東京でとって食べる生活

ハシビロガモは小学校の頃かいだアノ香り

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猟期にハシビロガモという珍しい鴨がとれました。
なんとこの鴨、くちばしがカモノハシ!

とったときの話

埼玉県の農地でエアライフル猟をやっているときに、水路に鴨の少数グループを発見しました。

大きさ的にコガモ…かな?

んんん??

でちょっと雰囲気がちがう、

双眼鏡でよ~く観察すると…おっとコイツは特徴的なクチバシ!

ハシビロガモです!

@写真ACさんより、ハシビロガモ

食べたことがない獲物なので是非ともとりたい!

静かに近づいていきます。

腰を落として、ゆっくりと…

50メートルくらいまで近づいたところでハシビロガモの動きが変わりました。

こっちに気づいたのでしょう、
ゆっくりとですが離れるように泳いでいきます。

しゃあなし、今しかないぞと射撃モードに移行、
得意のモノポッドによる依託射撃。

モノポッド、こういうやつ

ゆーーーっくりとした動作でしゃがんで、
照準を合わせて…

ぱん!…ットン!

当たりました。

近づいてみると…もがいています。

飛べはしませんがかろうじて生きている、
半矢という状態ですね。

苦しませて申し訳ない
トドメにもう一発いれて、計ニ射でGETしました。

こちらがとったハシビロガモです。

やりました!
ハシビロガモ♀、ありがたく頂きます。

小さいターゲットだったので無理かと思いましたが、メッチャ嬉しい!

泳ぎ始めた時は焦りましたが、
モノポッドのおかげで遠くからでも当てる事ができたんでしょう。

ありがとうモノポッド、

小さい獲物を狙うときにこそ真価を発揮するモノポッドさん、
とても便利なのでおすすめですよ。

ハシビロガモを料理します

持ち帰ったハシビロガモは他の鴨と同じように冷蔵庫で熟成をさせました。

カルガモのときと同じように解体していきます。
(工程は同じなので割愛、興味があればカルガモの記事をどうぞ)

解体時の見どころをいくつか、

トレードマークのクチバシ。

カモノハシに似てます。
そもそもカモノハシは鴨のクチバシという意味ですが、中でもこいつが一番近いと思う。

シャベルのようなしゃもじのような独特の形状ですね。

うらっ返して口の中を見ると…

おお、これは…!

びっしりと歯みたいなものがついてます!!

びっしり、ちょっと怖い

触ってみると、思いのほか柔らかい…

調べてみると、これでプランクトンを食べるんですね。

水ごと食べ物を吸い込んで、水だけ吐き出して採食するのですが、そのときこの歯?でこしとって食べるんだそうです。クジラのヒゲと同じですね~

おもしろい!

おもしろいといえばもう一つ、

内蔵が他のカモと違うところがひとつ。

腸が…ちょう長い!!

ちょうながい!!

…すみません、
言いたかったんです。許してください。

でも実際に長くて、

比較対象、同サイズの鴨であるコガモの腸がこちら、

あんまりながくない、裏の黒いのは胆嚢だったかな…

比べてみるとオドロキのながさ!
二倍以上あるのではないでしょうか。

おそらくですが、あのクチバシを使ってプランクトンをよく食べるため、
消化に時間がかかって、長くなったのではないでしょうか。

日本人と同じですね。
(日本人は草食民族だったため、欧米人に比べて腸が長いそう)

ちなみに砂肝は見当たりませんでした。
射撃で潰れたのか、もしくはもともと小さいのか…?

さて、胸肉を切り出してみました。

右側のお肉の荒れているところは非弾痕

こちらは見た目は他のカモとあまり変わりません、

ただ…ちょっと、

なんというか、不気味な香りがします。

なんだか、知ってる香りなのですが、
これだーー!とは言い表せない香り、なんだろう。

とりあえず食べてみましょう、

胸肉を一口サイズにカットしまして、

オリーブオイルをたらしたフライパンに落とします。

ジュワワワワ!!

良い香りがしてきました♪

焼き色がつくと非常に美味しそう、
これ美味しいヤツなのでは?

悲報、ピントがあってない写真ばかり

とはいえ、焼く前の不気味な香りが心配でならない…

念の為、ショウガ・しょうゆ・みりんを加え、

照り焼きにしていきます。

というわけで、

ドン☆

カモはだいたい照り焼きにすればうまい

ハシビロガモの照り焼き、完成です。

食欲のわくイイかおりがして、非常に美味しそう。

それでは、いただきます!

ぱくり。

モゴモゴ、

うん、おいし……

モゴモゴ・・・

おおおおおおおおぉぉぉぉ、

おいしくなーーーーーーーーい!!!

わかりました!
あの不気味な香りの正体がわかりました!!

これは、

金魚の水槽のろ過フィルターの香り!!!

小学校の頃、教室にありましたよね

何故こんな味がするのか?
ハッキリとはわからないのですが、

・金魚の水槽のろ過フィルターは植物プランクトンをこしとる

・ハシビロガモは植物プランクトンをこしとって食べる

この二つに関連性がないとは思えません。

ごめん、

ハシビロガモくん君の味は苦手だ…

大事なので二度言います。

ハシビロガモは金魚の水槽のろ過フィルターの味!

※残ったハシビロガモの料理はスタッフが根性でいただきました。


○まとめ

最初は何の香りだろう?と思っていましたが、食べてハッキリとわかりました。
ハシビロガモの胸肉は金魚の水槽のろ過フィルターの味がします。

小学校の頃よくかいだあの香りです。動物委員会でクラスの動物係で水槽の掃除を毎週のようにやっていたあの頃。とても懐かしい。おかげで鮮明に思い出せて、なんだか幸せな気持ちに。

ありがとうハシビロガモ。

※もしかすると熟成が長すぎたかもしれません、フレッシュだとまた違う香りなのカモ。次に出会えたらフレッシュな状態の味を確かめてみたいと思います。(また同じだと食べるのヤだなあ…)

■ハシビロガモ
冬に越冬のために日本にやってくる渡り鳥。狩猟鳥獣の一種。植物傾向の強い雑食で、プランクトンや種子など植物だけでなく、昆虫、軟体動物、魚類などの動物食も行う。特徴的なシャベル状のクチバシを水面につけ水を吸い込み、吐き出すときに濾し取って採食を行う。

【注意】
本種は鳥獣保護法により保護されております。とるには狩猟法にしたがう必要がありますのでご注意ください。

【おまけ料理レシピ】なし

※美味しい食べ方がわからないため、今回はレシピ無し!
まずいのがわかっている調理方法を乗せてもしょうがないので、ごめんなさい。


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