カラカサタケのカサで雨はしのげるか?はともかく食べてみよう
秋、郊外にキノコ探しにいくと、この日はとあるキノコが大量発生。
そいつはカラカサタケ、
でかいことに定評のあるキノコで、遠くからでもすぐに見つかりました。顔よりでっかいんですよ!
まさにカサになりそうなキノコ。カラカサタケの名は伊達じゃない。なんてったって英語でもパラソルマッシュルーム。
多少の雨ならしのげるんじゃないですかね、顔だけとか。
今回はそんなカラカサタケが沢山とれたので、ガンガン料理してもりもり食べてみた話です。
存在感たっぷりのキノコ。カラカサタケの見分け方
産地は広葉樹の雑木林。山道沿いの林にでーーーっかキノコが鎮座していました。
いま、あなたの目前で存在感をはなつ!そのキノコの名はカラカサタケ!
しかも、たーくさん!!
大きい1本を見つけて近寄ったら、よく見ると10本とか生えてたんですよ。
とにかく大きく立派なキノコでかつ、美味しく食べられる食菌、やったぜハッピー。
カラカサタケは毒キノコのテングタケとかドクカラカサタケと似てるんで要注意。今回もつぶさに観察して違いを確認しました。
カラカサタケの特徴(見分け方)はこんなかんじ、
・茶色くくすんだ色合い
・カサの全体に茶色い鱗片が付着している
・カサが開くと中央に黒い丸の模様がでる
・ツカは硬く、だんだら模様が全体にあり中空
・可動性のツバがあり。鮮度のいいツバは白くふわふわした毛で出来ている
カラカサタケ。幼菌、カサが丸いので雨は防げませんね。
幼菌のころは丸いカサをしていて、まるで森の中に突き立ったスタンドマイクみたいないでたち。大変かわいらしい。
根っこはいわゆるツボタイプ。菌糸の塊みたいなのがついています。
ツカの中身は中空。スカスカしています。触り心地は硬い感じで、乾燥してくると反り返ったりしてきますよ。
カラカサタケの幼菌。土からでたばっかりの個体。
オオゥ!これは…なんといいますか…
ふとましくて言葉にしがたい形をしてます。
これの皮がむけていくと、あのササクレとかだんだら模様になるんですねえ…
ちなみに、別名を「ニギリタケ」と言いまして、握っても潰れず元に戻るという、独特な質感をしています。
カラカサタケは別名ニギリタケ。にぎってみよう
「えっ、キノコなんて思いっきり握ったらバラバラに砕け散るんじゃないの!?」
と思うところですが、せっかくなので握ってみましょう
ぎゅむ~~~~!!
握力測定でもするのか?ってくらい思いっきり握ってみました。
手をはなすと…
ててーん!!
砕けません。
つぶされたものの形を保ってますし、なんならちょっとづつ戻りつつあります。寝心地のいい低反発マットレスみたいな戻り具合。集めて寝たら気持ちいいかも。
確かに君はニギリタケだ。もしくは低反発クッションタケで。
ちなみにドクカラカサタケなど似た毒キノコもおります。真似して食用にする際は十分に注意して、自己責任でお願いしますよ!!
カラカサタケを料理する
カラカサタケの料理は何がいい?
さて、この日はカラカサタケがものすっごいっぱいとれたわけですが、どうやって料理してやろうか?
せっかくなのでフルコースを作ってみましょう。
・カラカサタケのスープ料理
・カラカサタケの揚げ物
・カラカサタケの炒め物
レッツトライ!
カラカサタケのスープを作る
まずはスープ料理から、傘の開ききっていないものを使います。
カサとツカで全く質感が違うようなので、分けて使います。スープはカサ担当。
海外でも人気のキノコらしく、英語でレシピを検索すると色々でてきました。そのうちケイジャン風のスープにすることに決定。
ツバはもふもふしてかわいいですけど、今回は使いません。薬指にでもはめときましょう。
カサをきざんで細かくします。だいたい3本分くらい使ったかな?握ったカラカサタケも使いましたよ。
これをフライパンで炒めて味を出します。
加熱すると小っちゃくなりますね~!!空気が抜けるのかな、なるほどやっぱり低反発クッションタケなのか。
玉ねぎ・ピーマン・ナスも刻んでおいて、
一緒に軽く炒めたのち、スパイスを加えて炒め煮にしていきますよ。
こんな感じかな、
カラカサタケのケイジャンスープ。できあがりっ!
カラカサタケの炒め物を作る
続いて炒め物のターン。材料はよけといたツカを使いますよ。ほっとくと乾燥して反り返っていくので水に浸しときました。
なんか木の枝みたいな硬さで、食べられるのか心配ですけどいけるらしい。
一口サイズに裂いたりカットしたあと、ニンニク・シシトウと一緒に炒めます。味付けは塩とコショウのみ。
カラカサタケは生食をすると中毒する、らしいのでしっかりと火を通しておきます。
油多めに入れて強火でがーっと加熱したらOK。
カラカサタケの炒め物、かんせい!
カラカサタケを揚げてみる
最後、揚げ物いってみましょう。
今回は天ぷら…というよりフライにしてみます。
まずは電動ドライバハイテク泡だて器で衣を作ります。
でかめの開いたカラカサタケをどぼん!
ていねいに衣をすりこんでいきます。
これを180度の油でカリッと揚げていきます。
ぱちぱち、キノコはしっかりめに揚ると雑味がとんでうまいんですよね、
火が通ったらひっくり返して裏面も丁寧に揚げます。
両面こんがり揚がったら完成、
カラカサタケの姿揚げ。
ではでは、さっそく食べてみましょう!
カラカサタケを食べる
まずはアツアツの姿揚げからいってみましょう!
軽く塩をふって、いただきます!
カリッ。ゴリッ。
美味しい。揚げた衣の食感がクリスピーでとてもいい。カラカサタケもスナックの一部になってますね。でかくてうまいスナック菓子。
これはこれでうまいですが、揚げ時間を短くしたら、中身がトロッとしたりしないかなー!要研究。
続いてカラカサタケのスープ、いただきます!
ず。
これも美味しい。キノコの風味がスープに溶け込んでます。わずかに香るマッシュルームのような香りがケイジャンスパイスとマッチ。コクがあって大変おいしい。これはリピート確定!
最後にツカの炒め物、いってみましょう。
ぎゅむぎゅむっ!ムッシャムッシャ…
おおお、まったく食感が違いますね。違う食べ物みたいだ。
火を通したカラカサタケのツカは硬すぎず、柔らかすぎず不思議な食感。
戻したジャーキー?いや、硬く焼いた鶏ササミか?ともかく肉っぽい食感があります。噛みしめると素材の味とニンニク風味がしみだしてきて味わい深いおいしさ。
これはこれでうまい。
カラカサタケは部位で全く食味が違うのですね、面白いです。ごちそうさま!
まとめ
広葉樹の林ででかくて存在感をはなっていたカラカサタケ、カサにしても顔くらいしか防げなさそうなんで食べることにしました。
食べるところが多くて、クセがなくて味もいい。カサにするより食べる方がいいですねこいつは。積極的に利用していきたいところ。
似た毒キノコがおります。真似して食用にする際は十分に注意して、自己責任でお願いします。
カラカサタケ(唐笠茸)
【採取場所】山野の林床(広葉樹)
【採取時期】秋
ハラタケ科カラカサタケ属。まるで傘になりそうな大ぶりのキノコで大きいものは成人男性の顔よりでかい。特徴はくすんだ茶色いカサとツカ。カサはささくれた鱗片が目立ち、中央に茶色く丸い模様がある。ツカは全体にだんだら模様が入り、白くふわふわした"可動性の"ツバをもつ。握っても崩れず戻ろうとするために「ニギリタケ」とも呼ばれる。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia
宣伝コーナー
【おまけ料理レシピ】カラカサタケのケイジャン風スープ
【材料】
カラカサタケ
ピーマン
タマネギ
ナス
ニンニク
食用油
塩
砂糖
ケチャップ
鶏だし
鶏肉
・スパイス
パプリカ
オレガノ
チリペッパー
黒コショウ
ローリエ
【作り方】
1.
各材料をさいの目の形に細かくする。
2.
鍋に油をひき、カラカサタケをしゅんとするまで炒める。
3.
ナス・ピーマン・鶏肉も同じように炒める。
4.
水・ケチャップ・鶏だし、各スパイスを加えて、煮る。
5.
しっかり煮えたら、塩と砂糖で味を調えて完成。