ヤマイグチの特徴と食味について
亜高山帯でまあまあサイズのキノコを発見!
カラマツやシラカバなどの林床にニョキニョキ生えていますよ。
この日はちょうどいいタイミングだったのか、このキノコがめちゃめちゃ生えていました。
茶色いカサ、柄には黒い鱗片。でもってカサの下側は白いスポンジ。
小さいのから大きいものまでニョキニョキ、
これはあれですね、
ヤマイグチというキノコ(の近縁種のどれか)。
近縁種がいくつかいるみたいなんですけど、基本的には食べられるとされています。
沢山とれたので食べてみました。
ヤマイグチの特徴は?
持ち帰りは大きめのヤマイグチが5本。
カサの色みが淡いものはキンチャヤマイグチというタイプのヤマイグチなのではなかろうか?
基本的にヤマイグチはカバノキ科の樹木と共生するキノコとされており、今回もカラマツと広葉樹の交じるエリアの草地に生えていました。
断面とか傷をつけたところが黒っぽく染まるのがポイント。運搬中に傷をつけたり温度が高かったりするとメチャメチャ色が悪くなって扱いづらいやつ。
今回はちゃんと氷の箱に入れて持ち帰ってきたのでまあまあキレイ。
ちなみにコチラ↓は、以前にとった別のヤマイグチ。カサの色が抜けて柄は黒くなって(青くもなってる?)もうなにがなんだか…
断面にも青いシミが入ってちょっぴり不気味な感じ…
断面から変色するので、まるまま茹でちゃうのがいいと重いマス。
ゆでると色がよくなる傾向にあるらしい。ただ、水から茹でると黒く染まるという話もあるので熱湯からやるのがいいかな。
黒酢でマリネにしてみました。
そういえば茹で上げたときに気付いたんですが、一部のキノコの基部が青く染まりかけていました。
もしかすると複数種混じっているかもしれません。仲間にアオネノヤマイグチとかいうのがそれか?いや単純に虫が入ったところから色が入ったのかなあ…?まだまだよくわからんキノコです。
しかしかし青いとちょっと(かなり)食欲をなくしますね!黒酢でよかった。
ヤマイグチを食べてみる。味はどう?
ちなみにそんなヤマイグチのお味は?といいますと、けっこう美味しい。
あまり香りやクセのないキノコであり、茹でるとプルンプルンします。
今回作ったのはヤマイグチの黒酢マリネ。
食感はトゥルトゥル。黒酢の酸味がヤマイグチの風味とよく合います。元々ほんのり酸味があると言われるキノコなので個人的にはこれが一番オススメ。ニンニクとコショウをたっぷり使おう。
また別の日のヤマイグチ。この日のも比較的キレイに持ち帰ることができました。
この日のメニューは味噌炒めにしました。
実はこれほんのり失敗。
ぷるぷるした食感に味噌の組み合わせそのものは悪くないんですが、淡い目の味付けにしたせいで、ほんのりある酸味と味噌の組み合わせがちょっと違和感?ダメではないんですけどね。
ニンニクとかショウガをたっぷり使って濃いめにするのほうが好みかな。
油断すると青い色が見えて食欲さがりますしね…
美味しいんですけど、ちょっぴり調理方法を選ぶキノコです。基本的には洋風の味付けがオススメ。ごちそうさまでした。
まとめ
山に生えていたのはヤマイグチ(かその近縁種)を見分けてとって食べてみました。鮮度を保つのが難しいキノコで油断すると黒ずんだり青くなったりするのですがけっこう美味なのです。
なお、本項にでてくる写真は"たぶんヤマイグチの仲間のどれか"くらいのノリです。キノコむつかし。
風味:★★☆
食感:★★☆
レア度:★★☆
酸味:★☆☆
※野生のキノコを食べる際は自己責任でお願いします。よく観察し十分に鑑定する事を心がけて下さい。
ヤマイグチ(山猪口)
【採取場所】山野
【採取時期】夏の終わりごろ
イグチ科ヤマイグチ属。イグチの仲間で管腔を持つタイプのキノコ。茶色~黄色のカサに、柄に黒い鱗片があるところがポイント。主にカバノキの仲間と共生するキノコで高山でよく見かける。低地でも見るがおそらく近縁種のなんか別のやつ。シデの仲間につくスミゾメヤマイグチとかかな。たくさん仲間のいるキノコである。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia
宣伝コーナー
【おまけ料理レシピ】ヤマイグチのマリネ
【材料】
ヤマイグチ
ニンニク
コショウ
黒酢
砂糖
塩
オリーブオイル
【作り方】
1.
ヤマイグチはとったら布巾か葉っぱにつつんで、日光にあてないよう、可能であれば冷やして持ち帰る。
2.
お湯を沸かし、塩をひとつまみ。
沸騰したところにヤマイグチを加え2~3分茹でる。
3.
茹でたら冷水でさまし。一口サイズにカットする。
4.
ニンニクをスライスし、黒酢・砂糖・塩・コショウとあえる。
最後にオリーブオイルを少したらす。
5.
3を4でマリネする。15分ほどおいて味がなじんだらいただく。
翌日が一番おいしい。