アップルミントが野生化してたのでモヒートにした

2022年7月18日野草・山菜アップルミント,マルバハッカ,季節【年中】


都心に野生のミントがめちゃめちゃ生えているらしい。

なんとなくミントっていうと高級なイメージがあるのですが、それが野生に生えていたらつまりは…

ミントとり放題、食べ放題

ってコト!?

とくだんミントが好きなわけでもないのですが、びんぼーしょーな私は現場に急行したのでした。

都心に生えまくるアップルミント

やってきたのは多摩川近くのとある通り、

やたら目につくのは、

土手をぶわーーーーっと覆い尽くしてる草、

「もしこれがミントだったらメチャメチャに取り放題だなぁ!」

とか思いつつチェックみると…

うっわ!

本気でミントじゃあないですかこれ?

ぜ~~~~~んぶ全部、

アップルミント!!

天敵のいない外来種ってのは恐ろしいですね…凄まじい増えっぷり。

ちなみにアップルミントというのは"マルバハッカ"という植物の別名。ヨーロッパあたり原産。園芸用で持ち込まれたものが逸脱したんでしょう。

アップルミント
アップルミント

特徴は"マルバハッカ"と言うくらいに丸っこい葉っぱ、また茎や葉のうらに産毛が生えているのもわかりやすい特徴のようです。

アップルミントの葉
アップルミントの葉

花の季節らしく、ツクシンボみたいな形の花がついてましたよ。

アップルミントの花
アップルミントの花

全体にミントの香りがあるのも特徴、とのことなので、

潰して香りをチェック。

クンクン…

「おぉ~、爽やかな香り!」

まごうことなきミントですよこれは。

ミントと言うと何となくちょっとお高い感じがしますが、ここでは積み放題!!

なんか活用できないものか?

とりあえず採取して、どーするかは帰りのバイクで考えることにしましょう。

ぶぃーん。

ミントと言えばモヒート?

とってきたアップルミントがこちら、先端の綺麗で香りが強そうな部分だけをつんできました。

ミントというと、デザートの添え物とかについてるイメージ。

写真ACより

メインで食べる料理ってなんかありましたっけ?

綺麗そうに見えますが、一応洗浄

うーん強いていうと…モヒートとかハーブ入りドリンク?(飲み物ですが)

でも、野生のものを非加熱で使うのは心配ですよねー!

…というわけで、加熱して使ってみます。

砂糖とともに加熱して、エキスを抽出する作戦。

モヒートってレモンとか入れましたっけ?

まぁいいか(適当

汁もぎゅっと絞って、皮も入れてみましょう。レモンピールってやつです。

ちょっと加熱しすぎたかも、レモンも細かくしたほうがよかったかな~

アップルミントソースの完成。

これを…

まだ昼間だしノンアルで、コーラと合わせてみましょう。

それでは、

アップルミントコーク

いただきます!

ぐびり。

おぉ…良いですね、

コーラに負けぬ、ミントが香るドリンクができあがりました。

アルコール無しでも満足感高いのも評価ポイント、

ミントコーク、未成年でも飲めるしナカナカ良いのではないでしょうか。

もちろんソーダでも旨いでしょうし、Wikipediaで調べたところ「アップルミントをゼリーにする」と書いてました。このソースを割ってゼリーにしても美味しそうですよね。

やっぱりお酒にも漬けてみたい

さて、やっぱりフレッシュでも食べてみたいな~と心残りがあり、

砂糖たっぷり、度数高めなら、じゅーぶん殺菌・殺虫できるのでは?

ということで、たっぷりの砂糖とホワイトリカーで漬けてみます。

アップルミント・酒・砂糖を1対1くらい、ビン満タンに充填しました。

これをサイダーで割ればフレッシュ・モヒートが飲み放題というわけ。

問題はこれ、どれくらい漬ければ殺虫・殺菌できるのか?

とりあえず1ヶ月くらい、いっときます?

1ヶ月後、

ビンを出してみると…

な、なんか茶色くなってるーーーーー!

枯れ葉のような茶色いエキスができあがりました。

これは成功なのか?

失敗なのか?

香りは…

クンクン、

「オオゥ…。」

超濃厚なハーブ酒

って感じ、枯れてはないみたいで一安心。

試しにソーダで割って飲んでみましょう…と思ったんですが、

茶色い。

フレッシュ・モヒートのはずが、これもコーラみたいになりましたよ、既視感。

まぁ飲んでみましょう、

ぐびり。

「うおっ!!」

こ、これは強烈。

ブランデーといいますか、

漬けすぎた梅酒といいますか、

くどすぎるハーブ酒というか。

紹興酒っぽさもあり…

飲んだことないけど養命酒ってこんな感じなのか…?

どちらかというと、

“消臭力"

みたいなお部屋の芳香剤系の香りに近いかも…

予想を超えた飲み物以上のシロモノができてしまったようです。

かなりクドくて、私は…ちょっと苦手かも。

ごちそうさまでした。

まとめ

都心に繁茂する外来ミントを茹でたり漬けたりして味わってみました。

ミントソースは正解。さっと加熱して爽やかな香りを残しつつ、ゼリーなりドリンクなりするのがよさそうです。酒漬けは…やりすぎると飲み物を超越するのでご注意下さい。葉っぱを取り出すタイミングをもっと短くすればあるいは?

(大量の茶色いエキス、どーしよう?本気で芳香剤に使う?)

※2022/7/18 “マルバハッカ"を"マルハバッカ"と間違えて為、修正しました。

アップルミント(マルバハッカ)

【採取場所】草むら・河原・土手
【採取時期】通年
シソ科ハッカ属。地中海地方原産の外来種。走出枝というツルみたいな根を横に伸ばし、クローンですぐ増える(Wikipedia調べ)。"アップル"と呼ばれるだけありフルーティな香りがする。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

宣伝コーナー



【おまけ料理レシピ】アップルミントソース

【材料】
レモン x1個 ※好みでなしでもOK
アップルミント xたっぷり
砂糖 x好みで。"アップルミント"と同量~倍くらい
水 x少量、アップルミントと同量くらい

【作り方】
1.
アップルミントは茎ごとつんで、つぶさないように持ち替える。

2.
アップルミントはさっと洗っておく。
レモンはよく洗って皮を剥き、白い部分をスプーンでこそぎ落としておく。
黄色い皮だけになったものを1センチくらいに切っておく。

3.
お湯を沸かし、一口サイズにちぎったアップルミントとレモンを加え、さっと加熱。
すぐ火を止め、保存容器に移す。
砂糖を加えなじませる。好みでレモン汁を加える。

4.
冷蔵庫で1日おいたら完成。
ドリンクで割っても美味しいし、ゼリーにしても旨いハズ!(近いうちに試します)