ボタンボウフウこと長命草の根を食べて健康になった日

野草・山菜ボタンボウフウ


#とって食べるドキュ
農業害鳥であるヒヨドリ。エアライフル猟で駆除しつつ、そのおいしさを紹介します。

今回紹介する植物はボタンボウフウ。その別名は長命草。

なんとまあ食べるだけで長生きできそうなネーミング!

ボタンボウフウ

“体に良さそうな名前の食べ物"ってのは、ちょいちょいあるものですが、名前がここまでどストレートなのはナカナカなのではないでしょうか。

ナント実際に滋養強壮や肥満防止に役立つとのこと、すばらしい。

そしてこのボタンボウフウ、その辺の海岸にフツーに生えてる植物であることを最近教えていただき、根っこを食べてみたのでそのレポートになります。

ボタンボウフウってどんな植物?

ボタンボウフウは植物観察会で教えていただいた

ボタンボウフウは図鑑を頼りに自分で探しいたのですが、ぜんぜん見つからなくて…。

きちんと教えていただいたのは野草観察会。

山菜採りにいくひとびと

この日は海岸観察の回。

関東のとある海岸を歩きつつ植物を教えていただき、そのなかでボタンボウフウも教えていただいたのです。

畑のすみっこのボタンボウフウ

ボタンボウフウの特徴

ボタンボウフウの特徴はその茎と葉のつきかた。

まず茎は中央からにょきにょきっと茎が生え広がるスタイル。

ボタンボウフウの茎

新芽はもっと独特。茎の内側からまるで脱皮するかのようににゅっと新しい芽がでてくるのですよね。

ボタンボウフウの新芽

ちなみに葉っぱはこの新芽が一番美味しいらしい。

ボタンボウフウ

葉の先端は三出複葉と呼ばれるスタイル。触ると固い。

しっかり成長した葉っぱはまるで食べられそうにありません。団扇になりそうな具合です。

ボタンボウフウの葉っぱ

ちなみによくボタン(牡丹)の葉に煮ているから"ボタン"ボウフウと言われます。

私はボタンを見慣れてないのでわかりませんが…!

ボタンボウフウは海岸に生えている

「ボタンボウフウは海岸に生えている」と本に書いてありましたがその通り。

波打ち際ちょっと手前の岩場の砂地にワサワサ!

海風や波はしょっぱくないのでしょうかね?そうとう塩に強いのでしょう。

海岸に生えるボタンボウフウ
海岸に生えるボタンボウフウ

産地の海岸にはどこだろうとワサワサ生えています。

岩の隙間にも生えていますし、

山菜採りの景色

草むらにだって他の植物と混じってワサワサ生えてる。

さすがは長生きを司る草、草そのものも生命力たっぷり。

ボタンボウフウとツルナ
ボタンボウフウ。右はツルナ

てか実のところ、この場所一人でも探し歩いた場所なんですよ。

どうして目に止まらなかったのか?

植物が歩いて隠れるわけでもあるまいし…

岩場でよく目立つボタンボウフウ
岩場でよく目立つボタンボウフウ

空にUFOでも見つけて上の空だったんでしょーかね?

目のピントが合わなかったんでしょう…

海岸のボタンボウフウ

一度見ちゃえばピン!ときてすぐわかっちゃうんですけどね!不思議なもんです。

ボタンボウフウは根っこが美味しい(らしい)

さて、先生が沢山生えているうちの一本を引っこ抜いて根を見せて下さいました。

ボタンボウフウの根
先生とボタンボウフウの根

ボタンボウフウの根っこは木の根のようにずっしりと長い。地上部よりずっと長い!驚きました。

この根っこで砂地から栄養を吸い取っているのでしょう。

ボタンボウフウの根
ボタンボウフウの根。根を長くはるのが長寿のコツか!

んで、なんとこの根っこは食べられるらしい。

しかも観察後にくれるというのでいただいちゃいました。

ボタンボウフウの根
ボタンボウフウの根

しかし食べられるとはいえ、見た目はほぼ木の根ですよこれ、本当に食べられるのでしょうか…!

ボタンボウフウの根っこの下ごしらえ

さて持ち帰ってきたボタンボウフウの根っこがこちら。

硬い葉っぱと根は最初に分けちゃいました。葉っぱはお茶かハーブとして使うことにします。

持ち帰ってきたボタンボウフウ
持ち帰ってきたボタンボウフウ

とりあえずは質感をチェック!

包丁を入れてみます。

ボタンボウフウの根

スッ…

おっと、思ったよりあっさり包丁が入りましたよ。

見た目は木の根そのものなのですが、案外食べられそう?いけるか?

ボタンボウフウの根の断面

食べられそうなことがわかったので、調理開始。

まずは皮をむくところから。

地上部の太いところはやや固めですね。しっかりめに皮をむいてしまいましょう。

ボタンボウフウの根の皮むき

逆に下の方は皮がうすく、こそげば取れる感じ。

ボタンボウフウの根の皮むき

皮を剥いたらすっかり食べられそうな見た目になりました。

皮をむいたボタンボウフウの根

これをささがきにします。

ほぼゴボウみたいな見た目ですね!

スライスしたボタンボウフウの根

ボタンボウフウの"ほぼ木の根"をきんぴらにする

メニューはきんぴらでいってみましょう!

ささがきにしたものをごま油で炒めていきます。

ボタンボウフウのきんぴら

下部の千切りも入れちゃおう。

ボタンボウフウのきんぴらを作る

近くで拾った海藻(カジメ)も入れちゃいます。

ボタンボウフウのきんぴらを作る

そのへんで取れたアシタバの茎も入れちゃえ~

具だくさんになってきました!

ボタンボウフウのきんぴらを作る

味付けはめんつゆオンリー。

海藻の出汁もあるのでいい感じになるでしょうきっと。

ボタンボウフウのきんぴらを作る

全体に味がついてしんなりしたらOK。

ボタンボウフウの根っこ他のきんぴら、完成!

ボタンボウフウのきんぴらを作る

さっそくいただいてみましょう!

ささがきの部分を、いただきま~す!ぱくっ。

ボタンボウフウのきんぴらを味見する
お皿に持った写真はとりわすれましたてへぺろ許して!

モソモソモソ…

ん!

やや繊維質ではありますが、いけますね。

ゴボウみたいな感じでもあるのですが、やや繊維と、イモのような食感もあり、面白いです。

香りはセリ系、好きな方はクセになりそうなやつ。

ボタンボウフウのきんぴらの味は?

ボタンボウフウの根っこ、アリです!

これでちょっと長生きできるかな?

ごちそうさまでした。

まとめ

海岸でひっこぬいたボタンボウフウの根っこを食べてみました。

明らかに木の根にしか見えない見た目ですが、ゴボウとイモの中間みたいな食感で美味しく食べられましたよ。これで長いあいだ元気でいられるなら、海岸にいくたびにとりたいもんです。とはいえ根っこは再生しないから、次は葉っぱを味見しようかな。

ボタンボウフウ(牡丹防風)

【採取場所】海岸の岩場
【採取時期】通年
【効能】滋養強壮、血行促進、肥満防止
セリ科カワラボウフウ属。別名、長命草、サクナ。海辺の岩場に自生する植物。常緑樹であり通年新芽が出てくる。新芽はおひたしや炒めもので、硬い葉はお茶になる。根もゴボウのように食べられるが、再生できないのでとりすぎないこと。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、野草を美味しく食べる本、琉球大学熱帯生物圏研究センター 応用生命情報学部門

宣伝コーナー

野草の先生の本。ボタンボウフウも乗ってます

ボタンボウフウは沖縄だとサクナと呼ばれてお茶になりますよ

長命草青汁。どんな味がするのやら…誰か試してクダサイ

【おまけ料理レシピ】ボタンボウフウの根っこのきんぴら

【材料】
ボタボウフウの根 x1本
アシタバの茎 x数本
オリーブオイル x適量
めんつゆ x適量

【作り方】
1.
ボタンボウフウを採取する。
先生は砂地で細長いスコップを使って採取していました。

2.
根っこを使うので、地面から下を切り落とす。葉はお茶にしましょう。
根っこの皮を剥く、上の方は厚めに剥いて、下の方は薄めにこそぎ落とす。

3.
ボタンボウフウの根をささがきにする。

4.
フライパンにオリーブオイルをひき、ボタンボウフウの根を炒める。

5.
火が通ったら、アシタバの茎を二つに割ったものも加える。

6.
しんなりしてきたら、めんつゆで味をつけて完成。