アライグマとビールでアメリカンシチューを作ってみた

2023年2月16日★狩猟,アライグマ,季節【冬】

今回の料理はビールを使ったシチューをご紹介。 お肉はアライグマの肉を使います。 アライグマ肉は北アメリカでは coon とも呼ばれる一般的な食材。 海外の検索サイトで"how to cook raccoon"などのキーワードでぐぐると、アライグマを使ったレシピがいくつもでてきます。 そんな中でビールを使う“coon stew"のレシピを発見しました。 ビールを使ったシチュー!? 面白い!食べてみたい!! というわけで、参考にしつつも手元にある材料でアレンジして作ってみました。 クリーム・ビーフのシチューに飽きた方、試してみてはいかがでしょう。 (鶏肉とか牛肉で作っても旨いですよ!)

レシピ② アライグマのBEERシチュー

材料

■具材(4~5人前) ・アライグマの肉 x200~300g ※鶏肉/牛肉などで代用可 ・玉ねぎ x1個 ・じゃがいも x3個 ・にんじん x1本 ・マッシュルーム x1パック ■その他 ・ビール x1本(銘柄は何でも良いのですが"第一のビール"で) ・食用油 x適量 ・塩 x適量 ・コショウ x適量 ・ローリエ x4~5枚 ※その他、バジル・オレガノ・タイム・デイル などお好みでハーブを加えて下さい。

1.

新鮮なアライグマのお肉を用意します。おすすめは前足です。 骨抜きをし、食べやすい大きさにカットします。

アライグマの肉(後足)

2.

タマネギ・ニンジンも食べやすい大きさにカット。 マッシュルームは薄切りにしておきます。

3.

鍋に油をひき、マッシュルームを炒めて香りをだします。 カロリーを気にせずたっぷり油を使って揚げ焼きにするのがコツ。

4.

両面がキツネ色になったら、タマネギを投入、

透き通るまで炒めたら、別皿に取り出しておきます。

5.

再び油をひいてアライグマ肉を投入。

両面に軽く焦げ目をつけたら、ニンジンを加えざっくり炒めます。

ニンジンの表面がしっとりしたら、取り分けておいたマッシュルームタマネギを加えます。

6.

ざっくり炒めたらビールを流し込みます(口に流し込んじゃだめだ、鍋にだぞ!HAHAHA!)

水を350mlほど加え、ローリエを散らし鍋の蓋をあけたまま、弱火で20~30分ほど煮ます。

7.

後入れするジャガイモを用意します。 シリコンスチーマー、もしくはラップにつつんで電子レンジで5分ほど加熱。

皮をむかずにカットして使うアメリカンスタイルがおすすめ。 バターをかけてホクホク食べたくなるのはグッと我慢するのだ。HAHA。

8.

最後に塩で味を整えて完成です。

BEERシチューを食べてみる

できあがったのがこちら、 アライグマのBEERシチュー

ビールを入れてるので苦いのかな…?

と思うのですが パクリと食べてみると、じんわりと甘いスープに優しい味わい……

アライグマの旨味とハーブの香りがふわりと香って

Huuuuuugh!! ウマイ!

抵抗なくスプーンがひょいひょい進んじゃいます。

きっとこれが北アメリカのグランマの味…なのかもしれません。 ご

ちそうさまでした!

まとめ

ビールで作るシチューはじんわり甘い不思議な味わい。 アライグマとよく合う味なので、ぜひおすすめです。 しかし、ビールがこれだけ甘いということに驚きました。飲んでも同じだけ糖分は摂っているということなんでしょうね~(おっと誰かがきたようだ

アライグマ

食肉目アライグマ科アライグマ属。その名の通り水辺を好む。都市部では人目につきづらい溝や用水路を好んで通り道に使う。跳躍力に優れ、1メートルもある用水路からピョンとあがってくる。 【注意】 本種は鳥獣保護法により保護されております。とるには狩猟法にしたがう必要がありますのでご注意ください。

ジビエを扱う際は、調理後アルコールスプレーでまな板や包丁を除菌しましょう

参考書籍のコーナー

のぼの罠猟マンガ。入りやすいので、狩猟に興味あるけどよくわからんって方におすすめ!

猟をある程度知っている方はこんな本がオススメ。基礎が丁寧にわかりやすくまとめられています。

代における冒険、それは狩猟だ!って感じの本です