マツタケを馬に乗って探しウマツタケ
とある秋、乗馬ついでにキノコがりにいきましょう。
という、
「それ何時代の話…?戦国?」
って会にお誘いをいただきました。
馬と走るルートが林道なわけですが、そこがマツ林で。
もしかしてマツタケとかとれちゃったりしないかな~ワクワク♪
【7/23】とって食べる会 2022年初夏 外来生物丸焼き会【まだ空きあり!】
若干名、空きあります!
乗馬とマツ林とキノコ探し
現地に到着したらまずはお馬さんにご挨拶。
たくさんいますね!
白い子とか、
黒い子とか
額になんかマークついてる子とか!
可愛いから乗るのはこの子が良いな~~。
場内で軽くならしたあと林道へ、
パカパカと蹄を鳴らし歩くのはきもちよい、たまには乗馬もいいものです。
しばらくしたらマツ林コースへ突入!
ついついキョロキョロしてしまう私。
なぜならマツ林とキノコは相性が良いから。数も種類も豊富で、マツタケも生えてるかもしれないし!秋に歩いていて楽しいのはマツ林ですよみなさん。
ちなみに逆にキノコと相性が悪いのはスギ林。あそこはいけません。キノコの種類が少ないばかりか、生えても有毒の白いキノコばかり。滅びよ!
さて、十数分歩いたところで折り返し地点に到着。
ここで馬に草を食べさせるそうです。
ご褒美なんですが、私を載せてくれた馬はコーナーとかで首を伸ばしてつまみ食いしていました(まさに道草を喰う)
んで帰り。
帰りは走りちょっとました。パカラッパカラッと!
これお尻がバウンドして痛いんですよね(きっと馬も痛いハズ…)。下手でごめんよ、でも走るの楽しい!
ちなみにちょいちょい降りてキノコを探したのですが、この林ではそれほどキノコは見つかりませんでした。
友人が"チャナメツムタケ"を見つけた程度で全然ダメ。こうなったら例の場所に行くしか。
晩秋にとれたキノコはショウゲンジ
乗馬タイムを終えたあと「じゅうぶんなキノコがとれなかった」ということで、車で私の知っている場所へ移動しました。
お気に入りで(あるキノコを探して)毎年通っているポイント、この日は運よくショウゲンジというキノコがでていました。
そこそこ豊作で、キノコとり初めての友人らも楽しそう♪
通り道で何もなかったときはヒヤヒヤしましたが、いやーよかったよかった!
めでたしめでたし。
…と思っていたら!?
マから始まるアレが生えていた
楽しくショウゲンジがりをやっていると
友人が
「これもショウゲンジですか?」
…とキノコを見せてくれたのですが
んんんん!?
んんんんんんんんんんんんんん!?
まず明らかにショウゲンジではありません。
サイズ感は似てますが特徴は大違い、
観察すると、
・ゴツゴツした質感に重量を感じるボディ
・茶色~白の色合いでささくれた傘と柄
・傘の裏はヒダで、つばは綿毛状
・極めつけはほんのり漂うマツ風の香り
という特徴。
これ、私の探していた「あのキノコ」なのでは…!?
「ままままま、マツんだ私。似た特徴のキノコもいるし、安易に判断してマぬけを晒すわけにも…?」
私が動揺しつつ鑑定をしていると、反応に気づいたらしく他の友人らも「はっ!?」とした顔で
「ままままま、まさか……」
「マママママ、マジで……??」
「マママママ、マからはじまる………!?」
ままままままままままま、マツタケか!?
その後、地元のキノコに詳しいおじさんに見てもらいまして、
おじさん「あぁぁ~~~~~~~~、これは毒キノコだね~~~。おじさんが処分しとくよ~~~~~。」
などというマのさしたやり取りもありつつも、
間違いなくマツタケであると鑑定していただきました。
お気に入りポイントに通うこと3年、ようやく見つけ…たのが私じゃないのは本当に残念でならないのですが。
マチ望んだこのキノコを食べる日がきましたよ。やったぜ。
とったキノコを料理する
まずはショウゲンジから
今回の会はつんだキノコを食べるトコまでがセット!
とってきたキノコでキャンプ料理をつくります。
まずとってきた大量のショウゲンジはどうしよう?と話をしまして、
シンプルなキノコご飯。
キノコたっぷりのお鍋!
なんかを作成。
ショウゲンジも美味しいですよね♪
マツタケを食べてみた
そして…初物のコイツ!
なにぶん知見がなくて、このキノコの良さを活かすにはどうしたらいいのか?
まずは香りを見てみたい!
ということで端っこをバーナーで炙って食べてみます
ぼぼぼぼぼと炙って、いただきま~~~す。
ぎゅむ…
もぐもぐ…
これはウマツタケ!!
スルメみたいなキノコならざらぬ食感が印象的。
塩をつけて食べるとキノコを食べるとは思えません、独特な香りと合わさってまさしく珍味。
しかしこれがマツタケの香りか。樹脂っぽい感じで、昔どこかの中華料理店で食べた記憶があるような、無いような…。
マツタケご飯を作ってみた
どうやって活かしたらいいのかわからんですが、とりあえずカットしてみましょう。
断面はこんな感じ。ぎっしり中実。
質感はしっかりめ、でも不思議と手で裂けます。裂けるチーズのように。
ナイフを入れる手応えもしっかりしたものでした。
食べたことがないタイプのキノコ。
もう良くわからないので、先人の知恵に習うとしましょう。
細かくスライスして、
マツタケご飯にしてみましょう。
材料はシンプルに コメ+塩+マツタケ のみ。
「メスティンでやって失敗したら怖いから」という理由で、炊飯器を借りてきました。キャンプ飯とはいったい…?
フツーに炊いて蒸らしたら、
マツタケご飯、完成です。
それではいただきます!!
んぐ…
もぐもぐ…
むっしゃむっしゃ…
「んーーーーーーーーーーーーー?」
例の樹脂っぽい香りのご飯。
もちろん美味しい!!
んですけど…
単純に、
「身体を動かしたあとのご飯は美味しいよね。」
みたいな美味しさであって、
なるほどこれがマツタケかぁ…という感想です。ごちそうさまでした。
まとめ
自分でとれなかったマツタケ。食べてみると樹脂っぽい香りのするキノコで、ご飯と一緒に炊くと不思議な風味を味わうことができました。
キノコそのものはしっかりめの食感が独特で噛みごたえがあり、裂けるチーズのように裂いたのを炙って食べたのが一番美味しかったかも。もし次とれたら、炭火で炙り焼きにしてみたいですね。また三年後かもしれませんが、次は自分で取りたい…!
マツタケ(松茸)
【採取場所】マツ林(アカマツだけでなく、クロマツ・ツガ・トドマツ、など他のマツでも生えるらしい)
【採取時期】9月~10月
キシメジ科キシメジ属。茶色から白い色合いで、ずっしりと重量がある。傘や柄は表面がささくれており、ツバは綿毛状。昔はマツ林が多くたくさん採れたらしいが、マツ林が減るにつれ希少になったんだそう。香り成分はマツタケオール、日本人は大好きだけれど他の国ではウケない。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia、持ち歩き きのこ見極め図鑑
宣伝コーナー
経験不足につき今回はレシピなし!
ディスカッション
コメント一覧
ウマツタケww
時期的にサマツでしょうか?
どうでしょう!?
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