ツメタガイの恐怖。アサリをやられる前に美味しく食べる話

ツメタガイ

とある初夏、貝掘りにいってきたんですけど、

狙ってたアサリはとれなくて、いたのはツメタガイばっかり。

「もしや、ツメタガイがアサリを食べたせいでアサリがいないのか…?」

と、この日はツメタガイをメインターゲットに変更。とれるだけとって、美味しく食べてみました。

アサリの代わりにいたのはツメタガイだった件

電車で貝掘りに出発!!

ふふ…このスーツケースの中身が貝掘りセットだとは、誰も思うまいて!

電車で1時間ほど、貝掘りができる海岸にやってきました。

潮干狩りの海岸

ここはいわゆる穴場。アサリの名所で、地元民くらいしか来ないマイナーなグッドポイント。

しかし…今年はアサリがとれない!

去年まで(~2023年)はデカアサリがゴロゴロとれたんですけど…

去年、潮干狩りでとれたアサリ

今年(2024年)はぜんっぜんとれなくて…

ええええ!?びっくりですよ。一年でそんな変わるものでしょうか?

なんて思ってたら、こいつが大量にでてきました。

今年とれたツメタガイ

ツメタガイ。

しかもちょーデカい!!

こいつはアサリを食べる貝で、漁業者の嫌われ者。

よく見るとツメタガイの食痕(円形の穴)がついたアサリのカラが沢山落ちています。

ツメタガイに食べられたアサリ

そういえば、しばらく前から小型のツメタガイを見かけるようになったんですよね。

これやもしや、アサリの激減にツメタガイが影響してるのか…!?

何かしら環境がよくってアサリが増えた

ツメタガイがやってきて(もしくは環境が変わって)増えた

ヒトがアサリをとる、ツメタガイはとらなかった

生き残ったツメタガイがアサリをいっぱい食べて増えた

アサリが極端にいなくなった

こんな感じなのかなーーー!しらんけど。

「じゃあバランスとるしかないよね?」

ということで、この日のターゲットはツメタガイに変更。

たくさんとるぞー!

ツメタガイの砂抜きの注意点!

さて、持ち帰った貝類はこんなかんじ。

巨大ツメタガイと、ちょっとだけアサリ。

ツメタガイとアサリ。アサリはデカいのだけ、小さいのはリリース

しかしツメタガイが大きい。ちょっとしたサザエくらいのサイズ感。

デカすぎて気持ち悪い…。なんか毒でもありそう?まぁ毒はないんですが。不気味がってみんな食べないのかな…

ツメタガイ、でかい!

「とりあえずドロ抜きするかー!」

ってお風呂場でしばらく置いといたら、カラからでてきました。見た目通りカタツムリみたいなのが。

でもってアサリを食べようとしはじめました。

アサリを食べようと隙間から足を伸ばすツメタガイ。ツメタガイはどうやってアサリを見つけるのでしょうか。嗅覚?

隙間からにゅーん!って、こっわ!アサリからみたら恐怖のクリーチャーですねこれ!!

動画にしてみたのでどうぞ!

「あっぶな~~い!アサリを食べられちゃうところだった~。金網あってよかったぜ~~~!!」

って置いといたら、んんん…

壁を登り始めました。

壁を登るツメタガイ。おなかすいてるのかな…

ファッツ!?

きみ、海でて平気なん?

ってか、このままツメタガイを放置してたらそのうちアサリに到達して、食べられそう…!やっば!!

ツメタガイを料理する

まったくもう!こういう暴れん坊は、さっさと料理しちゃうに限ります。

さくっと塩ゆでの刑。罪状はアサリの食べすぎ、

刺し身でも食べられる貝なんですが、東京湾の水ですし、しっかりめに加熱しときましょう念のためっ

ツメタガイの取り出し方

加熱したツメタガイは中身を出さないと食べられません。

串とかを駆使すれば取り出せるんですけど(爪楊枝だとデカすぎてたいへん)、今回は割って取り出します。

使うのは万力的なツール、マカデミアナッツ・クラッカー。

はさんで、取っ手をくるくるっとまわすと…

針が押し込まれゴリっと割れるわけですね。世界一硬いナッツを割る道具だけあって、どんだけ硬い貝でもラクショー!

割っちゃえばこちらのもの、中身は簡単に取り出せます。

サザエにも見劣りしない身がでてきました。おいしそ!

ツメタガイの味は?

ツメタガイは内臓と足をわけて、きざんでおきましょう。

まるままでもいいんですけど、ちょっと歯ごたえが凄いんですよね…!

そしたら、バターとニンニクで炒めます。

あっ、でかいニンニクボトルおすすめ!!(宣伝)

香りがでたところで、サッと貝を炒める。炒めすぎないようほどほどに、

ほい、完成!!

ツメタガイのバター焼き。

ツメタガイのバター焼き、いい香りです!

いただきまーす!

むぐむぐ…

味はとうぜんウマい!

さすが壁登るだけことあって、しっかりとした身質。タコのようにギュッとした噛みごたえ!そこに濃厚な貝の風味。

旨い!バターなんぞでは止められないパワフルな旨味がいい!

ちなみに内臓も美味しく食べられます。肉食貝らしく動物系の風味が凝縮されていて旨い。ただ貝毒を濃縮している可能性があるので自己責任で!!

ごちそうさまでした。

まとめ

潮干狩りをしに行ったらお目当てのアサリが少なく、代わりにいたのは巨大なツメタガイ。そしてツメタガイに食べられたアサリの死骸。恐るべきはツメタガイ。

そして持ち帰っても、アサリを食べようと隙間から襲うわ、壁を登るわの大暴れ…。食べたらすっごく美味しいのですが、なかなかクセモノな貝でした。皆様も貝掘りをする際はツメタガイも持ち帰ってどうぞ食べていただければです。

ツメタガイ

【採取場所】砂地、アサリの住んでる場所
【採取時期】初夏
タマガイ科ツメタガイ属。地域によってはスーパーに並ぶが、東京あたりではあまり食べる文化がない。浅い砂地に生息する巻き貝で、肉食でアサリなどの二枚貝に穴をあけて食べる。春に茶碗を逆さにしたような形の卵塊("砂茶碗"と呼ばれる)を作る。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

宣伝コーナー

図鑑があるとお外が楽しい♪

生き物をとるなら金属補強されたタモ網がオススメ!

丈夫なCS製折りたたみスコップ!採取がはかどりますよ~

おまけ料理レシピ】ツメタガイのブルギニオンバター

【材料】
ツメタガイ

A
エスカルゴバター(ブルギニオンバター)
パセリ
ニンニク
エシャロット(なければタマネギ)
バター

【作り方】
1.
パセリ・エシャロット・ニンニクをみじんぎりにし、
室温かレンジで柔らかくしたバターと混ぜ合わせて、ブルギニオンバターを作る。
※全部は使わない。あまりはタッパーなどで保存しておく。冷凍可。

2.
お湯を沸かし、ツメタガイを1~2分茹でる。

3.
茹でたツメタガイを水洗いしてさましつつヌメリをとる。
竹串でつつくか、割って取り出し、一口サイズに切る。

4.
1のブルギニオンバターをフライパンに落とし、香りがでるまで加熱する。

5.
ツメタガイを4に加え、よく味をなじませる。最後に塩で味を整える。

6.
更に盛り、フライパンに残ったソースをかけて完成。
パンと一緒に食べると旨い!