ハタケシメジが旨いので見分け方をメモしておく

キノコハタケシメジ


秋、郊外の山道を走っていると…アンテナがたちました。ピーン!

「なんかいまの左側の林、キノコいそう。」

そう伝えて同行者のアリサさんに車をとめていただき、そのへんを散策…。しばらくしたら「なんかキノコあったよ!」と報告が。

ハタケシメジ

ててーん!

茶色くてずんぐりとしたカサ。根本がふくらんだボディ…!

ハタケシメジ

これはいわゆる美味しい系、シメジの仲間の特徴。カサの色からしてハタケシメジかな!?ラッキー。同じところにずっと出続けると言われる、…そうハタケシメジの畑。大発見なのでは!!

ハタケシメジってどんなキノコ?特徴は?

こちらがそのハタケシメジ。初見のため念入りにチェックしたり、コミュニティで聞いてみたりしましたよ。

ハタケシメジ

今後のために特徴をメモしておきます。まずわかりやすいポイントはビロード的な風合いをもつ茶色いカサ。ツカとヒダは白~クリーム色。染みはなくて単色。

ハタケシメジ

断面は中実。ぎっしり詰まっていて、小粒ながら石のような重量感があります。

ハタケシメジ
ハタケシメジ(断面)

基部から複数の子実体(キノコのこと)が競うように出てくるのが最大の特徴。この特徴がでてれば「おっ!?いいやつか!?」ってなります。

ハタケシメジ

欠点は地中から出てくる都合、石やゴミが付着しるところかな。掃除が大変。

ハタケシメジ
ハタケシメジ(カサ)

名前の由来は「畑のように次から次へとでてくるから」とか「畑の近くに生えてるからハタケシメジ」とか言うそうです。

調べたところ、地中の材木に菌糸がとりついていて、そこから子実体が伸びてくるんだそうな。木が埋まってるところならどこでも出てくるらしい。へえ~!

ハタケシメジ

この日は地中の材木が大きかったのか、10mほどの直線にずらっとハタケシメジの株が並んでました。たくさん取れるのも本種のエラいところ。やっぱりはっぴー!

ハタケシメジの特徴まとめ

・カサは茶色
・ツカは白~クリーム色、カサの裏も同色
・根本がふくらむ
・根本から複数の子実体が出てくる
・地中の材木から出てくる
・幼菌は白い粉をふいたように見える

似てる毒キノコがいるので、あくまで参考までに!

ちなみにスーパーに売っている“シメジ"とよく似ていますがあれはブナシメジというキノコで別種。とはいえ同じシメジ科の木材腐朽菌で近い仲間ではあります。

ハタケシメジと似てる毒キノコ

ハタケシメジは特徴がしっかりしてわかりやすいほうなのですが、それでも似た毒キノコはおります。

例えば、クワウラベニタケ(毒)とかイッポンシメジ(毒)とかですね。

イッポンシメジ(wikipediaより)
イッポンシメジ(毒)@wikipediaより

まずどちらも単生であり、群生していたとしてもハタケシメジのように根本から複数のキノコがにょきにょきでてきたりはしません。掘り返してチェックしましょう。

また、クサウラベニタケは柄はややスカスカ。ハタケシメジのようにみっちりしていません。またどちらもヒダの色が白くなく黄色みを帯びたり、赤みを帯びたりします(特に成熟した個体)。ハタケシメジは白っぽいのでそのあたりを見比べれば判別可能。

クサウラベニタケだと思う
クサウラベニタケ(毒)だと思う

とはいえ似た毒キノコは他にもいるので、「確実にわかる!」という場合のほかは不用意に野生のキノコを食べないようにして下さいネ。

ハタケシメジを食べてみる。美味しい!

とってきたハタケシメジを食べてみました。この日の収穫はこんな感じ、

下がハタケシメジ、左上はホオベニシロアシイグチ、右上がカサカラカサタケ
下がハタケシメジ、左上はホオベニシロアシイグチ、右上がカサカラカサタケ

地中から出てくるので、めちゃんこ砂がついているのがちょっとだけマイナスポイント。“はたけ!"ってわりにはたいても取れないくらいがっちり砂を噛んでて大変でした。

ハタケシメジの下ごしらえ

食べる部分確保を優先したので食べるときにちょっぴりジャリるかも?その時はゴメン。

料理はシンプルにシメジらしく、ベーコン炒めとか、

ハタケシメジのベーコン炒め
ハタケシメジのベーコン炒め。このときはまだ豚肉が食べられました

小麦粉をはたいてピカタとかにしてみました。

いただきのこ!

もぐもぐ…

ハタケシメジを食べる

うまい!!

ぷりんとした弾力に加え、強い旨味を感じます。味はかなりうまい部類。

ハタケシメジを食べる

やや小ぶりなのが欠点ですが、カットせずにまるっと使えばぼちぼち食べ応えがあります。

ごちそうさまでした。

まとめ

特徴がはっきり出てるハタケシメジを発見したので食べてみました。めっちゃ美味しくてこれはまた取りに行きたいなと思わせる味。畑にしたくなるのもわかりますね。ちなみに試しに二週間後おなじポイントに赴いたらまだいました。しばらく出続けるというのは本当みたいです。

余談、特徴が出ていたとはいうものの初めてのキノコを食べるというのは勇気がいることで、裏でかなり調べたりビクビクしたりしてます。キノコは難しい。

ハタケシメジ

ハタケシメジ(畑占地)

【採取場所】山林、畑
【採取時期】秋
シメジ科シメジ属。全国で見られるキノコ、腐生菌であり途中の材木や落ち葉などを栄養にして育つ。地中の木材さえあれば何処にでも生えてくる。典型的なシメジ型で、カサは茶色でビロード的な風合い。ツカとカサの裏は白~クリーム色。断面も白くて中実。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia
スペシャルサンクス:ハタケシメジの同定に協力いただけたフェイスブックのキノコ愛好家のみなさま

※野生のキノコを食べる際は自己責任でお願いします。よく観察し十分に鑑定する事を心がけて下さい。

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【おまけ料理レシピ】ハタケシメジのベーコン炒め

【材料】
ハタケシメジ ※ご存知かとは思いますが市販のブナシメジで作っても美味いです
ベーコン
ニンニク
コショウ

食用油

【作り方】
1.
ハタケシメジは石づきというか土づきをトリミングする。石とか木くずをなるべくおとす。

2.
ニンニクを薄切りにして、ベーコンをきざんでおく。

3.
フライパンに食用油をしき、ニンニクとベーコンを炒めて香りをだす。

4.
ハタケシメジを加えて炒める。
塩とコショウで味を整えて完成。

※肉アレルギーの方はベーコンではなく鶏皮とかを使おう!