マテガイは干潟の美味しい遊び相手!

2020年7月20日

東京でとって食べる生活ドキュメンタリー続報
撮影快調! 『東京でとって食べる生活・ドキュメンタリー』リリース

第一話『特定外来生物アライグマをおいしく食べて減らそう』 7月下旬~8月上旬頃、Amazonプライムで公開予定!

おどろおどろしい見た目ですが美味しい料理も登場しますヨ。どうぞご期待下さい!


貝掘りのシーズンになると、むしょうに会いたくなる生き物がおります。

それはマテガイ。

干潟に住んでいる美味しい遊び相手、

二枚貝の一種なのですが、貝のくせにアクティブな生き物で、こいつをとる遊びが最高に楽しいのです。

今回はそんなマテ貝と遊んできた話です。

干潟でマテガイと遊んできた

マテ貝の住んでいる場所

マテガイのいる場所は干潟!

というわけで、東京湾のとある干潟にやってきました。

ちょうど干潮で、海水がぐっと引いて、砂地がむきだしになっています。

ここにマテ貝が住んでいるわけですね。

マテ貝と遊ぶのに必要な道具

必要な道具はこんな感じ、

・手頃なスコップ
マテ貝と遊ぶため、ちょっぴり砂を掘ります。移植ゴテクワとかでもOK。

小さいものでもよいのですが、多少力をかけても曲がらないやつがいいですね。

・塩(○精製塩、×粗塩)
マテ貝と遊ぶ必需品。使い方は後ほど説明します。

ペットボトルかドレッシングの入れ物にいれておくと便利♪

・折りたたみ椅子

地味に大事なやつ。
中腰での作業になるので、あると助かります。

この道具をもってマテ貝と遊びにゆきます!
待たせたな!いまいくぞー。

マテ貝との遊び方

マテ貝は干潟の砂の中に潜んでいます。

その住んでいる深さは、なんと!1メートル以上なのだとか。

ちょっとやそっと掘ってもでてこないタイプの貝。手強い奴。

では、どうするか?

それは、おびき出すのです。

まずは第一段階、マテ貝の巣穴を探すところから、スタート。

干潟の砂をスコップで掘ります。

深く掘る必要はなくて、表面をさっとすくう感じ、

ざっくざっく。

おっ!

さっそく巣穴を発見。

この穴がマテ貝の巣穴

楕円形のような、ひし形のような、独特な形をしています。

続いて第二段階、ここで登場するのがさきほどの塩。

これをマテ貝の巣穴にふりかけます。

ばさばさと、

こんなもんでいいかな?

第三段階。じっと待つ!

すると…

穴がぶくぶくしてきましたよ。

続いて、

ピョコッ。

\コンニチハ!/

「なんかでてきたーーー!!」

と、すかさずキャッチ。

逃さん、ガシッ!

ゆーーーっくり引き抜いて…

マテ貝ゲット!

この細っこいのがマテ貝、こんな見た目でも二枚貝の一種です

このように巣穴に塩を振りかけると出てくるという習性があり、それを利用して捕まえるのです。

これが、簡単そうに見えて、意外と難しくて。

すぐ出てくるチョロイ奴だけではなく、

出口ギリギリでじっくり様子をみる慎重派な奴や、中々出てこない強情な奴がいるのです。

そんな貝の様子を見ながらタイミングを見計らう必要があるわけですね。

これが、

生き物と遊んでる!!

という感覚でとても楽しい。

手強いやつになるとフェイントをかけてきたりも…。

動画にとったのでちょっと見ていただきたい。(注意:音が出ます)

フェイントにひっかかって怖がらせると、引っ込んでしまい出てこなくなってしまいます。

ガッシリつかめるタイミングが来るまでじっくり待つ。(何しろマテ!貝ですからね!)

それでいて、とるときはシュッと素早く掴む。

ついつい時間を忘れて夢中になっちゃいます。

マテ貝とりのコツ

マテ貝の巣穴の見分け方

マテ貝とりのコツをメモしておきます。

まずは巣穴の見分け方、

巣穴は先程お話したように、楕円形からひし形のもの。

地表に出てくる丸い穴は違う生き物(ゴカイとか)の穴です。

指が入りそうな穴も違う生き物の巣です。

アナジャコとかカニとかでしょう。

マテ貝の穴は、地表には出ていないことが殆どで、数センチほど掘ると出てきます。

小ぶりな穴で、楕円形からひし形、イメージ的にはちょうど割り箸をぶっさした穴みたいな?

マテ貝をつかまえるときのポイント

まず、巣穴には塩をピンポイントで振り入れるべし。そのために、サラサラの精製塩を、口の細いドレッシングボトルに入れておくのが有効なわけですね。

塩を入れたら、じっくりとマテ!

フェイントをかけられても慌てず、体が出てくるまで待つ。出てきたら、慌てずガッシリ掴みましょう。

いざ貝を掴んだら、力を入れすぎず、ゆっくり引き抜くこと。体も殻も柔らかいので、力を入れすぎると割れたり体がちぎれたりし、死んでしまいます。

最後に、とった貝を地面に置いておくと逃げ出してしまいます(1分も放置してたら穴を掘って逃げちゃいますよ!)。洗濯ネットにでも入れて海水に漬けておくのがいいですね。

もしくはペットボトルに入れちゃうのがおすすめ。

あつらえたように口がピッタリ海水を入れれば死なせずに持ち帰ることができます。ただ、長時間放置してると死んでしまうので、水を変えるのをお忘れなく。

以上、

コツを覚えればたくさんとれます!
楽しいですよ!!

よ~~~し、

そろそろ塩がなくなりました。

「帰るかな~?」

と顔をあげたら…

そこらじゅう穴だらけ!?

まるでイノシシの掘り返しのよう。

いったいだれの仕業だー!
(私です。ごめんなさい)

とったマテ貝を食べる

マテ貝の下処理について

ひとしきり遊んだ後、とったマテ貝はもちろん美味しくいただきます。

マテ貝は砂をほとんど含まないため、すぐに食べることができるというタイヘン優秀な貝。

しかし場所は東京湾。とってすぐに食べるとやや泥臭い。

というわけで、海水と同じ濃度の3%の塩水(500mlの水に塩15g)に夕食の時間まで漬けておくことにしました。

マテ貝のガーリック炒め

今回はガーリック焼きでいってみましょう。

よく洗ったマテ貝を、

オリーブ油・ニンニク・赤唐辛子・酒・塩・コショウと共に炒めます。

簡単。できあがりました!

マテ貝のガーリック炒め

芋と一緒に盛り付けてみました。

加熱すると自然に開くのは他の二枚貝と同じですね。

見慣れてないと、ちょっと不気味かも?

でも美味しいのですよ?

「いただきま~~~~す。」

パクリ。

モグモグ、

あぁぁ~濃厚な貝味!!

美味しい!大好きな味です。

濃い出汁がでるので、皿に残った汁は芋につけて残さず食べちゃいます。

そう、そのための芋!

あぁ~至福♪

ごちそうさまでした!


まとめ

マテ貝はとって遊んで楽しくて、食べて美味しい、干潟の素敵な遊び相手。
動く生き物を相手にするので、ついつい夢中になってしまうことウケあいです。慣れれば簡単。小さい子でもとれますよ!

でもって、中腰でずっと遊んだ後には、身体中バッキバキ。

椅子がなければ即死でしたね!!(腰が)

とにかく出汁がうまいので、パスタとかパエリアにしても美味しいですよ!

マテガイ(馬刀貝)

【採取場所】波の穏やかな干潟
【採取時期】5月~6月
マテガイ科、マテガイ属。細長い独特な殻をもつ二枚貝。東北から九州まで、波の穏やかな干潟に生息する。砂地からやや泥質の地質を好む。海水に浸かっている間は穴から顔を出して過ごし、水がひくと巣穴の中にひっこんで凌ぐ。塩分濃度に敏感で、巣穴に塩がかかると出てくる。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

これだけあれば明日にでもマテ貝ほりにいけそう!(Amazonより)

椅子は砂に沈んでしまうのでパイプ型がオススメです(Amazonより)

【おまけ料理レシピ】マテガイのガーリック炒め

【材料】
マテガイ x20~30本
オリーブオイル x大さじ1~2
ニンニク x2~3粒 ※チューブの場合は大さじ1
赤トウガラシ x適量 ※一味でもOK
みりん or 白ワイン x大さじ1~2 ※お好みで、甘いのが好きならみりん
塩 x適量
コショウ x適量

【作り方】
1.
とってきたマテガイは3%濃度の食塩水に数時間つけておく、浅い皿で重ならないように並べること。

2.
フライパンにオリーブオイルとニンニク・赤トウガラシをあけ、弱火で香りをだす。

3.
よく洗ったマテガイをフライパンにあけ、中火で軽く炒める。

4.
みりん or 白ワインを加え、強火で蒸し焼きにする。

5.
水分が1/3くらいになったところで、塩・コショウを加えて味を整え、完成。
見栄えにパセリなどをふるとオシャレ。残った汁はパンに浸して食べよう!


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