東京でとって食べる生活

猟師になりたい!② 狩猟免許をとるのはかんたん!

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猟師になりたい!
という狩猟をはじめたい方に読んでいただきたい、コーナー第ニ回。

前回の第一回では、

狩猟をやるには狩猟免許をとって登録をしなければいけない

というところまでお話しました。(未読の方は第一回からどうぞ)

猟師になりたい!① まずは狩猟とは何なのかを知ろう

第二回はその続き、

どうやって狩猟免許をとるのか?

について具体的にお話します。

もくじ

1.狩猟免許とはどういうもの?
1-1.第一種銃猟免許
1-2.第二種銃猟免許
1-3.わな猟免許
1-4.あみ猟免許
2.狩猟免許のとりかた
2-1.申請書類の準備
2-2.申し込み・支払い
2-3.勉強(講習会の申し込み)
2-4.講習会
2-5.試験
2-6.合否発表、受け取り

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1.狩猟免許とはどういうもの?

いわゆるハンターズライセンスってやつですね!(この画像は嘘)

まず最初は狩猟免許がどういうものなのかを知るところから、

ざっくり言うと狩猟免許とはこういうもの、

・野生動物の保護や密漁の防止を目的とした国家資格
・試験の運営は都道府県の自治体がやっている
・猟法に応じた四種類がある
・有効期限は三年、期限が切れる前に更新が必要

仕組み自体は運転免許と殆ど変わりません、
どちらも国家資格なんですよね、いちおう。

四種類の狩猟免許を図にしてみました。

※みどりのシカクが免許の名前です

各免許ごとに、下についてる猟具が扱うことができるものとなります。

ざっくり説明しておきましょう。

1.第一種銃猟免許

猟銃で狩猟をする際の一般的な免許です。使用できる猟具は空気銃(エアライフル)、散弾銃(ショットガン)、ライフルの三種類。

第一回でも説明しましたが、この免許だけで猟銃は所持できません。別途に銃砲所持許可が必要となります。

2.第二種銃猟免許

猟銃で狩猟する免許のうち、空気銃(エアライフル)のみの免許です。個人的には第二種の取得はあまりお勧めしません。

なぜかというと、第一種にもエアライフルの使用許可が含まれていますので、ショットガンを使う可能性が1ミリでもある方は一種をとったほうがお得なのです。

3.わな猟免許

罠で狩猟する免許で、ひとつで色々な種類の罠を使用できます。罠は所持するのに許可はいりませんが、設置する場所(土地)が限られ、置き場所を用意するという別の大変さがでてきます。

自宅の庭や裏山なんかに柿や蜜柑が植わっているような方は、この免許をとって罠猟にチャレンジしてみるのも面白いでしょう。

4.あみ猟免許

網を使った狩猟をする免許です。この中で一番マイナー。

網の猟具は大掛かりなものが多くて、特に派手なものは田んぼ一面を使い、猟期の前から一ヶ月以上餌付けをし慣らした鴨を網打尽にする無双網とか。

無双網(狩猟読本より)

直径が三メートルはある巨大な虫取り網で、ホントに虫取りの要量で鴨をとる突き網などは個人で扱うことも可能ですが…

※網の直径が2~3メートル、柄まで入れると4~5メートル!

この説明だけで容易ではない事は想像できるでしょう。もちろんメリットはありますが、よほどのチャレンジャー以外にはおすすめしません。

以上の四つが狩猟免許の種類です。

ちなみに、この狩猟免許は二つ以上を同時に受験する事ができます。

例えば「エアライフルで鳥を撃ちつつ、農家のイノシシもやっつけたい。」こんな場合は「一種(もしくは二種)&わな」を取ります。

ちなみにちなみに、その二つを一緒に受験した場合の試験はどうなるかといいますと、半分以上が共通の試験ですので、単純に倍にはなりません。

ズバリ増える箇所は「銃器に関連する項目と、罠に関連する項目を、どちらも受ける」という点のみになります。よかったですね!

ただし、受験料金は倍になり、更新手数料も倍になります。ざんねんですね!

お金の話はおいといて、今後もし複数の種類の狩猟をやる可能性があるかたは、初回にずばっと取ってしまうのがおすすめなのです。

以上、免許の種類の話でした。

2.狩猟免許のとりかた

それでは続きまして、狩猟免許をとる試験には何をする必要があるのか説明していきましょう。

狩猟免許のとりかた、流れをざっくりまとめるとこんな感じ、

1.申請書類の準備

2.申し込み&支払い

3.勉強(講習会の申し込み)

4.講習会

5.試験

6.合否発表、受け取り

こうやって並べてみると簡単に見えてきませんか?
見えてきますよね?

ちなみに予算はこんな感じ、

■予算(第一種銃猟免許のみ取得する場合)
申請書類の準備費用:\3,000~10,000
狩猟免許申請手数料:\5,200
講習会受講料:\10,000
【合計】\18,000~25,000くらい

けっこう掛かります。とはいえ、レジャーとしては高いものではないと思いますが如何でしょうか。

狩猟をはじめるのであれば、「肉を買ったほうが安い」とか、細かい事を考えてはいけません。

狩猟免許を取ると決めたら前に進むのみ!めげない心が大切です!!

それでは各項目の詳細を説明していきましょう。

2-1.申請書類の準備

申し込みに行く際に、以下のものが必要になります。
まずはこちらを準備するところから。

■狩猟免許の申請に必要な書類
・狩猟免許申請書 … 各都道府県のHPにフォーマットがあるので印刷して書いておく、東京都はここ
・医師の診断書 … 猟銃・空気銃所持許可証の写しを提出すれば不要、後述する
・写真 … いわゆる証明写真。6ヶ月以内の運転免許サイズ(縦3㎝×横2.4㎝)
・狩猟免許申請手数料 … いわゆる受験費用。免許1種類につき5,200円(2019年現在)
※医師の診断書について

猟銃・空気銃所持許可証の写しを提示すれば不要になりますが、先にとっている事は稀のため基本的に必要となります。

※お医者さんに書いてもらいます

記入に使用するフォーマットは、環境省のページの様式Aを使用してもらいましょう。

ちなみに、私は稀によく行く内科の先生に書いてもらったのですが、のちの鉄砲所持許可の審査において「かかりつけとは言えない」と指摘をうけ精神科で取り直す事になってしまいました。

というわけで精神科の医師による診断を受けておく事をオススメします、この場合はかかりつけでなくても構いません。首都圏であればありがたいことに狩猟用のプランを用意している精神科もありますので、そういった経験豊富な医師に書いてもらえばまず間違いないでしょう。

余談ですが、この際に警視庁のフォーマットでの診断書を貰っておくと、のちの鉄砲所持許可の審査でも使用でき、二度手間になりません。

ちなみに、もうほんとドコに頼めばいいか分からないよ!?という場合は、銃砲店の店員さんに聞いてみるのがイチバン。未来のお客さんである貴方にはきっと良いお医者さんを紹介してくれるはず。(ザ・他人まかせ)

2-2.申し込み&支払い

さて、書類が揃ったら次はいざ申し込みにいきましょう。

まずはお住まいの県の窓口(下記参照)で試験日を確認しましょう。東京都の私が受験した年には7月、8月、9月に一度づつ行われました。

※県ごとに日が異なりますよ!

これに参加するためまずは各県の受付窓口に向かいます。東京都の場合は都庁の環境局。

都庁は受付さえきちんとやれば誰でも入れます。指定のフロアまでいったら、係の方を呼んで1項目で用意した書類を渡して受付をしましょう。

※各県の受付窓口一覧(狩猟まるわかりフォーラム)

■持ち物
・狩猟免許申請書
・医師の診断書(猟銃・空気銃所持許可証の写し)
・写真
・狩猟免許申請手数料

ちなみに余談ですが、試験は各回ごとに定員があります。でもって定員を超えると受験できません。念のためにメッチャ早めに予約だけしておくのがオススメ。(友人はこれで1年先送りに!)

受付がすんだらこの日はおしまいです。

2-3.勉強(講習会の申し込み)

それでは試験に向けてはりきって勉強していきましょう。

「えーーーーーーっ!なに勉強したらいの!?」

そうですよね、そうなりますよね。

学校で習ったわけでもない狩猟のことなんて、勉強のしようもありません。知らなくてとうぜん。

そんな方むけに、

・講習会(東京都では狩猟免許講習会)

という場が用意されており、狩猟について学ぶ事ができます。
参加は必須ではありませんが、未経験者にとってほぼ必須といえるでしょう。

講習会に参加するには、県の猟友会の事務所へいき受付をします。県の猟友会の事務所は都道府ごとに異なり、東京都では秋葉原駅の近くの雑居ビルに入ってます。HPはこちら(社団法人東京都猟友会)

※事務所は銃砲店だったり、雑居ビルだったり。

※事務所は人がいない場合もあるので、事前に電話でアポをとってから行きましょう。

ここで受講料を支払って、受講日の予約をします。すると狩猟読本という今後の狩猟における教科書を受け取る事ができます。

みんなのバイブル

ちなみに受講料はテキスト込で10,000円なり。
(東京都で2019年現在、単一科目のみ、二科目受講する場合は+5,000円)

この日は受付のみでおしまい、講習会までに受け取った狩猟読本に目を通しておきましょう。要点は講習会で教えてもらえるのでざっくりで構いませんが、狩猟鳥獣の判別問題に向けてイラストと名前は目に焼き付けておくのがおすすめ、また最近は写真で出題されることも多いためイラストに加えてネットで写真も見ておきましょう。

どうしても講習会に都合が合わない方は試験対策テキストというものが存在します。

猟銃等講習会初心者講習会考査
絶対合格テキスト&予想模擬試験4回分

その他にも、「不合格、ざんねん。また来年!」というのが嫌な方は、念のために買っておくのもアリでしょう。(実際、友人が試験に落ちて翌年までできませんでした)

どうしても講習会に参加できない、試験にどうしても受かりたい、そんなときはこの本の存在を思い出して下さい!

2-4.講習会

予約した日に講習会に参加します。

東京都は本番試験の1週間前くらいに開催されることが多いです。ギリギリなので要注意。
(きちんと予習するにはどうしても前項で紹介した本が必要になってきます)

忘れると「残念、また来年!」となりかねませんので、念入りにスケジュールを調整して挑むこと。
※講習参加日の変更はできると思います

内容は、狩猟読本を使用した講義、銃や罠など実際の猟具を扱う実技、その他試験の概要と対策の説明、などなど。

なつかしの授業みたいなもんです

実のところ、本番と講習会は共に猟友会が運営しており、猟友会は猟師を増やしたいので、本番に合格できるよう工夫して教えてくれます。きちんと聞いていれば試験はほとんど受かりますよ(断言)

参考までに本番試験の内容をぺたり、

■本番試験の内容(2018年の東京都)
・適性試験
└運動能力 … ラジオ体操ができるなら通ります
└視力 … 一般的な視力があればOK、メガネを使っても大丈夫
└聴力 … 一般的な聴力があればOK
・ペーパーテスト
・法律、猟具、鳥獣、保護管理、などの問題が出題される
・選択式で、講義を聞いてれば問題なし、猟具は銃や罠など受ける試験のものを解く
・技能試験
└距離目測試験 … 講習会できちんと聞いてればかんたん
└鳥獣判別試験 … 一番落ちやすいのがコレと実技、勉強しておこう
└実技試験 … 猟銃や罠の扱いの試験、予備知識がないと無理。講習会で丁寧に教えて貰えます
講習会を終えたら次は試験、本番までにきちんと復習をしておきましょう!

2-5.試験

いざ試験本番、準備はよろしいでしょうか。

いつになっても試験はどきどきしますね

試験の対策についてざざっと、

■ペーパーテスト
→講習会で聞いた内容にセンでもひいて復習しておけばまず問題なし
時間に余裕はあるので焦らず解いていく

■距離目測試験
→講習会できちんと聞いてれば本当にかんたん

■鳥獣判別試験
→よく写真と名前を覚えておく、色だけではなく模様や顔に入った線などの特徴を覚えるとよい
くどいが必ずインターネットで写真もみておく

■実技試験
→講習会で教えてもらったとおりにやればOK、家で棒きれでも使って復習しておくとベター。
団体試験だが急がなくても良いので落ち着いてじっくりやるのがコツ。
ちなみに私が受けた時は、銃の扱い、団体行動、屋外団体行動、の三つの試験でした。

以上、
70%以上で合格とかだったはずです。

朝から晩まで一日がかりの長丁場となるため、十分に準備をして挑んで下さい。

2-6、合否発表、受け取り

試験が終わると、結果が各都道府県のホームページに掲載されます。

ぶじ合格できれば狩猟免状を受け取ることができます。
狩猟免状は郵送で送付されるか、もしくは受付した場所と同じところで発行して貰えます。

合格おめでとうございます。
お疲れ様でした!!

何度も言いますが、狩猟の教科書はオススメです!


以上、

どうやって狩猟免許をとるのか?

というお話でした。

次回は、東京住まいの人間にとって一番現実的な

エアライフルを使った狩猟

について、次のステップを具体的に説明したいと思います。

つづく!


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