カワウが狩猟鳥獣にINしたので食べてみる

2022年4月23日★狩猟, カワウ, 季節【冬】

#とって食べるドキュ 更新せんでん!
"アライグマの丸焼きBBQ とって食べる会2021冬"

前回の #とって食べる会 のレポートが動画になりました!目玉はアライグマの丸焼き!?

ある猟期、やってきたのは茨城県の某湖。

ここに来たのは目的がありまして、それは…カワウをとること。

カワウ(写真ACさんより)

鵜飼なんかで有名なカワウですが、

もともと肉や羽毛に価値がないとされ狩猟のターゲットではありませんでした(wikipedia調べ)。

しかし、

・カワウの個体数が十分に増えたこと
・住処となる森林がフン害で枯れてしまう
・エサとして魚類を食べまくる

以上の理由などにより、カワウの頭数を減らすことを目的に、近年(2007年)狩猟鳥獣に指定され、狩猟鳥獣の仲間入りを果たした、最も最近とってよくなった鳥です。

しかしよくよく考えると、

・住居の森林が限られるのはヒトが減らしたため
・エサの主な競合相手はヒトである

ってことでヒトの都合ではあるのですが、

まぁヒトが管理する土地ゆえ、生き物の個体数のバランスを調整するのもヒトだということで…マァそういうものなんでしょう。

マァ私としては食べたことのない生き物を食べることの機会を与えていただけるので、有り難い限りではありますが。

マァとりあえず食べてみてから考えようそうしよう。

カワウのとりかた

ここに来たのは湖畔の杭で休憩するカワウがお目当て。

遠くて写真にとれなかったのでカモメで代用ごめん

水面を泳いでいる姿をよく見るカワウですが、

このときは警戒度マックス。

警戒範囲は150メートルくらい、その距離だと視線を合わせるだけで飛んでしまいます。

しかし、

“水からあがって羽を乾かしているとき"は逆にやたらに無防備。

羽を乾かすカワウ(画像ACより)

飛ぶのが面倒なのか?

お気に入りの場所で安心しきってるのか?

この瞬間こそがヤツらのウィークポイント。とるなら積極的に狙っていきましょう。

カワウをエアライフルで撃ちとる

そんなわけで、湖畔を眺めつつ移動していると…

さっそく杭の上で休憩するカワウを発見!!

※イメージ画像

そーっと岸ぎりぎりまで近づくのですが、逃げません。

ニンゲンには手を出せない場所だとわかっているのでしょう。

しかし残念、私の手にはエアライフルがあるのです。

風は向かい風なので無視、

距離は70メートルくらい、ドロップを考慮して狙うのは頭やや上くらいか?

スコープの画像がないため雑イラストでスミマセン。

じーっくり狙って、パンと一発。

「お、当たった!?」

フラついたあと杭からポチャンと水に落ちました。

泳ぎだす様子もなく、水に流れています。

これはやったんじゃないでしょうか?

向かい風に流されて、ちょーっとづつこちらに向かってきますよ。

近くまできたところをカモカッチャーで確保。

カワウ、ゲット!!

やりました!

かなり大きいですね。頭からしっぽまで80センチくらいか?マガモよりやや大きいくらいのサイズ感。

遠目には黒だけに見えて、グリーンやらブルーやら様々な色に輝く羽が美しい。

対象的な顔のイエローとお腹のホワイトも美しい。

実は三年くらい狙っていてですね、さてどう料理してやろうかというものです!やったぜ。

カワウを料理する

そんなわけで家にやってきたカワウがこちら、

ん?

口の中になにか入ってるぞ?

取り出してみると小魚が二匹入ってました。

このぱっかーん!とよく開く口に入るんですねえ、面白い。

さて、

皮は硬そうなのでぜんぶむいちゃいました。

切り出した胸肉はこんな感じ。

うまそうですが…さて?

左から、

モモ肉、手羽先、ササミ、胸肉。

モモ肉についてる不気味な脂身がちょっぴり心配ですが、それ以外は美味しそうではないでしょうか?

料理はシンプルにオーブンで焼くだけにしてみました。

さてどうだ、旨いか?

カワウを食べてみる

早速頂いてみます。

まずはムネ肉からいってみよう!

焼き加減はばっちり、

断面は赤いですね~

塩をつけて、

ムシャア!

ふむふむ…

アレ?

意外と普通にカモ味。

血と野性味のある、いわゆる飛ぶ鳥の味です。

もしや普通にうまいのか?

それなら駆除もはかどるのでとても良いことなのですが…なんだかちょっと残念ですよね。

続いてモモ肉、

いってみましょう。

ぱくり!

ああああああっ!

ちょっと臭い(喜)

なんというか、

死んだ魚のニオイがしますね~

身そのものというより、

件の脂身が臭いっぽいですよ。

でもメチャメチャ臭くて食えないなんてことはなく、バルサミコ酢と醤油で作った特製ソースをつければ普通に食べれる感じ。

そんなわけで、ガンガン食べて完食!

総論から言いますと、

カワウは普通に食べられました。

アリです!

ごちそうさまでした。

まとめ

近年に狩猟鳥獣に登録されたカワウを食べてみたところ、意外と普通に食べることができました。

美味しく食べるコツは皮目の脂を除去することでしょうか。狩猟鳥獣に登録されているウチは数減らしを兼ねてとって食べてみるのも一興。もし数が減ったなら登録解除されるかもですし、今のうちなのではなかろうか。

カワウ(川鵜)

【採取場所】川、湖
【採取時期】11/15-2/15(猟期、東京の場合)
カツオドリ目ウ科、80cmを超える大型の水鳥。コロニーを作り一箇所にとどまる性質がある。しかし近縁は生息域が広がっているとのこと。住処の森林が減っている事が原因か?毎日500g以上の魚を食べるため、漁業者からは嫌われている。

【注意】
本種は鳥獣保護法により保護されております。とるには狩猟法にしたがう必要がありますのでご注意ください。

書籍紹介

ンガで入りやすい狩猟の世界。オススメの本です。

アライフルで狩猟を始める方向けのガイドブック。私も読んで学びました。

格的に狩猟を始める方向けのガイドブック。イラストや写真が豊富で非常にわかりやすい!

【おまけ料理レシピ】カワウのロースト

【材料】
カワウのムネ肉 x1~2枚
ニンニク x適量
コショウ x適量
みりん x適量

・ソース
醤油 x大さじ2
みりん x大さじ2
バルサミコ酢 x大さじ2
コショウ x適量

【作り方】
1.
カワウを皮ごとむき、ムネ肉をとる。
むく前に手足を第二関節で切っておくとツルリと剥ける。

2.
ムネ肉はすじをとる。
みりん・コショウ・ニンニクを混ぜたものを塗っておく。

3.
120度に設定したオーブン(内部温度100度ちょっとが理想)で、網に乗せて、30分焼く。

4.
焼いてる間にソースを作る。
醤油とみりんを弱火で半分まで煮詰め、そこにバルサミコ酢とコショウを加える。

5.
焼けたら、切り分けて塩かソースでいただく。