ニセアカシアは花を食べる山菜。もふもふ天を食べてみた

2021年8月11日野草・山菜ニセアカシア, ハリエンジュ, 季節【夏】

とって食べるドキュ最新話
"秋キノコをとって美味しく食べよう" がYouTubeで公開されました!

50種超キノコが出てきます!だいたい「なにこれわからん!」って言ってますが(笑)最後はアウトドアなキノコ料理で大満足な回です♪


美味しい花。

食べたことがありますか?

初夏の頃。そんな花を食べる山菜、ニセアカシアを食べてみたのです。

これがなかなか面白い体験だったので紹介をさせてください。

ニセアカシアって何がニセなの?

ニセアカシアというのはマメ科の落葉樹。

ニセってことは本物がいるの?という話ですが、

ニセと名のつくものの(日本においては)アカシアより本物のアカシアだそう。

ニセアカシア
ニセアカシア(写真ACより)

どういうことかというと、

よく言うアカシア並木も…

“アカシアの花"とされる蜂蜜も…

どちらもニセ。

なぜか?

ニセが日本に入ってきたタイミングで"アカシア"の名前で流通してしまったために、一度ニセのほうが"アカシア"で定着しちゃったんだそうです。

アカシアの花
ニセアカシアの花(写真ACより)

ちなみに本物のアカシアは黄色い花。

こちらは日本の気候に適さないらしくあまり見る機会はないとのこと。

温室のアカシア
温室のアカシア(写真ACより)

ややこしいから別の名前つけてくれよ…と誰かが懇願したのか?

和名でハリエンジュという名が与えれてます。しかしこれもあんまり定着してないらしい。

ハリエンジュの針
エンジュに似ていて針があるからハリエンジュらしいですよ(写真ACより)

それゆえ未だアカシアと呼ばれたりニセアカシアと呼ばれたりしているんだそうです。誰か何とかしてあげてください。

ニセアカシアをとってきた

さて、そんなニセアカシアをGETしてきました。

狙っていたのではなく、とある川辺に採取に行った際にたまたま咲いていたのをゲットしたのですが!

ヤブの中でたくましく育つニセアカシア
ヤブの中でたくましく育つニセアカシア

ポイントはマメ科っぽく対生する丸い葉っぱ、

ニセアカシアの葉
ニセアカシアの葉

また鈴なりに咲いた花、

近づくとほのかにフローラルな香りがします。

v
ニセアカシアの花

この日は小雨がパラつく微妙な天気でしたが、

「イマ取らずにいつとるの!?」

という咲き具合だったのでちょっくら採取していくことに決定。

二袋分くらい採取していきました。

図鑑によると強い植物なのでガンガン採取してもOKとのこと。それに外来種ですしね。

ニセアカシア料理をやってみる

とってきたニセアカシアを料理してみます。

まずは下処理、

洗って花を房からはずしていきましょう。

虫さんも大好きな花らしく、カメムシが混じってますね!

ちゃんと取り除かないと大惨事に…

クモもけっこういる。

君はどちらかというと寄ってきた昆虫狙いかい?

きれいな花を選り分けました!

まずは保存の効くやつから作ります。

いちど熱湯でさっと花を茹で、

さっと冷水で締めて、

リキュール・レモン汁・砂糖、でシロップを作り。

洋酒代わりに家にあった和風ジンを少々

ニセアカシアの砂糖漬けを作ってみました。デザート風味。

もう一品、

こちらはレモン汁・ニンニク・塩・コショウ、で対照的なしょっぱい味付け。

ニセアカシアのマリネ。

見た目おんなじですけどね~

もう一品、

すぐ食べられるものもいっときましょう。

ふさのまま天ぷら粉につけて、

ジュワッと揚げます。

カリッと揚げたら、

ニセアカシアの花の天ぷらの完成。

図鑑にもwikipediaにも書いてある王道の食べ方がコレ!

他にとってきた食材も一緒に揚げてみました。

天ぷら盛り合わせ
左から、タケノコ・えび(課金)・クズ・ニセアカシア

晩ごはんは天ぷらパーティですよっ♪

ニセアカシアを食べてみる

あついうちに食べちゃいましょう。

つゆをつけて…

いただきます!

サクッ。

ふぁ…ふぁ…

なんだろうこの食感!

食感はふわふわ。

綿あめの天ぷらでも食べているかのよう。

味や香りそれほど主張がなくて、わずかに甘いかな?というくらい。

珍食感系の食材ですね!

年に1回くらい食べたくなるやつかな。

ニセアカシアの酢漬けがピンク

とんで翌日。

冷蔵庫に入れておいたタッパーをあけてみると…

うっわ。

砂糖漬けがめっちゃピンク!!

マリネもかなりピンク!!!

何やらピンク色に染まっていました。レモン汁を入れなかったものは変色しなかったので酸性の影響でしょうか?

でも華やかになったのでヨシ。

ということでマリネはお刺身の付け合せに、

タイのお刺身とブリのカルパッチョ、ウィズ・ニセアカシア。

刺身の隣にピンクの塊があると美味しそうに見えますね~~~。

ちなみに味よい。

茎とか軸が口にあたらないの?と思いきや、サクサクと歯切れのよい噛みごたえ。

カルパッチョと一緒に食べるとワンランク上の味わい。

おいしい!

もう一品の砂糖漬けは、

リッツパーティで消費(もちろんソロですよ)。

思いのほか食感がよかったので、

クリームチーズ+ニセアカシア

という組み合わせを試してみかったのです。

これもおいしい!

もちろん大当たり。

なめらかなクリームチーズとシャキシャキのニセアカシアの相性はバツグン。これはリピ確定!

余談ですが、

一人でリッツパーティは寂しくない??

ということでパーティにピンクの悪魔御一行を招待してみました。

なんというか、

呼ぶヤツ間違えた感がすごいですね!!

ごちそうさまでした。

まとめ

ニセアカシアは特に酢漬けでピンク色に染まる見た目に華やかな食材でした。味はそれほど主張がなかったものの、調理方法によるものか花の状態によるものか?来年もとって料理してみたいです。

ニセアカシア(ハリエンジュ)

【採取場所】河原
【採取時期】5月~6月
マメ科ハリエンジュ属。和名はハリエンジュ。北米原産、もともと街路樹として植えられたものが野生化した。マメ科であり根粒菌と共生するため河原の荒れ地でもよく育ち、在来種を脅かす。日本の侵略的外来種ワースト100のひとつ。葉・果実・皮には毒性がある。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia

【おまけ料理レシピ】ニセアカシアの砂糖漬け

【材料】
ニセアカシア xたっぷり
砂糖 xたっぷり
レモン汁 x少々
洋酒(ラムとか) x少々

【作り方】
1.
ニセアカシアのを採取する。
花は開く直前~直後くらいがおすすめ。

2.
よく洗い、虫や終わった花を取り除く。
軸から花をしごきとる。

3.
集めた花をサッと茹でる。

4.
少量の水・洋酒でたっぷりの砂糖を溶かす。
酒がダメならアルコールをとばしておくこと。
火をとめたところにレモン汁を少々加える。

5.
4に水をきった3を漬ける。
冷蔵庫で一晩寝かせる。ピンクに染まったら完成。