スダジイは超うまいドングリ。その見分け方のメモ
それは、たまたま行ったとある射撃場、連れが「良いもの見つけた」と、持ってきてくれたのはドングリ。
こ、これは…!!
メチャメチャうまくて、
人気がありすぎるためか、
なかなか食べるチャンスのない(個人の感覚です)
あのスダジイ(シイの実)じゃあないですか!?

射撃場なんてマイナーな場所だから残ってたんですかね、ラッキー!
そんなわけで食べた久しぶりのスダジイ。超ウマかったです!今回はそんなスタジイの話。
スダジイ(シイの実)ってどんなドングリ?
スダジイというのは食べられるドングリの木の一種であり、シイの実として有名なやつなのですが、見た目がちょっぴり個性的でキュートなんですよね!
ドングリというと、帽子をつけているイメージがありますけど、スダジイはちょっと違う。カラをかぶっているのです。

実が完全に熟れきるまでは、ムシに食べられづらくするためか?こんな感じの、ウロコ模様のカラに包まれています。

その中に、我々がよく知るドングリが入っているというわけ!
ひじょーに興味深い作りをしています。面白いっ!なんで>スダジイだけこうなんでしょうね!?

ドングリそのもののサイズはやや小柄で、縦長。産毛がついているのもかわいらしいポイントかな?
他の多くのドングリと違い、渋みがなく美味しく食べられるエラいやつ。特徴がわかりやすいので、覚えておくとどこかで美味しい思いができるかもしれませんヨ!
さてそんなスダジイなわけですが、教えてもらった場所にたくさん落ちていたので、せっせと回収!
今夜はおなかいっぱいコレを食べるんだ~。へっへっへ~!
スダジイの木の特徴は?
せっかくなのでスダジイの木の特徴をメモしておきましょう。こんな感じ!
幹が太い。これはおそらくかなりの老木ですね。
スダ爺ってやつです。
樹皮はこんな感じ、成長度合いによって見た目かわりますが、ウロコ模様が出がち。
葉っぱはこんな感じ、先端がピンと尖っており、その左右にゆるく角があります。
裏側。産毛で白っぽくて、葉脈がくっきり。
昔の食料確保のためか?神社の境内によく植わっているので、ぜひお近くで探してみて下さい。
シイの実拾いは競争になりがちですが…!
(神社だと単純に掃除されちゃうだけかも)
スダジイを食べてみる
さて、持ち帰ったスダジイはまず水につけて、虫食い判定。
明らかにプカプカ浮くやつにはムシが入っています。
あと、外見ですでに穴があいてるのはだいたいダメ。
とはいえ、乾燥していると浮くこともあるみたいなので、しばらく様子見。
1~2時間はおいて、それでも浮くやつははじいてしまいます。
数時間後、完全に沈んだもの以外は捨てちゃいました。
試しに生でむいて味見、
しょりしょり…
うん。生ですでに旨い。
他のドングリと違ってコクがあるというか脂っぽさがあるんですよね。
炒って食べればもっとうまいことでしょう!というわけでフライパンへ、
そういえば、炒ると自然に割れると聞きましたが、割れるんでしょうか?
実験、しばらく転がしながら煎ります。
水気が飛んで、しろっぽくなってきたけど、カラが割れる気配はナシ(火は通ってそう
フタをして、しばらく待ってみる作戦。
たっぷり10分は待ってみましたが、ひとつも自然に割れることはありませんでした。
実験終了!スダジイの実はフライパン煎りでは割れません!
んじゃ他の方法で割ることにしまして、
炒ったドングリを適当にバットに並べたら~
上にまな板とか硬いものを置いてっと
ぐっ!と体重をかけるれば…
パキパキパキ!!
割れました。
これでヒビが入るので、そこからひっぺがして全部剥くだけ。らくちん。
次からはこれでやろうっと!
スダジイの味は?
ようやくスタジイを食べるターン♪
いただきます!
カリ…コリ…
ん!煎りすぎちゃいましたね、
でもちゃんと美味しい!
例えばマテバシイなんかは、クリに近い蛋白な味なんですけど、

スダジイはなんというか、クルミみたいな脂肪分のある味なんです。
ナッティーというかクリーミーと言うか?これ、ドングリの中で一番好き。超うまい。
モグモグ…ごちそうさまでした。
まとめ
ラッキーなことにスダジイが沢山ひろえるポイントを発見し、たくさん拾ってきました。ついでに木の形をメモしておいたので参考にどうぞ。
割って食べてみると、クルミのような脂肪分を感じる味で大変美味!みなさんにもぜひスダジイ拾いにチャレンジしてみていただきたい。(ライバル増えちゃうなー!!)
スダジイ(すだ椎)
【採取場所】新潟以南の山林、公園、神社境内
【採取時期】10月~11月
ブナ科シイ属の落葉広葉樹。日本に自生する食べられるドングリの一種で、いわゆるシイの実である。実が鱗模様のカラに包まれているのでわかりやすい。昔から食用のためか?植えられる傾向にあり、神社の境内や公園によく植えられている。長生きのものは大木になってることもしばしば。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia
宣伝コーナー
【おまけ料理レシピ】煎りスダジイ
【材料】
スダジイ
塩
【作り方】
1.
スダジイはしばらく水につけて選別する。
しばらくたっても浮いてこなければ、虫食いなので捨てる。
(乾燥しすぎたものも浮く、水を含むと沈む)
2.
水を吸ったスダジイを中火のフライパンで炒る。
3.
ザラザラと動かして、4~5分ほど、
色が変わって水気がとんだら完成。
3.
割って食べる。1つ1つペンチで丁寧にやってもいいが、
まな板で押しつぶして割ると簡単。
そのままでうまいが、好みで塩をふって食べてもよい。
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