アナハゼは世にも奇妙な青い刺し身
青い魚を食べました。
えっと、いわゆるサバやイワシのような青魚ではなくて。
では、ディズニーの映画にでてくるようなブルーのお魚か?というとそうでもありません。
まさかの青い魚!
なんとその魚は身が青い、お魚なんです。
でろーん、
なんとも気味の悪いライトブルー
どちら様かといいますと、アナハゼという魚です。
岩場や岸壁のテトラに住んでいる小型の魚。
岸壁でワーム(下の写真のもの)をぴろぴろ動かしていたら釣れました。
外見は保護色をしており青いわけではないのですが、何故だか内側が青いんです。
ひょいっと口の中を覗いてみるとみると舌まで真っ青。
あんまりにも毒々しい色合いですが、毒はなく美味しい魚だそうです。
アナハゼを食べてみる
さっそく料理してみましょう。
なんと刺し身でもいけるそうです!
いきなりクイズ!
どれがアナハゼの切り身でしょうか?
チッチッチッチッチッ…(時計の針の音)
…ハイ、正解!
そうです、あの身ですね。
比べてみるとわかる、驚きの青さ・・・
皮を剥ぐと透明感がでて、宝石のようなライトブルーに♪
はいそこ。「ブルーレット置くだけ」みたいなのを想像したかた、怒らないので出てきてください。
しょーじきまったく食欲がわきませんが、思い切って実食。
醤油をつけて…
ぱくり。
おっと美味しい。
さっぱりした白身魚の味わい、これだけ青くても味は普通のようです。ベラ系の中骨がちょっぴり厄介ですが、普通に美味しい魚のようです。
ついでに天ぷらも作ってみました。
またまたクイズ!
どれがアナハゼの天ぷらでしょうか?(高難易度)
チッチッチッチッチッ…(やっぱり時計の針の音)
残念!
正解はイチバン右のもの。
世にも珍しい青い天ぷらが出来るかとおもいきや、ごく普通の白身魚に変化してしまいました…。
期待していただけに気分がちょっぴりブルー
見た目のインパクトが無いのでフツーに美味しく食べられましたが、何だかちょっと損した気分。
アナハゼがとれたら、是非ともお刺身がおすすめ。ブルーな切り身を口に運んでいただきたい!
ごちそうさまです。
まとめ
アナハゼは世にも珍しい切り身が真っ青なお魚、意外にも食べてみると普通の白身魚で美味しい。
沢山釣って、青い刺身盛りを作ったらインスタ映えしそう。いつかチャレンジしてみたいものです。
アナハゼ
スズキ目カジカ科アナハゼ属、本州の北から九州まで広い範囲の浅瀬の岩礁地帯に住む。隠れ家が多い場所がポイント。肉食で動くものに弱いため疑似餌がオススメ。
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【おまけレシピ】ライトブルー刺し身盛り
【材料】
アナハゼ x数匹
※半身で一口サイズ、沢山釣りましょう!
【作り方】
1.
アナハゼをさばきます。
①包丁の背で鱗を落としよく洗う
②頭を落とし、背と腹から包丁をいれ三枚におろす
③腹骨を落とし、包丁で皮を剥く。丈夫でむきやすい
④埋没骨を骨抜きで除く(気にならなければ不要)
⑤好みの大きさにきりわけます
2.
盛り付けて完成です。
黒いお皿を使うとより色が映えるのでオススメ!