フナの丸焼きが骨と皮までイケて旨い

2022年8月23日川・池フナ,季節【夏】


食べるのが苦手だった川魚といえばフナ。

大昔、アメナマの外道で釣れて料理してみたのですが

フナ
フナ。2013年撮影!?ガラケーで撮影したわりに綺麗に撮れてますね

当時はまだ食べ方もよくわかっていなくて、ダイコンと一緒に煮たんですけど…

骨だらけで針千本の~~ます!!みたいな料理ができちゃって、食べられたものではありませんでした。

フナの料理
フナのダイコン煮。いやぁマズかった…

それ以来フナ料理は避けてきたわけですが、

しかしですね、このたび丸焼きで食べてみたら、そこそこイケたのでご報告致します。

フナが落ちてた

追憶。

フナといえば多摩川の氾濫を思い出します。

洪水の多摩川

数年前、稀に見る大雨で川が氾濫した年がありました。

洪水の多摩川

水かさは木を超え、

洪水の多摩川

堰を超え、大いに爪痕を残しました。

洪水の多摩川

まぁそんな日でも私みたいなのは川にきて様子みたり、剛の者は釣りしてたりするんですけども。

洪水の多摩川
増水した河原で釣りしてるひと(しかも入水)

そんなわけで興味本位で川っぺりを歩いていたら、

洪水の多摩川

フナが河原に残されていまして、

洪水の多摩川
丘に居るフナでオカフナという種類。嘘です

遊泳力が低いのか?
酸欠かなんかで動けなくなって水がひいたのか?

でも生きているんですよね。

洪水の多摩川
体高があるのでヘラブナっぽい?

持ち帰って食べてみよう。

と思ってそこらの水たまりに入れておいたんですけど、

洪水の多摩川

ちょっと目を離してたらいなくなっていました…

大型の水鳥が集まってきていたので、ヤツらにもってかれたんでしょう。

洪水の多摩川

もしくは、そもそも水鳥がそもそも落としたオトシモノだったか?

洪水の多摩川
水害で死んだブラックバス的なやつ

川が溢れて損害をこうむる生き物もいれば、かえって得する生き物もいる。

自然災害と言うのはよくできてますよねえ…

フナが釣れた

さて、また日が流れてごく最近。

フナを釣るバイク

とある池でミミズをエサに

カメ釣りをしていたところ、

間違えて、

フナを釣ってしまったのです。

フナを釣る

サイズは25センチくらい、ボチボチサイズ。手頃なので持ち帰って食べてみましょう。

フナを釣る

10年前よりレベルアップした今なら美味しく食べてあげられるハズ!

フナを丸焼きで食べてみる

持ち帰ってきたフナ、下手に煮てもマズイことはわかってますので、

今回はフナの丸焼きにしてみました。

フナの丸焼き

開いて頭をとったフナを麺つゆで1日浸け、ホットサンドメーカーで弱火で30分ほど焼いています。

フナの丸焼き

水分が飛んでほどよくカリカリ、

ガス火ではありますが、美味しそうにできましたよ。

フナの丸焼き

おはしでちょいちょいつまんで、白身をいただいてみましょう。

いただきます!

フナの丸焼き

もふもふ。

ん、ちゃんと美味しい、

後味にほんのり川魚らしさがありますが、これはこれで良さと言えるのではないでしょうか。

特筆すべきは皮目の旨さに尽きるでしょう。

フナの丸焼き

コンガリ焼けた麺つゆ味のフナ皮はパリパリ食感。お煎餅みたいでとても美味しい、

おはしでチマチマ食べるより、手でつかんでわしわし食べるのが向いてますねこの料理。

フナの丸焼き

しっかり焼いたお陰でホネもガリガリOK!

所々に入ってる硬いホネだけは無理ですが、他は食べられます。

サイズがちょうど丸焼き向きだったのかもですね~

フナの丸焼き

むっしゃむっしゃとやりまして…

あっさり完食。

フナの丸焼き

フナの丸焼きアリですよ。

ごちそうさまでした。

まとめ

間違えって釣ってしまったフナを丸焼きにして食べてみました。じっくり焼いたフナは皮から骨まで食べられる素晴らしい料理になりましたよ。

次は伝統的な調理方法である甘露煮も試してみたいところ、こちらもジックリ加熱して骨を柔らかくする料理ですし、同様に美味しいハズ。

フナ(鮒)

【採取場所】川、池(流れの緩やかな場所)
【採取時期】春~秋
コイ科フナ属。流れの緩い水域を好む淡水魚。雑食で水草やミミズ類、パンなど人工餌も好んで食べる。団子を使うフナ釣りが有名。キンブナ・ギンブナなど多数の種類がいる。記事中のものはおそらくヘラブナ。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

宣伝コーナー

記事で使用したホットサンドーメーカー。アジの丸焼きくらいまでなら軽々♪


フナはめちゃめちゃ種類が多いので、こだわる方は川魚図鑑をどうぞ

フナを釣るなら針はこちら

【おまけ料理レシピ】フナの丸焼き

【材料】
フナ x1匹
めんつゆ(3~4倍) x適量

【作り方】
1.
フナは鱗を落とし、内蔵を抜く。

2.
腹開きにする。頭は落としても良いが、開いて焼いてもよい。

3.
めんつゆにと共にジップロック的な袋に入れ、冷蔵庫で24時間ほどおく。

4.
魚焼き器、もしくはホットサンドメーカーで魚を焼く、
弱火で片面15分、合計30分以上じっくり焼く。

5.
両面カリカリにしっかり焼けたら完成。
骨も皮もバリバリ食べられますよ。