アライグマを東京でカジュアルにとる方法④ トメてバラして肉にする

2023年2月16日狩猟★狩猟,アライグマ,季節【冬】


何かと敷居が高いと思われがちなシュミ、狩猟。

その登竜門として私がおすすめしたいターゲットはアライグマ。

理由はお手軽なターゲットであるためです!!

第一回で狩猟の準備が整い、

アライグマを東京でカジュアルにとる方法① 狩猟の準備と道具

第二回でアライグマが居着いている畑を見つけた!

アライグマを東京でカジュアルにとる方法② アライグマはこうやって見つける

第三回でアライグマをにかけた!

アライグマを東京でカジュアルにとる方法③ アライグマの罠にかけ方

で…。

Q.このアライグマどうしたらいいの??

A.トメてバラして肉にします。

なるほどわからん!!

動物の捕獲をしたくても、とった後の処理が不安で始められない方が多いのではないでしょうか。

そんな"とったアライグマの皮算用"のやりかたを今回は説明させていただきます。

トメサシをする

罠にかけたアライグマは最初にトメサシをしなくてはなりません。

それはつまり命を奪うのです。
各々思うところはあるかと思いますが必要なこと。

お肉を食べるには誰かがやらなければなりません。

やり方は主に、を使う方法、電気槍を使う方法、ガスを使う方法、などがあります。

それぞれのメリットを記載します。


水を使う方法

最も手軽、箱罠のまま水に沈めます。

やりかたは、箱罠が沈んでいかないようロープを結び、あとはドボンするだけ。

時間にして5分ほど、動かなくなったらひきあげます。

■メリット

専門の道具が不要であること。

■デメリット

が必要なこと。
また、水からひきあげるのタイミングが遅すぎると血抜きに影響するため、慣れが必要。


電気槍を使う方法

電気槍とは電気止め刺し具とも呼ばれる道具。

端的にいうと、バッテリーのプラスとマイナスの間に動物を挟んでバチッとやる感じですね。

■メリット

場所を選ばずにトメサシができる。
短時間でトメサシができる。処理数の多いかた向け。

■デメリット

道具が必要。
雨天、水に浸ってるターゲットを対象にできない。
上手に電撃を与えるために練習が必要。

■道具について

道具はシンプルで、ホームセンターなどで売っている道具で自作できます。

【材料】
バッテリー、釘、電気コード、ビニールテープ、塩ビパイプ、バッテリー接続端子

【作り方はネットで調べたらでてきます。】
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%AD%A2%E3%82%81%E5%88%BA%E3%81%97%E5%85%B7%E3%80%80%E4%BD%9C%E6%88%90

Amazonでも揃います。
ジャンプスターターが他の用途にも使えて便利。

他にも、作成キットが売られていたりします。

電気止め刺しキット(二本槍)発売開始します!


ガスを使う方法

専用の密閉容器に罠ごと封入し、CO2ガスを入れトメサシする方法。

ガスを用意するのがやっかいですが、ドライアイスを用意する方法でも可能とのこと。
(私はやったことがないので、聞いた話です。スミマセン)

■メリット

特別な技術が不要。
場所を選ばずにできる。

■デメリット

道具がかさばる。

【製品:ココボックス】
https://www.choujuhigai.com/fs/chiikan/s-0083

血抜きをする

トメサシをした獣はすぐに血抜きを行います。

血が抜けきれていない獣は痛みやすく、味が悪くなりがち。
血抜きの手際が味を左右するとも言われます。

道具はナイフ一本あれば十分です。

やりかたは、首の血管をナイフで裂くだけ。
可能であればまだ心臓が動いている間にやるとベスト。

毛が邪魔で切れない場合は皮をひっぱるとうまくいきます。ピューッと勢いよく流れ出てきたら大成功。

アライグマの血液はゼリー状に固まるため、流水などで洗いつつやるのがベター。

解体をする

血抜きをしたアライグマは解体します。

解体は以下の順番で行います。

  1. 腹を裂き内蔵を取り出す。
  2. 足首にくるりと切れ目を入れ、そこからお腹向きにナイフで皮を裂く。
  3. 裂け目からナイフを入れ、皮を剥いていく。足が露出するまで剥く。
  4. 皮が剥けた足を関節から切断し取り出す。2~4を各足に繰り返す。
  5. 背ロースを骨から剥がすように取り出す。魚の三枚おろしのイメージ。
  6. 首とお尻の肉を切り取りはがす。

以上!

詳細や写真をつけるとちょっぴりグロくなって怒られちゃうのでスミマセン。

YouTubeで視聴できる“東京でとって食べる生活ドキュメンタリー#1"にアライグマを解体する様子が写っておりますので、こちらを参考にして下さい。

特に1の「内臓を取り出す」処理はなるべくすぐにやるのがオススメ。

これをやることで内側から体を冷やす事ができ、お肉の質を維持できます。逆に長時間放置すると破裂しちゃうので要注意ですよ。

骨抜き

最後に足の肉から骨を抜きます。

骨に沿ってナイフを這わせていくとはずれます。
チキンと同じ感覚で大丈夫、カンタン!

以上でお店に売っている「鶏もも肉」みたいな見た目になります。

まとめ

以上、今回は罠にかかったアライグマの処理の仕方を説明させていただきました。

ここまでやればあとは美味しく食べるだけ!
当ブログはアライグマの料理レシピを紹介しております。ぜひ参考にして下さい。

アライグマ

【採取場所】畑、水辺、山裾
【採取時期】猟期(11/15~2/15)
食肉目アライグマ科アライグマ属。ペットとして日本に持ち込まれた北アメリカ原産の外来種。味はすこぶるよく、似たタヌキなどよりも明らかに旨い。特にほどよく火を通した後ろ足はプリプリした食感で食べやすく美味。脂も甘い。もちろん個体差があり臭いやつもいる。発情期のオスとか。

【注意】
本種は鳥獣保護法により保護されております。とるには狩猟法にしたがう必要がありますのでご注意ください。

参考にさせていただいた資料:オーエスピー紹介、鳥獣被害対策.com

参考書籍のコーナー

ほのぼの罠猟マンガ。入りやすいので、狩猟に興味あるけどよくわからんって方におすすめです!


狩猟をある程度知っている方はこんな本がオススメ。基礎が丁寧にわかりやすくまとめられています。

アライグマを東京でカジュアルにとる方法【完】

本コラムは、以下の四本から構成されております。

第一回

・狩猟の準備と道具

アライグマを東京でカジュアルにとる方法① 狩猟の準備と道具

第二回

・アライグマがいる場所の探し方

アライグマを東京でカジュアルにとる方法② アライグマはこうやって見つける

第三回

・アライグマの罠のかけ方

アライグマを東京でカジュアルにとる方法③ アライグマの罠にかけ方

第四回(本記事)

・罠にかかったアライグマの処理方法
・アライグマの血抜きと解体について