体内に砂があるわけではなく、砂は貝殻の底のほうに溜まっている感じなのです。
なので、貝殻の内部を洗えば砂を排除できるというわけですね。アサリとかはこれをやると砂抜きしなくていいそう。
では給湯器を50度に設定、

お湯を出しながら貝を洗います。
アチチ!高温ではないとはいえ、ずっと漬けていると熱いですね…
低温ヤケドになりそう。休憩しながらやりましょう。

ざぶざぶ…
しばらくやってると貝に隙間ができてきました。

ここから内部を洗って砂を抜き取るということらしい。
人間でいうと…
「 胃洗浄 」
みたいな感じでしょうか?
胃の中に水を流し込んで洗っている的な…
想像したらお腹いたくなってきましたね!

ちなみに、しばらくやってたのですが、一部どうやっても開かない個体がいました。
一定の割合で効果ありそうですが、全部は無理そう。結局アレをやるしかないのか…。
対策2 下湯でしてシオフキ貝の砂を抜く
どうやっても開かない個体はしょーがないので、茹でちゃいます。
水から貝を投入、開いたら火を止め洗う作戦。
大量に水を使うと出汁ができっちゃいそうなので、浅めに。蒸す感じで。

しばらく加熱し、沸騰させます。
沸騰したらすぐ火を止めて…

しばらく待っていると…開いてきました。
そうしたら内部を洗します。これなら確実、どんなに砂を含んでいようとも洗えます。まぁ丸洗いですし。

人間でいうと…
胃腸を取り出して、開いて、洗っているカンジ。
ほぼ手術っていうか、
「 キャトルミューティレーション 」

…でしょうか?
くれぐれも宇宙人にはさらわれたくないものです。

ちなみに、加熱しちゃうので出汁がでちゃうのが欠点ではあるものの、出てきたお湯のうち上澄みはすくって料理に使えそうですし、問題はそれほどないはず。
ちなみに、加熱しても開かなかった強情なやつは死んでいることがあるので捨てましょう。無理して開くと中からドロが出てきて悲惨なことになったりしますヨ。
シオフキ貝の味は?
ちなみにシオフキ貝はパスタにしていただきました。
改めてニンニク・トウガラシを炒め、

先程の茹で汁を加えてソースを作ります。
最後にほぐした身を戻して完成。かんたん。
シオフキガイのペペロンチーノ。

くるくる、ぱっくんちょ。
といただくと、きちんと貝出汁で美味しい。
出汁が弱いとかいう話もありますが、茹で汁をちゃんと使えば気になりません。
ごちそうさまでした!
まとめ
砂が入ってて食べづらいと評判のシオフキ貝を食べてみました。ちゃんと美味しいです。きちんと対策をすれば砂にやられずに料理できます。みなさんにもぜひ砂に負けず挑んでいただきたい。
二種類のやり方を試しましたが、
貝の身をしっかり味わいたい場合、例えば酒蒸しなど
→50度洗い
スープをメインで利用したい場合、例えば炊き込みご飯や汁物など
→下茹で
みたいに使い分けるのが良いかと思われます。
シオフキガイ
【採取場所】砂浜
【採取時期】春
バカガイ科バカガイ属。浅い砂地に生息する。カラが柔らかく掘っている最中に容易にくだけてしまう。殻の中に砂を多く含むため食用としては避けられがち。名前の由来は海水につけておくと勢いよく水を吹くため。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia
宣伝コーナー
図鑑があると海が楽しい♪
貝は特に法に厳しい食材。参考書籍をどうぞ
貝の惣菜ってご飯に合いますよね…シオフキも佃煮にされるらしいです
【おまけ料理レシピ】シオフキガイのペペロンチーノ
【材料】
シオフキガイ x10個
ニンニク x3片 ※チューブでもOK
トウガラシ x1本 ※一味でもOK
塩 x適量
オリーブオイル x適量
スパゲッティ x1人前
【作り方】
1.
シオフキガイをフライパンに並べ、浅く水を引き、蒸し焼きにする。
沸騰したら火を止めて開くまで待つ。
2.
貝が開いたら、取り出し、身を取り出し洗う。
貝殻もよく洗う。
茹で汁は上澄みをとっておく。
3.
スパゲティをたっぷりのお湯と少しの塩で茹でる。
茹で加減はアルデンテで。
4.
フライパンにオリーブオイルをひき、ニンニクを弱火で炒める。
両面カリッとしたら、トウガラシを加え、軽く加熱。
2の上澄みと貝殻を加え加熱。ちょっとだけ3のパスタの茹で汁も入れる。
沸騰したらよく混ぜて乳化させておく。最後に貝の身を加える。
5.
茹で上がったスパゲティを3に入れ、さっとなじませたら完成。
チーズをふっていただく。






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