イシモチが俗称でシログチが和名な魚、グチは旨い。
関東でイシモチと呼ばれる魚。
調べると他県ではシログチと呼ばれるそうで、そっちが正式和名らしいです。
魚の俗称は大変面白いのですが、しかし何を基準に正式な和名を選んでいるんでしょうね~?
イシモチも良い名前なのに~~~!と、今回はそんなイシモチの話。
なんか海魚っぽくない魚が釣れた日
とある初夏。
海で友人らと夜釣りをやっていたときのこと、
エサはゴカイ、仕掛けはいわゆるブッコミ仕掛け。
ターゲットは例の旨いヌタウナギ。
渋い日で、のんびり釣りをして時間帯としては23時ごろ。
「そろそろ時合かな~?」
などと会話していると、魚の反応がびびびび!
おっ!ヌタウナギか?
でも反応が違うような、穴子かな?
と…釣り上げてみると、
んん?想定外の魚がかかりましたよ。
「なんだこれー?」
…と言ってると詳しい友人が教えて下さいました。
イシモチという魚らしい。
銀色のボディに背中が出っ張った体型、それと口がやや下向きについているのが印象的。淡水魚のコイとかフナみたいな雰囲気です。
そして旨い魚とのこと。
やったぜ!
ということで現地でシメて放血、持ち帰って食べてみることにしましょう
名前はイシモチ?シログチ?
余談。
それから何度かイシモチを釣る機会があり、写真をTwitterに乗せていると
「グチですね!」
とコメントをいただき
グチ?イシモチではなくて?
と調べてみると、
なんでも正しい和名はシログチとのこと。
イシモチというのは関東圏内における俗称らしい。
同じ魚でも地域によって色々名前が変わる不思議。まー昔は町と町の間に交流がなく、それぞれ独自に文化が発達していたんでしょうね、きっと。
このあと調べたら近所の魚でも売っていました。ちなみに名前は"イシモチ"でしたよ!
売っているとはいえ鮮度で大きく風味が左右される系フィッシュであり、特別美味しい思いをできるのは釣り人の特権なんだそうな!やったぜ。
イシモチことシログチを料理する
せっかく鮮度のいいイシモチがGETできたわけですし、半身は刺し身をやってみるとして。
残りはどうしようかな?
せっかくだしシンプルに焼いてみるか~ということで、ムニエルにでもしてみましょう。
小麦粉をふって~
塩・コショウをふって~
オリーブオイルでじっくり焼いたら完成!
イシモチの味は?
さてイシモチメニュー二品が完成!
さっそく味見してみましょう~
まずはお刺身から~
はむ。
おぉ…美味しい。ぶりぶりと弾力がありますね!
風味は白身魚らしくさっぱり系、
でも旨味がしっかりある感じ。ワサビにも負けてません。
続いてムニエルもいってみましょう。
むぐむぐ。
んん~ふかふか食感~!
しっかり目に加熱したにも関わらず、ふんわりと柔らかい身質。
それに風味もしっかりしていますよ。タイとかに近いか?骨を除きやすいのもいいですね!
私はそれほど焼き魚を好まないのですが、これは好きなタイプ!
ごちそうさまです!
まとめ
シログチことイシモチは聞いていたとおり美味な魚でした。
特に刺し身が旨かったので近所の魚屋で探してリピートしたいところ。しかし鮮度が味に影響しやすいらしく、もしかしたら物足りないかもしれません。そうしたらまた釣りにいくっきゃあないですね!
シログチ・イシモチ(白口・石持)
【採取場所】沿岸部、湾内の砂泥地に多い
【採取時期】通年
スズキ目ニベ科。淡水魚のようなやや下向きの口とやや高い体高が特徴。砂地でイソメ類などを食べる。名前の由来は、釣り上げたときにグウグウ鳴くからグチ。耳石と呼ばれる感覚器官が大きいためイシモチ。好きな方で呼ぼう。
参考にさせていただいた資料:Wikipedia、釣魚図鑑
宣伝コーナー
【おまけ料理レシピ】シログチのムニエル
【材料】
シログチ x1匹
・その他
小麦粉
コショウ
塩
食用油(オリーブオイルがおすすめ!)
【作り方】
1.
シログチは鱗を落として、内臓をだしておく。
2.
両面にコショウと軽く塩をふってしばらく置く。
水気がでたらキッチンペーパーでふきとっておく。
3.
2にかる~く小麦粉をふる。
フライパンに食用油をたらし弱火で軽く温める。
弱火から中火で焦がさないようじっくり焼く。軽く焦げ目がついたらひっくり返す。
4.
両面焼いたら完成。
そのままでも美味しいが、醤油やポン酢をかけても美味しい。
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