マツバガイの浜茹ではほぼアワビ
今回紹介したい食材は高級食材のアワビ!
…ではなく、アワビっぽい味のする貝。
「いやそれならアワビ食べればいいんじゃないの?」
と言われそうですが、アワビは私のような一般人にとれるようなものではないですからね…!
小ぶりですが意外と美味しい貝なので、ぜひお試しあれですよ。
マツバガイと出会った日
ある夏。
神奈川のとあるスポットに磯遊びにいったときのこと、
網でヒトデとか魚とかすくったり観察したりして遊んでいたところ、
これ食べられるぞ!
ってことで、友人に教えてもらったのが、
マツバガイ。
そういえばこういう貝、磯にたくさんくっついてるのは見たことあるんですが…
ちっこいし平たいし、
食べるところあるの??
って感じでしたが、どうやら食べらるしそれなりに可食部があるそうです。
マツバガイを採取する
さて、どうやってとるのかと言いますと、
岩にガッツリへばりついてるのを木の棒とかで横からガツガツつついて
ポロッととるだけ。かんたん。
岩にへばりついている貝ってことで、なんとなくアワビっぽい感じ?
あとあと調べたことですが、岩にへばりついて生活する貝類で岩肌についた海藻類を食べてるとのこと。こんな「俺は一生この岩から離れないぞ!」という雰囲気だしておいて、本気を出すとそこそこ移動できるらしいです。
筋肉もしっかりあるし、生活環もアワビっぽい。裏側の真珠質はまさにアワビのそれ、もしかして美味しいやつなのか?
マツバガイを茹でてみた
さっそくとりたてマツバガイを茹でてみましょう~
こういうのはその場で生きてるうちに料理するのが最高にうまいはず。
いつも持ち歩いてるクッカーセットで…
くんだ海水を沸かして…
さっと茹でちゃう。
ちょっとしたサバイバル体験!
マツバガイの浜茹で。
茶色い内臓はマズいらしいので、これはとっちゃいましょう。
ぺっぺ。
残った身がこんな感じ、面白い形してますね~!
足には突起(岩にへばりつくための?)があって、口の近くには二本の黒い触覚があります。まるで平らに押しつぶしたナメクジみたいな?
まっ食べてみましょう!
ぺろりとね♪
ムギュムギュ…
うまい。
内蔵をとったおかげか、磯臭さ的なものはなくて、硬すぎもせずほどよい歯ごたえ。風味も濃いくて大変よろしい。
海水で茹でたので塩加減がちょっと強いですが許容範囲。これはビールとかハイボール飲みたいやつだな~!
ごちそうさまです!
まとめ
磯で岩にへばりついてるマツバガイ、とって海水で茹でてみたら想像以上に美味。これは今後の磯遊びにナイフとクッカーセットは必需品ですね!
刺し身でもいけるらしいので、次回はでっかいのを探して食べてみたいものです。
余談ですが、磯にカメノテもいたんですよ。こいつもうまいですよね!次の磯ではこいつもいただきたいところ~。
マツバガイ
【採取場所】磯
【採取時期】通年
カサガイ目ヨメガカサ科。カサガイの仲間は傘状のカラを持つことが特徴。主に夜行性で岩についた海藻を食べる。意外と活発で夜間には3メートルも移動することがあるんだとか。成長に長い時間(10年以上!)がかかる貝類であるため、乱獲せず食べる分だけとるのがよいとのこと(wikipedia調べ)。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia
磯は滑りやすく危険。転ぶと最悪死にます。スパイクシューズを必ず着用ください!
キャンプギア紹介
ひとりようにピッタリな焚き火台。めっちゃコンパクト!
ちょうどいいクッカーセット。中にコンロを収納できますエライ!
丈夫でちょうどいいバーナー!愛用の一品
【おまけ料理レシピ】マツバガイの浜茹で
【材料】
マツバガイ x食べたいだけ
海水 xたっぷり
【作り方】
1.
マツバガイを採取する。
スプーンやナイフを岩と貝の隙間に突っ込んで、テコの原理でとると楽。
2.
綺麗な海水をすくい、沸騰させる。
3.
マツバガイをさっと茹でる。
カラから力をかけずポロッととれるくらいが頃合い。
4.
茹で上がったら身を取り出し、好みで内臓を外していただく。