ホコリタケをぱふぱふしたり食べたりする話

2024年3月14日キノコホコリタケ,季節【夏】,季節【秋】


キノコとりにいくと必ずといっていいほど出会うキノコ、ホコリタケ。

食べられるらしいのですが、小さいし食欲のわかない見た目にびびって手を出してきませんでした。

そんなわけで普段は老菌をぱふぱふして遊ぶ存在なのですが、

どこに行っても頻繁に目撃するので「美味しければ嬉いよね?」ってことで味見をしてみることにしましたよ。

ホコリタケってどんなキノコ?

ホコリタケというのはだいたい親指くらいの大きさで、白っぽい色合いのキノコ。

夏~秋にかけて、腐葉土状に発生します。

ホコリタケ(9月下旬頃撮影)

カサとかヒダに分かれてないのっぺりした見た目が特徴で、ゴマのようなトゲトゲした突起の有無で近縁種のノウタケ等と区別できます。

ノウタケ
ノウタケ(可食)似た場所に発生するキノコだが突起がない

こんな見た目でも一応食べられるキノコです。

ただし、食用になるのは以下のような断面が真っ白で若いものだけ。

食べごろのホコリタケの断面

育ってくると内部がでろでろしてきて、中央があきます。

ホコリタケの老菌。こうなると食べられない。ぱふぱふして遊ぼう

老菌になるとこの穴からパラパラと胞子を出すようになります。

これがホコリっぽいからホコリタケなんだそうですよ。

ホコリタケをぱふぱふする

試しにホコリタケのホコリ具合を見てみようじゃあないですか。

手頃な奴を見つけてつまんでみますよっと、

ぱふぱふ…

ブワッ!

ゴッホゴホ。

うっわ!

めっちゃホコリ出た。

思ったよりパワーありますね!

しかもこれ、何度ぱふぱふしても無限にでてきますよ?

この粉がぜんぶ胞子だとするとナカナカ。そりゃあよく見るキノコだってのも納得ですよ。

動画にしてみたのでこちらもどうぞ、

そういえば、野生だと誰にぱふぱふしてもらうんでしょうね?

シカとかに踏んでもらうのかな?

キノコって不思議ですね~。

ホコリタケをアヒージョにする

とってきたホコリタケはアヒージョにして食べてみることにします。

カットしてフライパンへ、

オリーブオイルとニンニクをと一緒にじゅーっ!と香りを引き出します。

具が少ないので同じ場所でとれたショウゲンジも入れよう。

ニンニクのイイ香りがして全体的にきつね色になってきたら完成。

できあがったアヒージョはパスタにしたのですが、

スミマセン。

写真を取り忘れてしまいました…!

ほんとスミマセン、今年とったら写真足しておきます。

クニクニした食感で、

土くさい香りがするのですが、

味が濃くてうまかったことをここに記しておきます。

ごちそうさまでした。

まとめ

ホコリタケはぱふぱふして遊べる上に食べて美味しい一石二鳥の素敵な食菌でした。

腐葉土さえあればホント何処にでも生える菌なので、見つけたらぜひ一度割ってみて、中身が白ければご賞味いただきたい。サバイバルのお供にもぜひ!

ホコリタケ

【採取場所】7月~10月
【採取時期】山林、落ち葉や腐葉土の上
ハラタケ目ハラタケ科。落ち葉などを栄養とする腐生菌のひとつ。白から薄い茶色で、大きさは親指ほど。カサや軸の区別の無い独特な見た目をしている。割って断面が白いものは食用になる。内部が黄色~茶色のものは異臭がし食用にならない。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、持ち歩き きのこ見極め図鑑

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【おまけ料理レシピ】ホコリタケのアヒージョ

【材料】
ホコリタケ xたっぷり
オリーブオイル xたっぷり
唐辛子 x1~2本 ※粉でもよい
ニンニク xたっぷり

【作り方】
1.
ホコリタケは半分か、1/3ほどにスライスしておく。
ニンニクは薄くスライスする。

2.
1と唐辛子を小鍋にあけ、オリーブオイルをひたひたになるまで注ぐ。

3.
弱火にかけ、フタをしてじっくり加熱する。

4.
ニンニクに箸が通るくらい柔らかくなったら完成。
パンに塗ってもパスタに絡めても美味しい。