東京でとって食べる生活

ハマダイコンと普通のダイコン食べ比べ

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ハマダイコンという野草をご存知でしょうか。ダイコンという名の通り大根が野生化したもので、東京近辺でも多摩川などでよく見かけます。

もとが野菜の大根なだけに食べやすい野草だとは聞きますが、硬いだのマズイだのとも聞き、本当はどうなのだろう?と食べくらべをやってみました。

こちらがニューチャレンジャー、ハマダイコン選手(以下ハマ)、

三浦半島に遠征した際に採取したハマダイコン。

その名の通り浜っぺりにぎっしり生えているのを発見、大きいのを選んで持ち帰ってきました。

美味しければ最高の食料となるのですが、果たしていかに?

試しに、現地で小ぶりなものを少しかじってみました。

ぽきりと折ってみると、何故か中央が黒ずんでいます。なんだかブキミ。

表皮と中央部で二層になっているのもブキミ。

怯えつつも真ん中のぶぶんをカリッといってみます。

うん…まずい、ペッ。味はダイコンなのですが、どうもアクのような苦みがあります。そのまま食べるものではありません。

ちなみに食べ比べに使用するものの断面はこんなかんじ、普通に美味しそうです。

さて、それに対するはアオクビダイコン選手(以下アオクビ)、

おおっと…王者の貫禄!!
悠然と構えております!

おなじみのスーパーで一般的に売られている品種、保証された美味しさ。圧倒的にハマが不利ですが今回はこの二者で食べ比べをやってみます。

第一回戦、漬物

まずはシンプルに生でいってみましょう。両者ともに三杯酢でまる1日漬けてみました。

まずはアオクビから、

うん、いつものシャキッとみずみずしい食感。殆ど辛味を感じず、甘じょっぱさと心地よい酸味でご飯がすすみます。

続いてハマ、

カリッコリッ。ぬぬぬ、ゼンゼン違う!そもそも食感から野性あふれる力強さ。繊維質はありませんがレンコンのような硬さです。

カンジンのお味はといいますと、辛みを中心とした刺激が強め。しかしこれが三杯酢で軽減されアクセントとして悪くありません。ご飯よりお酒が欲しくなりますね。これはこれでアリです。

第二回戦、菜っ葉

ハマは実よりも菜っ葉のほうが大きいことがしばしば、これが食べられなければダメでしょう。

まずはアオクビ、細かく刻んで油炒めにしてみました。

シャキシャキした食感、水っけが多いのですがクセがなくタレがよく絡んでおいしい。作り置きしておくと朝ごはんが楽になる味ですね~。

さて続いてハマ、

生のうちは繊維質で不安でしたが、火を通すと柔らかくなってびっくり、アオクビより少しゴワゴワしてるかな?程度。

クセも同程度ですので同じように料理ができます。これはアリでしょう!

決勝戦、煮物

ダイコンといえばやっぱり煮物!ということで味噌汁に入れて食べ比べてみました。

まずはちょっと失敗してしまったアオクビ、

ハマと一緒に煮込んでいたら先に煮溶けてしまいました。味はいつもどおりトロットロでダシをたっぷりと吸ってたまらなく美味しいです。

そして失敗させた原因のハマ、

しっかりと煮込んでも色が変わらず、止め具合がわかりませんでした。一緒に煮ていたらアオクビが先に煮溶けてしまう結果に、ごめんよアオクビ。

食べてみると、ホクホクでおいものような食感。これは…美味しいのでは!

それでいて味はダイコンに近くフシギな気持ちにさせられます。この身のしっかりっぷりはうまく活用できれば化けるなと思わせるポテンシャルを秘めています。

というわけで食べ比べ終了!

ばっとまとめてみましょう。
※勝敗は個人の主観に基づくものです。

・一回戦、漬物
ご飯の友としてはクセのないアオクビの勝ち。ハマはどちらかというとお酒の友、クセが酒に合うのです。

・二回戦、菜っ葉
引き分け、両者ともに美味しく食べられる!

・決勝、煮物
ハマの勝ち、長時間煮ても煮崩れない。ただクセのなさや柔らかさはアオクビが上回るため好みによりそう。


○まとめ

ハマダイコンは美味しい!

普段食べているダイコンと差別化もでき、とって食べる食材としてはとても優秀。美味しい事がわかりましたので、今後は積極的にとって食べていきたい思います。ハマダイコンのおでんとか凄く美味しそうですね。

■ダイコン
アブラナ科ダイコン属、原産地は地中海やヨーロッパのあたりで日本には弥生時代に伝来したそう。ハマダイコンは畑で栽培されているダイコンが野生化したものと言われるが、ものによっては伝来した当初から野生で世代を重ねてきた生粋の野良ダイコンもいらっしゃるとのこと。

 

【おまけレシピ】ハマダイコンのアヒージョ

【材料】
ハマダイコン x大1~2本 / 小4~5本
オリーブオイル xダイコンがひたるくらい
ニンニク x2,3粒
鷹の爪(輪切り) xひとつまみ
※その他、貝やエビなどを入れても美味しくいただけます。

1.
ハマダイコンは皮を剥き、根をカットしておきます。大きいものは一口サイズにきりわけ、小さいものはそのままでも構いません。

2.
子鍋にオリーブオイルをあけ、鷹の爪、ニンニク、を入れ弱火で熱します。

3.
香りがでてきたら、ハマダイコンを入れ火を通します。竹串がすっと通るほどのやわらかさになったら完成。

野肉会より、某野食プロ作成のハマダイコンのアヒージョ

 

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