【 東京でとって食べる生活・ドキュメンタリー 絶賛公開中!】

私のアライグマをとって食べる活動が映像になりました!

罠でとったアライグマを解体して美味しく食べちゃいます♪

メニューはステーキにシチューに…えっ、ラーメン!?


ツキノワグマを貰ったので食べてみた

2020年7月20日

ツキノワグマを貰いました。

アッ!

貰ったのはツキノワグマのお肉です。
生体ではありません(念の為

さすがに日本じゃ熊は飼育できないですね、ロシアならともかく。
※興味ある人は"ロシア 熊"で画像検索してください

さて本題。

汁物などで食べたことはありましたが、熊の生肉を手に取るのは初体験。

富山産ツキノワグマ。冷凍のブロック

めちゃめちゃ嬉しい。
その節はありがとうございます!!

せっかくの珍しいお肉、一人で食べるのはもったいないなあ…。

いうわけで、せっかくなのでジビエ好きの友人らを呼んで味見会をやっていくことにしました。

ツキノワグマについておさらい

日本に生息する熊二種類のうち一種。

狩猟鳥獣であり、主に本州に生息します。

本州最大の大型陸上生物で、その背丈は1メートル半ほど。
特徴は首の根本に白い三日月型の模様をもつこと。

ツキノワグマ@写真ACより

皆さんはツキノワグマについて、どんなイメージがあるでしょう?

やっぱり、

「出会ったら怖い。いたら退治してほしい。」

これかな、

狩猟を始める前の私にとってはこのイメージでした。

狩猟を初めてから知ったのですが、ツキノワグマの個体数は森林の伐採と共に減少傾向にあるのだそうです。

狩猟鳥獣のツキノワグマ@狩猟読本(付箋は勉強用にはったやつ)

まず、九州では絶滅ずみ

続いて西日本にはごくわずかしか生息しておらず、なかでも四国では100頭未満の絶滅一歩手前。

2010年の情報では、全国でツキノワグマの生息数は1万5千頭~2万頭程度だと推測されています。ちなみに2019年時点でイノシシは89万頭。
※ツキノワグマの生息数は自然環境研究センター「クマ類の個体数推定法の開発に関する研究」より。近年は狩猟の衰退に伴い増加傾向とのこと
※イノシシは環境省の報道発表資料より

そのため個体数の回復が測られており、生息数の少ない西日本17県では狩猟禁止。

身近なところでは、東京都でも奥多摩などでは捕獲禁止
丹沢を中心とした豊かな山林を有する神奈川でも『狩猟の自粛』が呼びかけられています。

ツキノワグマの捕獲自粛の呼びかけ

そんな意外にもはかない生物だったわけですね。

「危ないからどんどんやっつけろ~!」みたいな対象ではないのです。

手厚く保護しなければいけない。
なんなら罠にかかっても生きたまま開放しなければいけない(超大変だそうです)

とはいえ東北などの地域にはじゅうぶんな個体数が生息しており、人身被害が出ているのも確か。

クマ注意の看板@写真ACより

2018年の情報ですが、東北地方における人身被害が年20件ちょい。それ以外の地方での被害も合計で同じくらいあるのだそうです。

現在とられているツキノワグマはそのような地方で有害駆除でとられたものが大半とのこと。

※クマ撃ちの女、クマをとることに人生を捧げる女性ハンターの話。面白いです(Amazonより)

捕獲するべきなのか?それとも保護するべきなのか?

昨今の動物事情のなかでも、ツキノワグマはとりわけ慎重な対応が必要とされている生物といえるのではないでしょうか。

ん。

「私はどうするか?」って?

そうですね~

身の危険さえなければ狙ってとる生き物ではないでしょう。
怖いですしね。

逆に、危険が迫っていたらマァ撃っちゃうのではないでしょうか。
食べたいですしね(だいなし)

ツキノワグマを食べてみる

そんなツキノワグマのお肉がこちら。

メモ書きによると年齢のいったオスのようです。部位は不明とのこと。

真っ赤な赤身と、脂肪の層のコントラストが印象的。

カットしてみました。

これだけみると豚の背肉に似ているな~という感じ、近い部位なのかもしれません。

薄切りにすると、キメ細かな脂のサシが入ってるのが見て取れます。

さて、

せっかくの初物、シンプルに食べてみたい。

というわけで、ただただ炭火で焼いて塩で食べてみることにしました。

じゅう。

たまにやるキッチン炭火。
美味しいですけどしばらく部屋がくさいんですよね…。

返しつつ、じっくり焼いていきます。

じっくり火を通すと、脂肪が独特の黄色みを帯びてきました。

なんとなくですが、ドングリとか高カロリーなものを食べてそうな色合い。

焼き上がったところで、

いざ実食!

せっかく友人らに食べていただいたので、感想をいただきました。

「うまいうまいうまい。クセがぜんぜんない、野生でこの脂の量か~」
「脂がのってておいしい。サラサラしてる脂で食べやすい」
「イノシシよりクセがない。炭火とあう」
「美味しい。脂が胡桃っぽい」

とのこと。

総意としては、

ツキノワグマはうまい。

との結論に至りました。

追加で焼いて…

私も食べてみます。

パクリ。

もぐもぐ、

うん、すごく美味しい。

熊のお肉って硬いイメージがあったのですが、相反してとても柔らかいです。

サシの入った身は舌の上で形を保てずとろけてしまうほど。

もちろんジビエなので個体差もあるのでしょうが、このツキノワグマは最高に旨い個体でした。

ツキノワグマ、うまいです!

(やっぱり、とるべきなのか…?)

さて、熊の試食のあとは宴会。
熊肉はちょっぴりだったのですが、友人が猪肉を持ちこんでくださったりし、ボリューム満点な会になりました。

もちろん炭火で焼いて堪能したのですが、そこらで摘んできたハマダイコンと炒めてみたり。

イノシシとハマダイコンの炒めもの

炒めものがこんなにうまいとは…!豚でいいからまたやろう。

きしめんとイノシシのラグソース

脂と炭水化物の暴力…!

大満足の一日だった事をここに記します。

ごちそうさまでした。


まとめ

ツキノワグマはとても美味しかったです。個体・とれた時期・部位などで味わいや食感が異なるでしょうから一概には言えませんが、想像よりずっと美味しいお肉でした。

今後もこのお肉が食べられるよう、ぜひともツキノワグマさんには個体数を維持していただきたいものです。できれば山奥のほうでネ。

ツキノワグマ

【採取場所】山林
【採取時期】猟期(11月15日~2月15日)
クマ科クマ属。日本の個体群はニホンツキノワグマと呼ばれる亜種。夜行性で昼間は穴の中で休む。雑食で果実や新芽などの植物性のものから、ドングリなどの穀物、昆虫、小型の脊椎動物などさまざま。大型動物を襲うことは少ないものの、不意に出会うなどすると攻撃される可能性がある。山林を歩く際には鈴をつけるなどの対策が有効。特定動物に指定されているためロシアと違って飼育することはできない。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、狩猟読本、自然環境研究センター「クマ類の個体数推定法の開発に関する研究」


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