カラスとキジの食べ比べ

2024年5月19日カラス,キジ


とある猟期、エアライフルを持って鳥猟にいったところ、キジカラス(とハト)がとれました。

日本ではよく見かける狩猟鳥獣たちですが、キジは高級で美味しそうなイメージ。カラスは不味そうなイメージがありませんか?

ほんとかなー?

せっかくなので、同じ調理方法をして、食べ比べてみましょう。はたしてカラスとキジはどっちがうまいのか!?

キジはその辺の田んぼにいる

ちなみにキジはその辺にいます。田んぼの近くを通るときはよく見てください。

ほらいた!

いっぴきめ~(見えますかね?)

キジのいる風景
キジのいる風景(わかるかな?)

にひきめっ

キジのいる風景
キジのいる風景(撃ちやすいロケーション!)

さーん。

キジのいる風景
キジのいる風景(これも撃ちやすいロケーション!)

し!

キジのいる風景
キジのいる風景(道路の近くなので撃てない…)

ごおおお。(民家の裏にもけっこういます!)

キジのいる風景
キジのいる風景(民家の近く過ぎて撃てませんね)

ろく!

あっ、これはメスでした。

ちなみにキジのメスは法律でとってはいけないことになってます。あしからず!

あ、ちなみにカラスはたくさん。都区内でもそこらじゅうで見かけますが…

カラス
カラス(写真ACより)

農地ではもっと多いんですよ。

加えて、野菜の苗、例えばトウモコシとか、マメとか、つついて食べちゃう嫌われもので、狩猟だけでなく駆除をやってる自治体もあったりしますよ。

カラスとキジを調理する

猟期(狩猟鳥をとって良い期間)、エアライフルをかついで田んぼをめぐってきました。

カラス、

キジ、

…とハト(キジバト)。

キジ、カラス、キジバト

今日の夕食これでキマり!

というわけで、

羽をむしりーの、皮をむきーのして、っと。

キジ肉とカラス肉

カラスとキジは羽を剥くのが面倒なんで、皮ごとむいちゃいました。ハトは羽むしりが楽なんで、そのままです!

これ食べ比べるわけですが、調理方法はオーブン焼きでやってみようと思います(簡単ですしね)

まずは、まるままのカラスとキジをマリネ液に漬けるところから。薄い塩水とハーブででっちあげて1時間くらい浸しますよ。

こっちがキジで、

キジ肉とカラス肉を料理する

これがカラス。どちらもすでに美味しそう。

キジ肉とカラス肉を料理する

その間に詰め物用の野菜なんかを用意してですね、

カラスとキジのお腹の中に詰めていきます。

キジ肉とカラス肉を料理する

つめりつめり。骨があるのであんまり入りませんね…ニワトリとはわけが違う。

キジ肉とカラス肉を料理する

詰めたら、ようじで止めて…こんな感じ!

左がキジで右がカラス。

キジ肉とカラス肉の料理

オーブンで一時間くらい、じっくり焼きます!

チーン♪

左カラスで右がキジ。美味しそうに焼き上がりました。

キジ肉とカラス肉の料理

さっそく食べ比べてみましょう!

カラスとキジの食べ比べ

カラスの味は?

まずはカラスから。

ムネ肉とモモ肉を切り出してみましたよ、

カラス肉の料理
カラス肉の料理

いただきます!

カラスのムネ肉もぐもぐ…

カラス肉の料理

うん!美味しいですね、カラス。

なんというか力強くジビエらしい味わい。

カラスは飛ぶ鳥なので発達した胸筋は旨味たっぷり。やや血の味がしますが、ハーブのお陰でマイルド。

続いてカラスのモモ肉。

カラス肉の料理

もぐもぐ…。

ムネ肉と比べるとしてさっぱりして血の味もおだやか。ムチムチとして程よい食感で、いわゆるニワトリの"地鶏"と似てますね。

旨味・弾力ともにマックスでかなりうまいです。

キジの味は?

お次はキジのムネ肉、

たっぷりスープをかけて、いただきま~~す!

もぐもぐ…

キジ肉の料理
キジ肉の料理

さっぱりして血の味はなし。パサつきがちなムネですが、調理方法のお陰か、もふもふで美味しい!

というかほぼニワトリの味。上品かつ繊細で、食べ慣れたいつもの味。

続いてキジのモモ肉、

キジ肉の料理
キジ肉の料理

もぐもぐ…

うんうん。美味しい美味しい。

というか、食べ慣れたニワトリの味ですね?

キジはニワトリに近い仲間なので、ある意味当然といえばそう。

地鶏みたいに地を駆けてそうに見えますが、コリコリ具合はそれほどでもなく、硬めのニワトリ?みたいな感じでしょうか。しっかりムチムチとした肉質。ただスネのところには特有の筋骨があって食べづらい…

なるほどなるほど…

どれも美味しいですが、あえて味の順位付けをすると

カラスモモ肉 > キジモモ肉 > カラスムネ肉 > キジムネ肉

でしょうか?

でもどれも個性的で旨いです。ごちそうさまでした。

まとめ

猟期にカラスとキジをエアライフルで撃って食べ比べてみました。

珍重されるキジと、なんとなく「カラスって食べられるの?」って認識のあいつ。同じ調理方法で食べ比べてみたところ、意外とウマいのがカラスのモモ肉。むちむちして美味、ムネも独特のムッチリ具合で、なかなかに美味しい。ちなみにキジはニワトリと同じ美味しさ、食べ慣れた味でした。

余談

ちなみにハトはお腹にコメを詰めて「マハシー」という料理になりました。その話はまた次回!

キジバトの料理
キジバトの料理

カラス(鴉)

【採取場所】田んぼなど平地
【採取時期】11/15~2/15(猟期)
カラス科カラス属。日本では都市部から田舎までよく見る黒い鳥。雑食で昆虫から植物まで幅広く食べる。農業や畜産では厄介な害鳥であり、しばしば駆除の対象になる。

キジ(雉)

【採取場所】田んぼなど平地
【採取時期】11/15~2/15(猟期)
キジ科キジ属。山野に自生する野鳥で、民家の近くの茂みの中とかがスキ。日本の個体は日本固有種(ニホンキジ)。世の中にはたくさんキジの近縁種がおり、ニワトリの原種である"セキショクヤケイ"もそのひとつ。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、狩猟読本

書籍紹介コーナー

狩猟をはじめるなら、まずこの本!

リアル寄り狩猟マンガ。ためになります

罠猟の様子を見てみたいならこのマンガ

【おまけ料理レシピ】ロースト・カラス

【材料】
カラス ※チキンでもOK
オリーブオイル

・ソミュール液
コショウ
ニンニク(薄切り)
ローレル
タイム、オレガノ、ローズマリーなどの ※あれば

砂糖

・つめもの
ジャガイモ
ニンジン
セロリ
マッシュルーム
などなど、好みの根菜。水けがあるものがよい

【作り方】
1.
カラスは皮をはぐ。手羽先とモミジとハサミで落とし(第一関節の後ろでカットする)、
頭は首ギリギリで落とす(後で縛るので)、
そうしたら胸部に浅く切れ込みをいれ、切れ込みからメリメリっとむく。

お尻をあけ、そこから内蔵を出す。中身はきれいに洗っておく、張り付いた内臓も落とす
ハツと砂肝はおいしいので使う。

2.
マリネ液を作る。
塩と砂糖をとかした水をつくり(経口補水液くらいの塩分濃度)、好みのハーブとスパイスを加える。

3.
カラスを丁寧に洗う。内側もハブラシとかできれいに洗い、内臓を洗い流す。
カラスのムネ肉にフォークで数カ所穴をあけておく。
ソミュール液にカラスを漬ける。ジップロックを使うと便利。1~2時間おく。

4.
つめもの野菜を用意、指先くらいの大きさにカットしておく。
オリーブオイル・塩・コショウでマリネしておく。

5.
3が浸かったら、液を捨て、4のつめものを詰める。
詰めたら爪楊枝で止める。最後に表面にハケでオリーブオイルを塗っておく。

6.
オーブンを160度に余熱しておく。
耐熱皿に余ったつめものを敷く、その上に5を乗せ、アルミホイルをかけ、1時間ほどじっくり焼く。

7.
しっとり焼き上がったら完成。
好みで表面をバーナーで炙るか、250度で10分ほど焼いて焼きめをつける。