カマキリとバッタを食べ比べてみた【昆虫注意】
カマキリとバッタ、シルエットが似ている両者ではありますが、それぞれ肉食・草食で全く別の昆虫です。
子供の頃はよく「バッタが好きか?カマキリが好きか?」と友達と話したもんです。私はカマキリ派だったかなー?
皆さんはどっちが好きですか?
そういえば…
私は味はどっちが好みなんでしょーかね?
…というわけで、たまたまバッタとカマキリを同時につかまえる事ができたので、食べ比べてみましたよ。
釣りと昆虫採集
とある夏。郊外の池へ釣りをやりにきました。
ターゲットはブラックバスとかライギョとか。
まずは、エサ用の昆虫採取から。
とるのは主にコオロギなんですが、

大物のカマキリもとれまして、

さらに大きめのバッタもとれましたよ。

うーむ。立派。
なんとなくバスなんかに食べさせるのはもったいない気がしてきました。
自分で味わってみたいし、なんなら食べ比べしたいじゃあないですか…!
カマキリとバッタを揚げてみる
料理はどうする?
というわけで、カマキリとバッタを持ち帰ってきました。
しばらく同じタッパーで保管していたので「バッタがカマキリに食われるんじゃ?」と心配でしたが。なんとか無事。
カマキリさんは常に意識しているようでしたが体格差で食べられなかったのかな?
ま、私に食べられちゃうんですけどね、ごめんね。
バッタを揚げる
まずはバッタから。料理はシンプルに素揚げでいってみましょう。
食感が気になるので後ろ足と羽はつんでおきましょう。
これをチンチンに熱した油にドボンして、
ジュワ~~~~~~!
さらっと揚がりました!
揚がると何となく美味しそうです。
カマキリも揚げる
続いてカマキリ。
めちゃめちゃ抵抗してくるカマキリさん。こういうとき「すまぬすまぬ」って気持ちになります一応。
ドボン!
ジュワ~~~~~。
揚がりました。
バッタとカマキリの素揚げ。
完成です。
美味しそうじゃあないですか?
こんな美味しそうなもの魚に食わせてる場合じゃあないっ!正解。(たぶん
カマキリとバッタを食べてみる
さて、カリッとあがったカマキリとバッタ、ぱらっと塩をふって食べてみましょう。
バッタ
まずはバッタから。それではいただきます!
カリッ!
上半身はザクッ!とクリスピーな食感、味は…エビ系ですね。
なんとなく川エビっぽい?
下半身。
こちらはスカスカで食感はそれほどありません、味は同じくエビ。あとほんのり草の香り?これは食べた草の味でしょうかね。
総評、
美味しいです。
※ちなみにバッタはこのあたりで買えます!美味しいです
カマキリ
続いてカマキリいってみましょう。
ポリッ。
うん、美味しい!
バッタと似ていてエビ・カニの類の風味。食感の差は大きさか?小ぶりなせいかハサミも食べられます。
腹部はスカスカなんですが、明らかにバッタと違う風味。不思議な風味がする。
一言でいうとムシっぽい。
ムシを食べてるムシの味は濃い…ということでしょうか。
ビールに合う味、って感じですね。
ごちそうさまです。
まとめ
魚に食わせる予定のムシ二種を自分で食べてみました。味は良くってどちらも川エビみたい。魚に食べさせず自分で食べるのは大正解。
ちなみに味はそれぞれ違うくて、バッタは腹部が草っぽく、カマキリはよりムシらしいということがわかりました。結局、食べるものの味に影響するってのはどーぶつもムシも同じ。そうそう、どちらかというとカマキリのほうが好みでしたよ。
コカマキリ(小蟷螂)
【採取場所】河原、草むら
【採取時期】8月~11月
カマキリ科Statilia属(和名ついてない?)。茶色っぽいカラーリングの小型のカマキリ。カマの内側に白黒の模様があるのが特徴。肉食で小型の昆虫をとらえて食べる。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia、虫ナビ、福光村・昆虫記(カマキリの見分け方)
宣伝コーナー
話題の昆虫図鑑!すっごい情熱を注いで作られていますよコレ
リアルカマキリ…ほしい。
【おまけ料理レシピ】バッタとカマキリの食べ比べ盛り
【材料】
カマキリ x数匹 ※オオカマキリ、チョウセンカマキリ、ハラビロカマキリ、コカマキリ、どれでも可
バッタ x数匹 ※ショウリョウバッタ・トノサマバッタ・イナゴ、などが食べごたえあって良い
塩 x少々
【作り方】
(内容)
1.
カマキリとバッタを捕まえる。食い合うので別の入れ物に入れること。
カマキリは1匹づつ排水溝ネットに入れると安心。
入れ物は通気性のある洗濯ネットがオススメ。
2.
24時間おいてフン出しをさせる。
3.
バッタは流水で洗い、後ろ足をとって、180度の油で素揚げにする。
4.
カマキリも流水で荒い、180度の油で素揚げにする。
カマが大きい場合はハサミでカットしても良い。が、だいたいイケるのでそのままで。
※昆虫の見た目が気になる場合は天ぷら粉をつけるのもアリ
5.
水分が抜けたら(さい箸に振動が伝わってくるくらい)
油からあげキッチンペーパーで油をきり、塩を軽くふる。
6.
キャベツやベビーリーフ(分量外)をひいた皿に盛り付ける。
好みでレモンやコショウをかけてもうまい。
ディスカッション
コメント一覧
超うまそう!
生では食べれないのでしょうか
生で食べるメリットがありません。せめて茹でかなあ?
この記事のトラックバックURL
記事の検索はここから!
【とって食べるドキュ】第1話 特定外来生物アライグマ 好評配信中!
新着記事はコチラ!
: 川・池
タウナギのラオス料理がうまい
タウナギを釣ってました。 新たに置き竿スタイルを開発しまして、それがけっこう釣れ ...: 野草・山菜
カナムグラはホップの味はしないし、食べてはいけない
カナムグラ。そこらのヤブに生えてるやつ、服にひっかかりがちなあいつ。 そいつの花 ...: 海
コブダイを正月帰省で釣って食べる。コブも食べる
極寒の1月、魚があんまり釣れない季節。 そんな時期だからこそ釣れる魚がいます。そ ...: 海
タカノハダイは磯臭くてマズいと言われがちだが、冬はいける?
とある正月。 「大分に帰省するついでに釣りがしたい!」 ということで、多めに休み ...: 野草・山菜
ホトトギス(草)はおいしい
とある里山の道を歩いてたときのこと。 初夏の山野で植生観察をしつつ、植生観察がて ...にほんブログ村 ポチってね!
活動の支援、募集してます!!
当サイトは”アフリエイト・プログラム”に参加しております。広告クリックや商品の購入が、執筆活動の助けになります!!