カキドオシをつんだお茶で健康生活

2022年1月25日野草・山菜カキドオシ,季節【夏】,季節【春】


今回は健康に気をつかう皆さんにオススメの野草をご紹介!

なんと血糖・血圧などに効果アリ、そしてなんてったってお茶にすると素晴らしい香りなのです!

ハイそれはコチラ、カキドオシ!

カキドオシとは

何でも知ってるWikipediaさんからも以下のように素晴らしいコメントが!

抽出物には血糖値降下作用、体内の脂肪や結石を溶解させる作用があるなどとして漢方薬、ダイエット茶とされることもある。
マウスやラットによる動物実験で発毛効果、血糖上昇抑制、血圧上昇抑制などの効果があることが報告されている。

wikipedia カキドオシ項より引用

血糖・血圧に加えて発毛効果まで!?なんとミラクルな植物でしょう。

「でもお高いんでしょう??」

という貴方!

今の時期ならおまけで栄養バランスのいいスーパー野菜『菜の花』もついてきてお値段がそのまま!

更になんと…、今すぐにとって食べる方限定で万薬の王者『ヨモギ』もつけちゃう!!

気になる貴方、今すぐその辺の裏山へっ!

~ 茶番終了 ~

はい、カキドオシは和ハーブと呼ばれ、日本各地の山野に生える春の野草のひとつです。

冒頭でお伝えしたとおり健康に効果があるそう。アヤシイ食生活で体がちょぴり気になってる私も、ここぞとばかりにとってみることにしました。

こちらがカキドオシ。茎を伸ばし地面を這うように繁殖するのが特徴的。

垣根の下を這うように侵食してくるので、垣根通しで「カキドオシ」と呼ぶんだとか。

ちぎって嗅いでみるとツンと力強い香りがします。ミントのようでほんのり柑橘っぽい感じも。

葉は鱗模様が特徴的、裏側には葉脈が目立ちます

余談ですが、ヒメオドリコソウやホトケノザなど同じ仲間の植物がおります。

こちらはミントのような香りがありません。見つけたらとりあえず香りをチェックするのがオススメ。

ヒメオドリコソウ

カキドオシ茶を飲んでみる

さて、持ち帰ったカキドオシがこちら。

一般的には干してお茶にするそうですが、干さなくてもお茶はでるらしいのでフレッシュな状態で味見をしてみます。

紅茶にトッピングしてハーブティーに。熱湯をそそぐとフワッと香りがたちました。

セイロンティー+カキドオシ

でん!
色は普通の紅茶、さっそく味見をしてみましょう。

ずずず…

ん!すっごく強い香り!

びっくりするほどハーブティー、数枚でここまでパンチがあるとは思いませんでした。

ミント系の薬草香とちょっと土っぽい香り。これに紅茶の渋みが合わさり鼻孔をガツン!

ひとを選ぶタイプの味でした。

この味には砂糖とかを入れたいところですが、それでは健康的な趣向がダイナッシング…!

残りはネットに入れて乾燥。スタンダードな飲み方でいただくことにします。

乾燥すると、お椀いっぱいの草がこれくらいに

1週間ほど放置していると乾いてカッサカサ、

これで味が変わるのでしょうか?

今度は単体でお茶にして飲んでみます。

熱湯をそそいで数分のマテ!

2分ほど待ってそそいだものがこちら、ほんのりライトイエローのお茶がはいりました。

健康のためだ!と意を決して飲んでみると…、

オヤ?意外とアッサリ

生のものと比べると、土臭さが消えミントとほんのり柑橘の風味が心地よく香ります。

非常に飲みやすい味わい。

いわゆる、

「これなら続けられそうです!」

というタイプ、この味なら私も美味しく飲めそう。

これを飲んで、この春からカキドオシ茶をガンガン飲んで『東京でとって食べる健康生活』にチャレンジしてみたいですね!

まとめ

カキドオシ茶は良い香りで飲みやすく、それでいて健康に良いという素敵な一品。何処にでも生える植物ですので、ぜひ探して一度味わってみてはいかがでしょう。

しかしこの香り、乾燥したものをお酒に入れてリキュールにしたら面白い味わいになるのでは?んん、イヤしかし健康生活のためにもお酒は控えたいところ、ダメでしょう。いやでも養命酒というのもありますし。お酒は百薬の長、うん。きっと大丈夫!(東京でとって食べる健康生活:完)

カキドオシ

【採取場所】山裾、河原、空き地
【採取時期】1年中
シソ科カキドオシ属、日本全土に生息する多年草。開花期は4~5月ごろ、白から紫の可愛らしい花をつける。お茶にするのであれば春の葉が柔らかい時期がベスト、先端の柔らかい茎と葉を摘み取りましょう。

ちなみにカキドオシ茶は意外とメジャーでアマゾンでも取り扱っていたりします。ただし良いお値段するので、近くに生えてるなら絶対にとって食べるべき。

書籍紹介

べ方と野草がわかりやすく紹介されてます!

菜を探すならハンディサイズの本は必携ですよ~!

【おまけ料理レシピ】カキドオシ茶

【材料】
カキドオシ x10~20枚くらい
沸かしたお湯 x1リットル

【作り方】
1.
カキドオシは葉が綺麗なもの若いものを選んで摘む。1本のつるからは取りすぎず、間引くように積むとベター。駆除したときは根こそぎどうぞ。

2.
さっと洗って汚れを落とし、水気を拭き取っておく。

3.
ネットに入れて風通しの良い場所で干す。天日だとなおよいが、室内のエアコンが当たる場所とかでもじゅうぶん。数日干してカッサカサに乾いたら完成。

4.
紅茶を入れるときのように、沸かしたらお湯をそそぎ1分~2分ほど待っていただきましょう。冷えてもうまいので冷蔵庫で冷やしてアイスで飲むのもアリです。