キシメジは毒か?食か?おいしいのか?
キノコとりにいくと『たくさん生えてるけど、とって帰るか迷うキノコ』がいます。
その代表格がキシメジ、
ハイシーズンにいくと、いつもいるあいつ。
黄色くってちっこいのがそこら中にワッサワッサ生えています。
これが美味しい食菌なら「食べ放題ヒャッホー!」ってなるんですけど、そーでもないのが現実。
昔っからキシメジは食べてたらしいんですが、最近の図鑑だと「毒なのでは?」て書き方をされてるんですよね。
とはいえ、たくさん生えてると「おいしいのかなあ…」と気になってしまう。うーむ!これは一度けじめをつけるため、食べてみるしかないのでは?
キシメジの見分け方
せっかくなのでキシメジの見分け方をメモしておきます。
マツと広葉樹のまじった林でよく見かけるキノコで、名前の通りシメジぽい見た目で黄色。カサの中央が黒ずんでいることが多いです。
ヒダも黄色。ツバはなく、根本がやや太め。
断面、中実。とはいえミチミチに詰まってる系でなく、ややスカ。
肉は体表に比べて白っぽい。
幼菌はずんぐりしていて、違うきのこにも見えます。とはいえ並んで生えているので確認しやすいタイプ。
なお、ざっくばらんにキシメジと言うものの、低地に生えるタイプや、高地に生えるタイプなど、複数の種が混じっている可能性があるとのこと。現在この辺はまだまだ研究中で、未知なところが多いキノコ。
今回「キシメジ」と表すものは、私がよくみる「標高1000~1500くらいのアカマツ・広葉樹の混成林で採取したもの」とさせてください。
キシメジは毒キノコ?
で、このキシメジ、昔は食用とされてきたんですけど、最近は風向きが変わってきております。
どうもヨーロッパのほうで同一種?近似種?で食中毒がでて、「日本のも食べちゃだめなのでは?」という話が上がっているんだそう。
症状は“横紋筋融解症"というもので骨格筋が融けるらしい。死者もでています。
「なにそれ怖ッ!?」
って感じですが、日本産の毒は確定ではなく、国産のキシメジで同症状の報告はありません。つまり別種の可能性が高い。
なので「ごく近い種類のキノコで中毒が出たのでやめといたほうがいいんじゃない?」みたいな感じっぽい。
「キノコはまだまだ分かってないことはおおいんだな…。」
と、シミジミとシメジシメジと思うわけですね。
さてそんなキシメジ、ちょっとくらいは味わっておきたい。
海外の中毒事例はめっちゃ食べまくって発症したみたいなので、一本食べても死ぬわけではないはず。少量味見するくらいならまず平気でしょう、たぶんおそらくきっと。
※よりいっそう自己責任でやっております
キシメジを食べてみる
どうやって食べようか?
というところですが、焼いてもあんまり美味しそうな見た目じゃないんですよね。
シンプルにおひたしで食べてみます。熱湯で強めに茹でて、、、
しっかり茹でこぼしたうえで、水にさらします。
苦みがあるらしいので、しっかりめにさらします。筋肉融けるのも嫌ですし。
これを、めんつゆで漬けて、ひとばん。
キシメジのおひたし。
完成、
さっそくいただきます。
はむ…
「おあーーーーー!」
菌臭が強い。
原木シイタケの菌臭と原木シメジの菌臭を合わせて濃縮したような、げほげほ!
私、強い菌臭が苦手なんですよね。乾燥シイタケとかもちょっと苦手ですもん。
加えてちょっぴり苦みがありますねーー!
うん、わかった、毒キノコかどうか以前にキシメジは私の苦手な味だ。以後は食べなくてよし!
ごちそうさまでした。
まとめ
毒キノコかもしれない?というキシメジを味見してみました。とりあえずは一本食べましたが、問題なく元気。
とはいえ、毒かどうか以前にキシメジは私の好みにあいませんでした。今後は沢山はえてても「かわいいね。」ってスルーできます。好みの味じゃなくてよかったような?残念なような。ありがとうキシメジ。
風味:☆☆☆ にがて
食感:★★☆ しゃきしゃき
レア度:★☆☆ いつもいる
不安感:★★☆ なんとなく心配
※野生のキノコを食べる際は自己責任でお願いします。よく観察し十分に鑑定する事を心がけて下さい。
キシメジ【毒?】
【採取場所】山林
【採取時期】秋
キシメジ科キシメジ属。全体的に黄色~レモン色をした小型のキノコ。ヒダもカサもツカも黄色、カサの中央に黒ずんだ模様がでる。ツバはない。中実で断面は白っぽい。やや苦みがある。国内でも似た種が複数観測されている。海外で同種か近い種で中毒事例が出ており、毒キノコとして扱われている。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia、カキシメジ類を含む日本産Tricholoma属の資源探索とその利用可能性に関する研究、シモコシはかくして毒菌になりにけり