ジャンボタニシを滅ぼすつもりでとってパスタにする

川・池ジャンボタニシ,スクミリンゴガイ


とって食べるべき外来生物のうちチョー簡単にとれるヤツといえば…

ジャンボタニシ。

ジャンボタニシのしたごしらえをする

田んぼで大量増殖してるやつ外来生物で、米の苗を食べちゃう困った生き物。

そうつまり、どんだけとって持って帰っても誰の迷惑にならない食べ放題生物、そしてそこそこ美味しい!食べない理由がないやつです。

レッツ・ゴー・ハンティング!

ジャンボタニシをとりにいく

ジャンボタニシを見つけるなら初夏がオススメ!

ジャンボタニシをとった

冬から春の寒い時期は土の中で冬眠しているんですが、暖かくなってちょうど"田んぼに植えた稲が大きくなりはじめた"くらいに出てきて猛烈に草を食べて卵を生みます。

この卵がドピンクでめちゃめちゃ目立つので、いる田んぼはすぐわかります。

ジャンボタニシのたまご

また、いる田んぼは"水位が浅い角のあたりの稲が食べ尽くされて、スカスカ"になってたりします。このあたりを目印に探します。慣れてくれば車で走りながら見つけられますよ。

ジャンボタニシを発見

見つけたら採取開始、用意するものは、

・トング(できれば長いやつ、もしくは網)
・洗濯ネット

のふたつ!

とるのは簡単、トングでつまむだけ。網でも良いんですが泥のなかにいたりするのですくいづらいです。トングのほうがおすすめ。

特に、火バサミみたいな長いトングとか、もっと言うと"蛇つかみ"や"マジックハンド"みたいな奴があると便利。

田んぼって、手の届く範囲よりその奥のほうが広いですからね。長ければ長いほどいいです。

ジャンボタニシをトングでとる

田んぼで生き物を採取するときの注意点!

「田んぼの畔は絶対に崩さないように気をつけてください」

畔を歩いて取ることになるのですが、弱いところ踏むと崩れてしまいます。端っこを歩かないようにすれば基本OK。踏んでも形が変わらない真ん中をふみましょう。

ジャンボタニシをトングでとる

てなわけで二人で30分ほど掴みまくってジャンボタニシの駆除大会を開催。

「手の届くところは滅ぼす!!」

って勢いでちぎっては投げちぎっては投げ、あわせて5キロくらいはとりました。

ジャンボタニシをとった

ついでにピンクの卵も水の中に叩き落しておきました(ジャンボタニシの卵は水中では孵化できないと言われています)、これでこの田んぼの来年のお米は収量が増えるはず。コメ不足対策に貢献できたかなどうかな?

ジャンボタニシの下ごしらえ

さて、とってきたジャンボタニシはそのままは使えません、大量に泥やフンをふくんでるので吐かせないとダメです。

ジャンボタニシの泥抜きをする

洗濯ネットごとバケツにつっこんで、水をチョロチョロだしながら丸一日はおいときましょう。

ジャンボタニシの泥抜きをする

また、できれば数時間二一度、一度洗濯ネットをひっぱってガシャガシャともみあらいします。フンとか泥が流れてきれいになっていきます。

ちゃんと泥が抜ければ水が透き通ってきますよ。

ジャンボタニシの泥抜きをする

ちなみにジャンボタニシは広東住血線虫など人体に有害な寄生虫の宿主になる可能性があります。さわった手は綺麗な水で洗いましょうね!

参考資料:食品安全委員会 食品安全情報総合システム

ジャンボタニシを料理する

ジャンボタニシを食べるときは下茹でするのがオススメ。

ジャンボタニシのしたごしらえをする

理由は二つ。

1.先に書いたとおり寄生虫がいるため生食NGであり、殻付きのまま加熱すると加熱が不十分になる可能性がある。

2.卵に毒があるため卵巣は除去する必要がある(加熱で無毒化はされるらしいが一応)。また内蔵は貝毒の可能性があるため茹でたうえで除去しておきたい。

てかんじかな、

というわけで塩をちょっと入れたお湯を沸かして、

ジャンボタニシのしたごしらえをする

ジャンボタニシをぶち込んで茹でていきましょう。

ジャンボタニシのしたごしらえをする

再沸騰したあと、軽く混ぜてまんべんなく火が通ったくらいのタイミングで取り出します。

ジャンボタニシをむく

水でさましてから爪楊枝でくるりとむくと、簡単にとれます。ほら。

ジャンボタニシをむく

むいたら軽く洗って…

ジャンボタニシをむく

ピンクの気持ち悪い内蔵がついてるのでどけます。貝毒ともあるかもだし、そもそも美味くないです。貝フタもとっときましょう。

ジャンボタニシをむく

残った筋肉は美味しく食べられます、ムール貝みたいなクセのない貝味でけっこう旨いんですよ。

ジャンボタニシをむく

今回はパスタで食べようかな、ということでニンニクと鷹の爪を油で熱して、

ジャンボタニシを料理する

そこにジャンボタニシをIN。

ジャンボタニシを料理する

しっかりめに加熱したところで、

ジャンボタニシを料理する

パスタの茹で汁を入れて油を乳化させ、パスタとあえて…

ジャンボタニシを料理する

塩で味をととのえたら…

ジャンボタニシのペペロンチーノ、完成!!

ジャンボタニシを料理する

いい香りがしますよ♪

ジャンボタニシは美味しい

ではでは、いただきます。

ジャンボタニシのペペロンチーノ

つるつる…

貝だしがしっかりきいてうまい!

ジャンボタニシのペペロンチーノ

それにジャンボタニシの身がうまいんですよね。

筋肉の弾力がぎゅむぎゅむでサザエかアワビみたいな感じ、臭みとかもあんまりないです。

ジャンボタニシの身

これだけとればしばらくは貝に困りませんね~!ごちそうさまです。

まとめ

ジャンボタニシを滅ぼす勢いでトングでつかんでとりまくって食べました。クセがないので大量にとっても用途に困らないのが良いところ。

パスタ、スープ、煮付け、炊き込みご飯は…どうかな?色々使えるのでありがたい。次は別の田んぼで滅ぼす勢いでとってみることにしましょう。皆さんもおためしあれ。

スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)

【採取場所】田んぼ・蓮畑
【採取時期】初夏~秋
リンゴガイ科リンゴガイ属。ジャンボタニシは俗称で、正式和名はスクミリンゴガイ。淡水巻き貝のなかではかなりデカいほう。その有用性を買われて南米から移入されたが、日本人の口には合わず遺棄され今に至る。稲作において除草用の益虫として利用する方法もあるにはあるが、水位の厳密な調整が必要であり利用している農家は少ない。ばんばんとってもOK。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia
参考資料:食品安全委員会 食品安全情報総合システム

宣伝コーナー

愛用の長いトング、1m超えの範囲の木の実がとれて便利

図鑑をもって水族館にいくと楽しい!

野草の会ブーツがあるといつでも水辺に入れて便利ですよ

【おまけ料理レシピ】ジャンボタニシのペペロンチーノ

【材料】
ジャンボタニシ
パスタ
オリーブオイル
ニンニク ※チューブでもOK
唐辛子 ※一味でもOK

【作り方】
1.
ジャンボタニシは泥抜きをしておく。

2.
ニンニクは潰して薄切りにしておく。
鷹の爪は輪切り。

3.
フライパンにオリーブオイルをたらし、ニンニクと一味を焦がさないよう弱火で炒めて香りを出す。

4.
パスタを茹でる。
茹で汁を3に加え、ニンニクを潰しておく。泡だて器で油を乳化させる。

5.
茹で上がったパスタを4にからめ、塩で味を整えて完成。