東京でとって食べる生活

コガモで作ろう年越し鴨南蛮そば

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獲物をとりにいくフィールドで一番よくみかける鴨、コガモ

その名の通り小型の鴨なのですが、味はマガモに負けず劣らず美味しい鳥です。

コガモで作った年越しそば

今回はそんなコガモを使って年越しそばを作りにチャレンジしてみました。

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コガモってこんな鳥。小さいカモ?

「鴨の子供」なのかな?

と一見誤解してしまいそうな名前ですが、コガモという独立した種類の鴨です。

コガモのオス@写真ACより

茶色い顔とグレーな羽毛、それに加えてワンポイントのライトグリーンが特徴的。

名前の通り他の鴨と比べて小柄で、ハトより少し大きいかな?くらいの大きさ。日本に飛来する鴨類の中では最小種なんだそう(Wikipedia調べ)。

多くの鴨と同様に冬の渡り鳥であり、寒くなってくるとロシアなどの北部から日本へと渡ってきます。

主に内陸の水辺に住みつく陸ガモというタイプの鴨で、公園などでも姿を見ることができます。意外と近所に住んでいるカモ?

コガモをとりにいく。よく会えるカモ?

11月の猟期、埼玉の河川へ鴨ハンティングにでかけました。

畑の間を流れる小さな川をめぐり、鴨を探す流し猟というスタイル。

両端を木に覆われた小さい川。こういうところがいいんです

足で稼ぐべく、とにもかくにも、いろいろな川を回ってゆきます。

農地の間を流れる小さな川、こういうコンクリで固められていないところは固いポイント

朝からずっと回っていると、昼前ごろにやっとこさ鴨を発見!

小型のシルエットにライトグリーンのワンポイント、間違いなくコガモ

警戒されないよう、さも通りすがりの安全な人間ですよ~という雰囲気を出しつつ、バイクです~~~っと横を通過。

しかる後、足音を消して戻ってきます。

腰を落とし、茂みの中からゆーっくり空気銃のスコープを覗いて照準を定め…

ぱん!

と狙撃。ぶじにゲットすることができました。

ほぼほぼ鴨のほうが先に気づいて飛んでしまうのですが、この個体は運がなかったよう。すまんね、美味しく頂きます

5.5ミリ弾の空気銃で撃ち取りました。

ふわっつふわの白い毛並みをしています

余談ですが、撃ち落として水に落ちたコガモをどうやって拾うのか?寒いなか泳いで取りに行くのか?

という疑問をお持ちの方がいらっしゃるかとおもいますが、カモキャッチャーなる道具を使って拾っています。

画像の下のほうで見切れているのがそれなのですが、釣りで使うハゲ掛けという道具と、10mほど伸びる竿(配線キャッチャー)を組み合わせたものです。

獲物をひっかけて持ち上げることで、水上の獲物をスムーズに回収できるというわけですね。

配線キャッチャー、Amazonで買いました

長さは10mほどで、20mも30mも飛ばせる釣竿での回収に比べると射程が短いのですが、私が鴨をとるような川ではこれくらいでじゅうぶん。

飛ばす必要がないため、短時間でスムーズに回収でき、とても便利。小川で鴨を狙う方にはとてもおすすめなのです。効率がよくなるカモ。

コガモってどんな味?おいしいカモ?

さて、とった鴨を調理していきましょう!

今回は実家の家族でいただく年越しそばに使います。鴨南蛮という料理ですね。

コガモの特徴である、テニスボールのような見た目の頭

コガモは毛をむいて産毛を炙る…という下ごしらえをやったうえで年末に備えて冷凍しておきます。

きれいな羽です。風切り羽の根元のライトグリーンはコガモならではの美しさ

本当は羽をむしる前に冷凍したほうが味が落ちにくいのですが、家族の前で毛をむしると嫌がられるだろうことを想定し先にむしってしまいました。

メリメリっと、鴨類の中ではむしりやすいほうです

蒸した後、バーナーで産毛をあぶり、内臓をだしたら完了。

ここまでやれば売ってるお肉のようになります。これなら慣れない人もびっくりしないはず

ここからは実家ワープ。

先ほどのコガモ肉を保冷パックにつつんで持ち帰ってきました。

ちなみに鴨南蛮という料理は、南蛮と名前がつくものの日本料理で、江戸時代から食べられてきたものだそう。きっと昔からマガモやコガモやら作ってきたのでしょう。

まず、コガモを解体し、具にするお肉とつゆに使うガラとわけておきます。

主な可食部は胸肉とササミ

まずは、ガラのほうをネギ・しょうがと共に炊いてスープを作ります。

じっくり茹でて鴨の臭みを飛ばします

30分ほど炊いたところで、醤油・みりん・だしで味を調えます。

ねこぶだしは祖母のおすすめ、便利で美味しいとのこと

あとは味見をしつつ、塩と砂糖で味を調え、最後にお肉を加えます。

これを茹でたそばにかけて完成。

コガモの鴨南蛮!

さっそくいただいてみましょう!

ぱくり。ちゅるちゅる…

うむうむ、しっかり鴨味!

大型の鴨に負けず劣らずの旨味の濃いダシが出ています。

これは他に例えようがなくて、野生の鴨の出汁!!という風味。美味しいです。

お肉のほうもいただいてみましょうか。

ぱくり、もぐもぐ。

うん!

小鴨の長所なのですが、お肉が柔らかく、食べやすい。

風味は意外とあっさりしています。鴨の香りがふんわりする程度。

家族にもまあまあ好評。

「ちょっと食べ慣れない臭みがあるけど、味はよい。」とのこと。

たいへん良い正月になったカモ?

ごちそうさまでした。


○まとめ

コガモの鴨南蛮は大変おいしかったです。

小柄ではありますが、マガモやカルガモにも負けない強い旨味。

今後もチャンスがあれば狙って行きたいターゲット。来年の正月もまた親族揃って鴨蕎麦を食べられるよう、今年も怪我せず狩猟をやっていきたいと思います。

実家で作った都合、姪っ子が乱入してきて、撮影の裏側はたいへん忙しかったことをここに報告致します

■コガモ(小鴨)
【採取場所】河川、池、海辺
【採取時期】猟期(東京は11/15~2/15)
カモ科マガモ属。その名の通り小柄な鴨。渡り鳥であり、日本への飛来時期は9月~4月。鴨類の中では日本に留まる季節が長め。川や池に多いが、汽水域や波の穏やかな内湾などにも住み着く。草食で藻や水草を食べる。海に住むものはノリなど海藻も食べる。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

【おまけ料理レシピ】コガモの鴨南蛮

【材料】
コガモ x1羽
しょうが x1欠
長ネギ x1本
そば x2人前

★つゆ
しょうゆ x適量
みりん x適量
砂糖 x適量
塩 x適量
酒 x適量
こんぶだし x適量
かつおだし x適量

【作り方】
1.
とってきたコガモは羽をむしり、産毛をあぶり、内臓を抜いて、解体。ムネ肉・モモ肉・カタ肉を取り出します。それ以外はガラとして使います。
ムネ肉は薄切りに、モモ肉とカタ肉は骨から外すか、骨が露出するよう開いておきます。
内臓は使わないので、スナズリやハツなどは焼いて食べちゃいましょう。

2.
ネギは根元の白い部分を最後に散らす用に輪切り。それ以外はつゆ用にざっくり2~3センチほどに切っておきます。

3.
モモ肉・カタ肉・ガラをさっと湯通しして臭みをとります。それを、つゆ用のネギ・ショウガ・酒と共に鍋にあけ、たっぷりの水と20~30分ほど茹でてダシをとります。
この間に、胸肉は薄切りにして、炭火で焼くか、さっとソテーしておくと香りがよくなります。

4.
ダシが出たところでショウガとガラを出してしまいます。のちに、しょうゆ・みりん・かつおだし・昆布だしをそれぞれ加え、塩と砂糖で好みに味を調整します。めんどうなら麺つゆでもOK!

5.
味が整ったところで、コガモのムネ肉を投入し、さっと火を通したら完成。

6.
別でそばを茹でておき、5のつゆをかけ、輪切りのネギを散らしていただきましょう。


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