オジサンが東京離島で釣れたので食べてみた
秋、東京の離島に釣りにいきました。
ブッコミ釣りでイカとか豆アジを放置する釣りスタイル。ターゲットはタマン(ハマフエフキ)など根魚。
しかしこの日は黒潮の具合が悪く(南から来る暖流、流路が頻繁に変わる)、夜のアタリがぜんっぜんありませんでした。17~22時まで粘ってゼロヒット、泣きそう。
唯一、遅い時間にサカタザメがきてくれたくらい。
季節のことなのでね、しょうがない。1回寝て、朝に出直そう。
…ってことで二日目を迎えたわけですが、朝方に流れが変わったのか群れがやってきました。そうオジサンの群れが。
オジサンが釣れた
翌朝8時頃、昨夜に続いて堤防から豆アジを投げ込んでいたところ、まあまあサイズのあたりがある。
「き、きたーーーー!!」
「…ってあれ??外れた。」
嬉しいのですがしかし、手前まで寄せたところで外れてしまう。
こりゃあ何だ…?
と、何度かリトライしているとあがりました。
ててーん!
ニシキゴイ…???
いやここ海だし!
オジサンかあ。
コイではなく、ヒメジという種類の魚の一種。ヒゲがあって、タラコ唇で…まさにオジサン顔。
しかもこいつは口の緩いオジサンであって口元の皮が薄いんですよね。それですぐ針がはずれます。ちょっと困るけど憎めないオジサン。
何度かかかっていて粘ればもうちょっと何匹か釣れそうだったんですが、船の時間が迫っていてこのあたりで引き上げ。
オジサンは美味しい
釣果はこんな感じ、目立ちたがり屋のオジサンが混じってますね。
サカタザメ、オヤビッチャ、マウツボ、イスズミ、イシガキフグ、などなど。レポート済みの魚は過去記事参照ください!
まだのは今度書きます!ちょっとまってね。
さばく前にオジサンの観察。コイよりほんのちょっとシュッとした顔出し、ヒレは黄色いでニシコゴイの白い部分が黒くなってます。ほんと綺麗な魚ですよね。
(さばくところの写真とりわすれました)
出来上がったのが…
オジサンの刺し身盛り。
皮目がうまいので半身は炙りにしてみました。身質は透き通っていてほんのりピンク色、典型的な白身魚です。
こいつ美味しいんですよ~!いただきます!
九州醤油につけてパクリ。
んん~~~!!
たまらないですね。しっかりした身質でもっちもち。上品な香りですっごく美味しい。上品なオジサン。
ででん。
必死で魚をさばいてたら、友人らが他の魚と一緒に丼に盛り付けてくれました。オジサンと仲間たちが大集結な海鮮丼、さてどれが何でしょう?(難易度MAX)
友人らと「この中でどれが一番美味しい!?」って話をしたんですけど、オジサンが一番!という意見が多かったです。みんなだいすきなオジサン。
オジサンからでるダシがうまい
さて翌日、オジサンの骨と頭でダシをとってみました。白身魚なのでぜったいにうまいはず。
煮たら脂がでてきてスープの上に浮いています。思っていたより脂っこいオジサンだったんですねえ~。
お出汁もしっとりと美味。
これにて完食。
ごちそうさまでしたありがとうオジサン。
まとめ
東京離島で釣れたオジサンをさばいて食べてみました。見た目はほとんどニシキゴイの2Pカラーみたいな魚ですが、味はしっかり海の白身魚、とても美味しいオジサンです。
東京離島はフェリーでぱっといけて楽しいスポットです。どうぞお試しあれ。
オジサン
【採取場所】東京離島。静岡より南の海、特に鹿児島より南
【採取時期】通年
ヒメジ科ウミヒゴイ属。海緋鯉という名前が示す通り赤い体に黒い斑点、黄色いヒレ。非常に美しくてオジサンである。オジサンという名前はヒゲをつけた頭から。南方系の魚であり生息域は駿河湾以南とのこと、東京では離島のみに生息。動物食でありイカや魚の切り身などをエサにブッコミ釣りをしていると釣れる。夜でも朝でも居れば釣れる。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia、ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
宣伝コーナー
ハリスは5~10号くらいがおすすめ。サカタザメのような大型魚も狙うなら迷わず10号
【おまけ料理レシピ】オジサンの炙り
【材料】
オジサン
【作り方】
1.
オジサンはウロコを丁寧にとって三枚におろす。
頭や中骨は良い出汁がでるので捨てないように。
2.
血合い骨をとる。包丁ですいてもいいが、小型種なので手で探ってピンセットで抜くのがよい。
3.
好みで、軽く塩をしてキッチンペーパーでつつみ冷蔵庫で寝かせる。
(白身魚は寝かせたほうがうまい。ペーパーを交換しつつ1~2日寝かせるとよりうまい)
4.
網にのせ皮目をバーナーで炙る。
(バーナーがなければコンロで炙ってもいい)
5.
さっと塩をふって食べても旨いが。九州醤油もよく合う。
酢飯との相性がいいので、"寿司の子"で酢飯を作ってどんぶりにするのもいい。