アライグマ丸焼き会 レポート
アライグマを丸焼きにして食べ尽くす会をやりました!
会場として利用させて頂いたのは横浜の肉バル食いしん坊さん
![](https://totte-taberu.com/wp-content/uploads/2020/01/アライグマ丸焼き_30.jpg)
事の発端は、店長さんと「アライグマ美味しいですよね。食べまくるイベントやりたいですよね」と話した際に。
バーベキュー窯をお持ちだとおっしゃる。
![](https://totte-taberu.com/wp-content/uploads/2020/01/アライグマ丸焼き_03.jpg)
そして、
「これならアライグマをまる焼きにできますよ。」
という熱い言葉。
加えて、先日に柴犬ほどもある巨大アライグマが捕れたタイミングでもあったため、
「丸焼き、やりましょう!」
即決。
そんなわけで祭りが開催される運びとなりました。
今回はそんなアライグマを丸焼きにして食べまくる会のレポートです。
アライグマをひたすら好きなだけ食べられる日
さて来る開催日。
会場となるお店をアライグマでハイジャック。
![](https://totte-taberu.com/wp-content/uploads/2020/01/アライグマ丸焼き_07.jpg)
夕方ごろからの開催、飲みながらアライグマ肉を堪能しようという算段。
会場の都合、参加者は10名ほど。
皆が集まったところで、アライグマ料理を提供開始。
まずは前菜がてらにアライグマのトマトソース
このさき肉ばかりということで、さっぱりめの味付け。つまりはジャブなわけですね。
二品目はアライグマ前足の塩コショウ炒め
![](https://totte-taberu.com/wp-content/uploads/2020/01/アライグマ丸焼き_09.jpg)
アライグマの前足は特別に筋肉がついておりマッスル感あふれるムチムチとした味の濃い肉質。「この肉が一番好きだ!」という方もいらっしゃいました。
三品目はアライグマレバーの塩コショウ炒め
アライグマの肝臓です。
ジャキジャキとした繊維質な歯ごたえが特徴的。
流水やら牛乳やらで念入りに血抜きをしたおかげか「牛豚のレバーとそう変わらない味」とのコメント。
四品目はアライグマ背ロースのグリル
![](https://totte-taberu.com/wp-content/uploads/2020/01/アライグマ丸焼き_12.jpg)
細かい部位に分けていないため、食べた場所で食感が違うのが面白いところ。
あま~い脂がたっぷりのった背中の部位はじゅわっとジューシー、首やお尻あたりの脂のない部位はしっとり上質な柔らかめの肉質。このお肉も人気でした。
五品目、アライグマ後ろ足のステーキ
私の一番好きな部位。とりわけブリブリ食感の歯ごたえがたまりません。たいへんにうまい。
食べてくださった方からも「どれも美味しいと思ったけど訂正。後ろ足がやっぱりイチバンウマい!」との言葉がでたほど。
さて、
今回はすべての料理がアライグマ、全て肉料理なわけです。
「つけあわせの野菜とかないの?平気?」という心配をされている方もいらっしゃるでしょう。
シカシ、これらは農場でとったアライグマです。
つまり彼らの主食は野菜。
ひいてはアライグマは野菜でできている、そう実質野菜そのものです。
なんら問題ありません。
サァ、ドンドンいっときましょう。
![](https://totte-taberu.com/wp-content/uploads/2020/01/アライグマ丸焼き_11.jpg)
ここで満を持してメイン登場!
アライグマの丸焼き★アメリカンバーベキュースタイル
ドン!!
バーベキュー窯から登場したこちら、130度の温度で8時間かけて丸焼きにしてくださったそう。
じっくり焼いたことで柴犬サイズからずいぶん縮みましたが、それでもまだ子犬ほどの大きさ。
席に運ばれると勝手にはじまる撮影会。
いやはやアメリカの広大さを感じる景色ですねえ。すばらしい。
表面の黒いのはコゲではなくタレとのこと。
試しにお肉をつかみあげると…
ずるるん…ホロホロホロ。。。
軽く持ち上げるだけで崩れてしまう!!?
長時間熱せられたおかげでとびきり柔らかくしあがっているようです。
さて、そのお味はいかに!
![](https://totte-taberu.com/wp-content/uploads/2020/01/アライグマ丸焼き_25.jpg)
ほぐしたお肉のカタマリを、
豪快にガブり!
ぎゅむぎゅむ…
OOOhhh!! amazing!!
So Yummmmmmmy!!
(申し訳ない。あまりの旨さに私までアメリカンになってしまいました)
第一印象は、とにかく味が濃いコト。
ただでさえ濃いアライグマの味わいがグワーーーッと凝縮されています。
つまり、
スゲーーーーウマい!!
でもって、
店長特製のマスタードソースを!
たっぷりとつけていただくと…
さっぱりしたソースと、そのソースに負けないアライグマ肉の旨味が一体となって…
最高!!!!!!
です。
時間をかけて火を通したおかげで、脂の臭みも抜けきって臭みゼロ。イベントに参加してくださった方々にも「うまい!うまい!」と大評判。
アメリカンバーベキューはアライグマにとって理想的な調理方法なのかもしれません。
そんな丸焼きのお肉、一頭まるまるというとてつもないボリューム感ではありましたが、
みんなでつつきまくって…
最後には骨だけになるまでしゃぶりつくされましたとさ。
アライグマの丸焼き、たいへん美味しゅうございました。
大勝利!!
ごちそうさまです。
○まとめ
アライグマだけを食べるイベントなんてどうなってしまうのかと思いましたが、終わってみれば大盛況。アライグマのお肉はどの部位も非常に旨く、またどんな調理方法でも美味しい。これは参加者皆の総意です。
特にアメリカンバーベキューとの相性はとりわけよい。前は「アメリカ人はいつもアライグマをバーベキューにするなぁ…それしか料理を知らないのかなあ…。」なんて思ってましたが、いまや「アライグマはアメリカンバーベキューにするべき!」としか考えられません。
最高でした。また機会があれば開催したいですね!
バーベキュー釜…買っちゃおうかな?(ゴクリ
■アライグマ
食肉目アライグマ科アライグマ属。定着してしまったアメリカ原産の外来種。狩猟鳥獣の一種。北海道~九州までほぼ全土に生息する。夜行性で昼間は空き家や屋根裏などの暗がりで休み、夜になると出歩き餌をとる。好物はキャラメルコーン。
【注意】
本種は鳥獣保護法により保護されております。とるには狩猟法にしたがう必要がありますのでご注意ください。
アライグマをとる記事はコチラ
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