クコの葉は薬草らしい苦ウマな雑草

2022年7月3日野草・山菜クコ, 季節【夏】, 季節【春】

#とって食べるドキュ 更新せんでん!
"アライグマの丸焼きBBQ とって食べる会2021冬"

前回の #とって食べる会 のレポートが動画になりました!目玉はアライグマの丸焼き!?

その辺の雑草に価値を見出すこの活動。

ちょいちょい雑草と呼ぶのもおこがましい、ちゃんとした薬草てきな草に出会えます。最近でいうとクコ。

漢方でも有名な植物なのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

意外とそこらじゅうに生えているもので、教えてもらうまではただの草という認識しかもっていなかったそこらの草が実はクコだったりするのです(私もしました)。

薬草と言うものの、手軽に食材として利用できるのがクコの偉いところ。

一度わかっちゃえば「あれこれクコじゃない!?やったぜ!」なんて日常が豊かになること間違いナシ。今回はそんなクコの話です。

クコってどんな植物?

クコ(枸杞)は河原や山すそなんかでよく見かける多年草。

中国三千年の歴史を感じる名前から外来種?かと思いますが、ちゃんと在来種。日本全土に自生する野草です。

手前の草ぜんぶクコなんですよ~
手前の草ぜんぶクコなんですよ~

漢方の効能は、根が滋養強壮なんかに、葉が高血圧の予防に効いたりするそうです("野草を美味しく食べる本"より)

しゅーっとしなやかに伸びた1本の幹から枝葉を伸ばす容姿が特徴的。

 クコ(枸杞)
 クコ(枸杞)

この幹そのものは木質化しているし、ところどころに鋭いトゲがついているので食べられたものではありません。でも葉とか柔らかい穂先は柔らかくて食べられるとのこと。

クコのとげ
ぱっとみは草ですが、木質化するから正しくは低木らしい

クコといえばも有名ですよね。

冬にトウガラシに似た真っ赤な実をつけるのですが、これがいわゆるクコの実。よく杏仁豆腐に乗ってるアレ。こちらの効能は精力増強とか腰痛とのこと(同)

クコの実
クコの実

紫色で☆型のを見かけたら実ができる合図なのでチェックしておきましょうね。

クコの花(wikipediaより)
クコの花(wikipediaより)

クコの葉はムシもお好き

今回はそんなクコをちゃんと食べてみようと、初夏の野っ原にやってきたわけです。

ここでトラブル!

取り放題に見えるのですがムシさんもこの植物が大好きらしく、食われまくり。綺麗な葉が少ないのです。敗北。

おっと穂先の柔らかいところはまだ食べられていないっぽい。これを重点的に採取することに決定。

ぷちぷちっと手でちぎって採取します。

クコの穂先
クコの穂先

それに加えてきれいな葉も探してつみつみ。

以前に葉っぱを食べたことがあったのですが、穂先は未経験。どんな味なんでしょう?

クコの葉を料理してみる

クコの葉ベーコン炒めを作ってみる

つんだクコは友人宅に持ち込んできましたよ。とってきた野草を摘んで料理しよう会というワケ。

とってきたクコ
とってきたクコ

クコは苦味があるので、脂肪分と相性がよろしい。

そんなわけでベーコン炒めにしてみましょうかね、材料はこんな感じ。

クコの料理の材料
クコの料理の材料

作り方はちょーかんたん。

オリーブオイルでニンニクとベーコンをを炒めて、香りが出たらクコ加えるだけ~

塩とコショウで軽く味を整えたら完成!

クコのベーコン炒め。

クコの料理
クコの料理、ベーコン炒め

今回は、他にも色々採取して料理してみましたよ。

・ハルシメジのソテー
・ハルシメジのスープ
・クローバーの炒めもの
・ニセアカシアの花の天ぷら

などなど、

友人宅のテーブルはおしゃれできれいでうらやましか!

それはそれとして、

クコの味をチェック!!

いただきます。

もぐもぐ。

ん!

食感しゃきしゃき、美味しい。

…のですが、ちょっと苦いですね。

食べ始めは油のおかげかマイルドなんですが、後味が苦いんですよ。

でもベーコン炒めは正解ですね。ビールとも合う合う。それに薬草効果でビールを帳消しにしてくれないかなっ!?

クコの葉を豚肉炒めにしてみる

別日、またクコを食べたくなって別の野・別の川で採取してきましたよ。

別の河原のクコ
別の河原のクコ

今度は豚肉と合わせてみます。

こんがり豚肉が焼けたところで、ここにクコの葉っぱと穂先をざばー

味付けはどうしよう?

中華風にやってみましょうか?

鶏ガラスープとか?

オイスターソースとかでどうでしょう?

そんなわけで完成、

クコの豚肉炒め。

クコの料理
クコの料理、豚肉炒め

もぐもぐ…

なるほどなるほど。

苦味がピーマンっぽくて、そういえば味付け的にも見た目的にもチンジャオロースーみたいな感じですね。タケノコ入れたい。

しょっぱめなのでご飯が進む味。おかわりしても薬草効果で帳消しにしてくれない…かなぁ??

ごちそうさまです!

まとめ

薬草でもあり食材でもあるクコ、後味がほんのり苦いですが葉っぱも穂先も美味しくいただけました。

今回は食感を活かして炒めものばっかりでしたが、葉っぱは味噌汁とかおひたしもいけます。ちょっぴり苦いんですけどね。

クコ(枸杞)

【採取場所】河原、荒地、山すそ
【採取時期】4月~6月(葉)、11月~12月(実)
ナス科クコ属の低木。日当たりのいい場所を好み、河原や荒地などの他に木がない場所によくいる。木質化した細く長い幹で、枝のワキに鋭いトゲがつくのが特徴。クコの葉は漢方で枸杞葉(くこよう)と呼ばれ動脈硬化や高血圧の予防に効果ある。お茶っ葉にもなる。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、野草を美味しく食べる本

宣伝コーナー

野草を食べるだけでなく、キッチリ効能にふれられた重めの一冊。著者は物知りおじいちゃん!


図鑑ごとに2割~4割ほど掲載されている種類が違います。違いを見比べるのも楽しいですよ

【おまけ料理レシピ】クコの穂先ベーコン炒め

【材料】
・クコの穂先 x両手いっぱい
・ベーコン x2~3枚 ※大豆タンパク入ってないやつ!
・ニンニク x1~2粒
・塩 x少々
・コショウ x少々
・オリーブオイル x少々

【作り方】
1.
クコはさっと洗っておく。

2.
ニンニクはむいて薄切りにする。
ベーコンは細切りにする。

3.
フライパンにオリーブオイルをたらして、弱火でニンニクとベーコンを炒める。
ほんのりコゲていい香りがでたらOK。

4.
クコを加えて、強火でサッと炒める。
全体がしんなりしたらOK。

5.
塩コショウでさっと味をつけたら完成。
熱いうちにさっといただこう。