ウツボは怖いが皮は89%ウナギの蒲焼!

2024年3月14日★釣り,ウツボ,季節【年中】


といえば思いがけない出会い、

旅先での思いがけない出会いにはテンションがあがるもの。

旅行先の釣りで釣れたのは超デカウツボ。

旅先でこんな扱いづらい魚どーしろと!?

でも仲間いっぱいだし食べちゃうもんね!

というわけで、今回は旅先でめっちゃ美味しいウツボ料理をやったときの話ですよ。

ウツボが釣れた日

真鶴で釣りをしたい!

真鶴に旅行に行ってきました。

メインは友人らと別荘旅館に宿泊しダラダラゲームする予定だったのですが、

真鶴半島は磯と港がたくさんで、ほどよい釣り場が多い場所。

ついでに釣りしてえーーー!!

そんなわけで、初日ちょっと早めに現地へ着いてへGO。

エサはそこらのスーパーで買ったイカやらサバ。

これを思いっきり遠くにブン投げて釣りをしていると、

おっと、

さっそく来ましたいい引きこれはデカいやつ!

思いっきり巻いていくと、

き、きたー!

ウツボだー!!

ウツボは怖いけど可愛いいのだ

かかったのはとびきりデカいマウツボ。

1mはゆうに超えるのではないでしょうか。

これは嬉しい獲物!

顔を見るとヤバそうなキバ。

噛まれたらただごとですまないやつ!

しかしこの顔!

おめめがくりくりで可愛い。

怖い可愛いを兼ね備えたウツボは最強なのではなかろうか?

めちゃめちゃ怖いので、

まずは友人と協力プレイで石で頭を叩いて失神させるところから。

続いて、エラからハサミを入れて血抜きをします。

30分ほどタイドプールにつけておき、血がでなくなるまでやっておきます。

いやしかしデカいな!

私の足くらいはある太さ!

ちなみにその他にアカハタなんかもとれて、とても良い釣行でした!!

有難うございました~~~。

って終わっちゃだめですね、旅行はこれからなのに!

帰がけに波で靴びしょびしょの洗礼をうけましたとさ

ウツボを調理する

ヌメリとりに米の研ぎ汁が使えるという発見

釣ったウツボをもって宿泊予定の別荘旅館にやってきました。

魚は鮮度が命!

「ウツボを釣ってきたのでキッチン借ります~~!」

チェックインと同時にウツボやりはじめてもなんら怒らない理解のある友人らに感謝しつつやっていきましょう。

ウツボの口の中から魚が出てきました!アカハタの小さいやつかな?

ウツボは内蔵を抜いたら、皮のヌメリを丁寧にとるのが美味しく食べるコツ。

ヌメリを取るにはやはりお酢でしょう。

お酢(Amazonより)

って、ああっ。

この別荘旅館、

お酢、ないじゃん!!

塩を多めに使ったり、包丁でこそぎとったり、割り箸でこすったりして、必死に処理をするものの厳しい状況。

そんな時、隣で友人が夕食用のお米を研ぎ始めました。

ふと、

「ウツボにお米のとぎ汁かけてみて!!」

と提案、

私の意味不明の提案にもビビらず快く汁をかけてくれる友人。

ありがてえ!

ざばーん!

米の研ぎ汁が効果てきめん!

なんということでしょう、ツルツルスッキリになりました。

これからの時代、ウツボには米ですよ奥さん!
経済的なので今後も使っていくとしましょう。

ウツボを解体する

綺麗になったところで、腹開き。

きれいな白身、血抜きもちゃんとしたおかげか、すごく美味しそう。

どんどん解体!

こちらはハラミ、骨がなく刺し身で食べられます。

腹から尻尾までにかけての切り身、これは焼いて食べるかな。

こちらは皮、ゼラチン質たっぷりで美味しいのです。

残った骨は翌朝の味噌汁のダシ、これで処理完了です!

けっこうな量のウツボ肉がとれて、このあと旅行中はずっと料理をすることになってしまいました。

ウツボ料理し美味しくいただく

ハラミの和風カルパッチョ

まずはハラミから、

カルパッチョにしようと思ったのですが、

この別荘旅館、オリーブオイルないじゃん!!

という事に気づき急遽メニューを変更、

大根おろしソースとコショウで和風カルパッチョにしてみました。

さっぱりとした風味にコリコリとした食感。

メンバーにふるまったところ高評価でした!

タコの刺し身に似ているとの感想も!

切り身の照り焼き

切り身は二日目に照り焼き、

生姜・水・料理酒でグツグツと煮詰めて、

火が通ったところで醤油・砂糖で味付け。

サクッと完成、ウツボの照り焼き。

これが柔らかくジューシー。
さっぱりとした風味に和風の味付けがマッチしておりたいへんよい!

骨が入っていて食べずらい。しかしそれを差し引いてもかなりいけます!

ウツボの皮焼きは89%ウナギの蒲焼き!

三日目はオオトリ、を食べます。

ちょうどバーベキューをやっていたので炭火で焼いてみました。

まずは臭みをとるため生姜で軽く茹でまして、

それを炭火でじっくり焼きます。

表面が乾いたらまた茹で汁をつけて…

じっくり焦げ目をつけて、

グツグツと皮目が沸き立ってきたらいい頃合い!

茹で汁に戻して、

醤油砂糖で最後の味付け、

完成、

ウツボ皮の炭火焼き。

パーセンテージでいうと89%くらいウナギ

コレがもうほとんどウナギの蒲焼きの味なんですよ~

ご飯に乗せて、山椒をふって食べればそりゃもう至高の…

あああっ!

この別荘旅館、山椒ないじゃん!!

ごちそうさまでした。

まとめ

マウツボはデカくて危険なものの非常に美味しい獲物。

慣れていなくてハラミのあたりにしか刺し身にできないのですが、全身食べられるようなりたいものです。もっと釣って食べて練習したいですね。ひとまず次はちゃんとお酢とオリーブオイルと山椒を用意します!

マウツボ(真鱓)

【採取場所】関東以南の浅い海。磯、港、岩場に多い
【採取時期】通年、旬は11月~3月
ウナギ目ウツボ科ウツボ属。浅い海に生息するウナギの仲間。全長1メートル前後。肉食で魚・カニ・タコなどを捕食する。巣穴で獲物を待ち構えるハンティングスタイルだが水族館などでは泳ぎ回っている姿も見られる。夜行性で夜に釣れやすい。

参考にさせていただいた資料:Wikipedia、ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑

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【おまけ料理レシピ】ウツボの和風カルパッチョ

【材料】
ウツボのハラミ x1匹ぶん
しょうゆ x適量
大根おろし x適量
お酢orレモン汁 x適量
コショウ x適量

【作り方】
1.
ウツボのヌメリをとり、おろし、皮をひく。
包丁でハラミをそぎとり、慣れない場合は骨の有無を指で確かめながら包丁で削り取る。

2.
ウツボのハラミを一口サイズの薄切りにし、コショウをふっておく。
好みでオリーブオイルをあえてもよい。

3.
大根をおろし、水気をきる。
大根おろしの同量の醤油を加え、お酢かレモン汁を少々。
※醤油の代わりにダシ醤油や麺つゆを使っても美味しい

4.
2を並べたうえに、3をかけて完成。
冷蔵庫でよく冷やして食べると美味。