東京でとって食べる生活

キジバトをとって食べた

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二年目の猟期の初日、美味しいときいて狙っていた念願のキジバトをとることに成功しました。

生きてるときはこんな感じ、

Wikipedia キジバト項より引用

茶色とグレーのカラーリングの鳩。山林や農村地に生息する野鳥で、狩猟法にしたがってとることができます。

大きさは両手くらいでしょうか。狩猟鳥のなかでは中型サイズ。

キジバトは狙うのが難しい鳥です。ほとんど音をたてずに飛び、木に止まるとピタリと動くのを止め、景色に同化して見つからなくなります。

とるコツとしてはとにかくシルエットを目に焼き付ける事、

※止まっているキジバトのシルエット

いちど止まってしまうとあまり動きません。止まっているキジバトをキジバトの警戒範囲の外から発見し、撃ちとりましょう。

また、飛んでいるキジバトを見つけ、止まる木を確認するのも有効です。

近づくとキョロキョロし始めるのですが、それはこちらを警戒している合図。その状態で近づいたり怪しい動きをすると飛んでしまいます。相手する生き物をよく観察するのもポイントですね。

似た鳥にグレーのドバトがいます。こちらは非狩猟鳥獣ですので絶対に間違えてとらないように。

”キジ”と”キジバト”は間違えてとっても笑い話ですみますが(むしろ嬉しい)。ドバトは間違えると法律違反、ハト違いじゃすみませんよっ。

(Wikipedia カワラバト項から引用)

ドバトのほうがひとまわり大きいのと、せわしなく動くことから判別はしやすいかと思いますが、十分に気をつけてください。

さてでは台所ワープ、とったキジバトを調理していきましょう。

なお、下処理は冷蔵庫で4日ほど寝かせたのみ。下処理の腸抜きや血抜きは一切やっていません。

まずは羽むしりから。キジバトは羽が抜きやすくて楽ちん、なでるだけでポロポロ落ちます。

羽をむしりおえて、コンロで炙ったのがこちら、脂肪がほぼなく皮膚が薄いのが特徴的。

グロい解体シーンをワープ!!

お肉にしたものがこちら。

もも肉、鶏肉と違って非常に小さい。あまり歩かないから発達していないのでしょう。

手羽先、やや小ぶりですがそこそこのサイズ。

左上が胸肉、右上のものはササミ、鳩胸というだけありとても発達しています。

ちなみに左下のものは竜骨突起という胸肉の内側の骨。空を飛ぶ鳥はこちらが発達しており胸肉を剥がすのがちょいと手間だったり。

内蔵、左から砂肝、レバー、ハツ。どれも一口サイズ。

背中ぶぶん、首元のネックと、おしりのぼんじりがついてます。残りはガラとしてダシにでも使いましょう。

以上のお肉がとれました、ひとりぶんとしてはたっぷりのボリューム。

ではさっそく料理していきます。

最初はハトムネとモモ肉のソテー。弱火で両面を固くならない程度に焼いてみます。脂肪がないので止め具合がわからないのですが、ほどほどで止めておくことにします。

最後に強火で焦げ目をつけておしまい、ちょっと焼きすぎたかもしれませんが、これくらいで良いでしょう。初物なので味付けは塩のみ。

盛り付けてみました。ここまで1時間ほどでたどり着けます。

小さめですが美味しそう。キジバトに感謝して、いただきます!

かじると程よい弾力で肉汁じゅわっ!美味しい。ほんのりレバー感がありますが気になりません、血抜きをしなかった影響はあまりなさそうです。鶏肉というよりどちらかというと牛肉に近い味わい。ほんのり乳くさいのが独特ですね~。

お次はもも肉、こっちはありすぎるほどの弾力が!皮も厚めです。味が濃いのでけっこう好みかも。

手羽先、ぼんじり、ネック、内蔵三種はオーブンで焼いてみました。普通にあぶると干からびてしまいそうなのでスチームをかけたのがポイントでしょうか。

味はどれも鶏肉と似ていてフツーに美味しいです。内蔵も不思議と臭みがありません。ぼんじりは唯一脂がのっていて至福の味でした。

最後に湯でササミのポン酢。上品な味わいでグッド!

ごちそうさまです。


○まとめ

キジバトは噂通りの美味しさでした。この味なら積極的に狙ってとっていきたいところ。

なお、今回は料理するまえの下処理として、内臓の臭みを肉に移さない「腸抜き」と、血のにおいをへらす「血抜き」をあえてやっていません。ですがじゅうぶん美味しくいただけました。

結論として、内蔵に傷さえはいってなければ抜かなくても良い、そう私は考えます。(これで下処理やらなくていいから楽ちんだぞ~♪)

■キジバト
鳥綱ハト目ハト科キジバト属、食性は雑食で果実や種子からミミズや昆虫なども食べる。名前の由来はキジの雌に体色が似ているからだそうだ。

【注意】
本種は鳥獣保護法により保護されております。とるには狩猟法にしたがう必要がありますのでご注意ください。


【おまけ料理レシピ】キジバトの焼き鳥

【材料】
キジバト x1羽
牛乳 x100mlくらい ※臭み取り、なくても可

1.
キジバトを羽毛むしり→羽毛あぶり、と処理し、精肉します。
精肉では、ハツ、レバー、スナギモ、ぼんじり、モモ、手羽先、ムネ、ササミ、に分けます。
ムネは大きいので、薄めの一口サイズに切り分けて下さい。

2.
ハツ、レバー、スナギモ、を牛乳に1時間ほど漬けます。
血のにおいが好みでない方は切り分けたムネ肉も漬けておくのがオススメ。

3.
牛乳から出したお肉を水で洗いキッチンペーパーで水気を拭き取ります。
その他の部位と共に串(火の通りがよいので金串がおすすめ)にさし、グリルもしくは温めたオーブンで、返しつつ両面に焼き色がつくまで火を通します。
オーブンの場合は200度で15分~20分ほどでちょうどよく火が通ります。

4.
焼きあがったら完成、塩と好みでコショウをふってあついうちにどうぞ。


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